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新製品の発売時にはちょっと遅れて(遅らせている?)登場することが定番のASUSグラボですが、ASUSのRX5600XTシリーズの中では最初に登場したTUF Gaming X3 EVOの海外サイトレビューがありましたので紹介します。
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Although, that would endanger the sales of the RX 5700. But at this point the RX 5700 (non-XT) is no longer a good option anymore, thanks to the cheaper RX 5600 XT.
高評価
海外でRX5600XTを買う場合、RX5700より安く買えるので「(1080p向けとしての)RX5700は安価なRX 5600 XTのおかげで既に良い選択肢ではない。1080p向けのグラボとして悪くない選択肢」と結論づけています。
また、リリースに際してRTX2060の価格を下げざるを得なかったRX5600XTの競争力は評価に値する、NVIDIAに対して存在感を示した、としています。
TUF Gaming X3 EVO自体は?
グラボとしてのTUF Gaming X3 EVOは、やはり販売価格の高さがネック。
筆者個人としては、上位RX5700XT, RX5700のTUFシリーズに採用されていたファンの仕様を変更している点が好感触です。
ちなみに、そのTUF RX5700XTとTUF RX5700にも同じくファンを仕様変更したEVOバージョンが存在します。AUSU公式サイトに製品ページがありますが、日本国内ではまだ販売はないようです(多分)。
TUF 3-RX5700XT-O8G-EVO-GAMING | Graphics Cards | ASUS Global
注意点
ThePCEnthusiastでは、BIOSアップデートに際して以下のような注意点をあげています。
On top of that, it turns out that not all RX 5600 XT can be flashed with higher clock speed and memory speeds. The GDDR6 memory on these RX 5600 XT were not rated to run at 14Gbps, but could easily do 12Gbps. Like in our unit, the TUF Gaming X3 Radeon RX 5600 XT EVO, after flashing its BIOS only the clock speed increased. The memory speed remained 12Gbps. According to Asus, only the ASUS ROG STRIX TOP model will have a memory speed of 14Gbps; the rest will have 12Gbps.
ASUS Radeon RX 5600 XT TUF Gaming X3 EVO OC 6GB Review - ThePCEnthusiast
レビューをするにあたってグラボのBIOSを彼ら自身でおこなったそうですが、レビューした個体ではメモリースピードが14Gbpsにはならず12Gbpsのままだったそうです。
おそらく個体そのものの問題かと思いますが、このグラボ問わず、RX5600XTを購入する際にはチェックが必要でしょう。海外から個人輸入等で購入する場合は、特に。
公式サイト
ファイナルファンタジーXVベンチマーク
同サイトではファイナルファンタジーXVのベンチマークが掲載されています。1080pでクオリティはHighです。
スクウェア・エニックスのファイナルファンタジーXVやファイナルファンタジーXIVのベンチは圧倒的にAMD Radeon不利な数値がでることで有名です。1~2ランク下に位置するNVIDIA GPUの後塵を拝してしまうこともままあります。
TUF Gaming X3 EVOの結果は、AMDが対抗GPUとして挙げていたGTX1660TiはおろかGTX1660 Superにも負けていますので、これはこれで順当な結果なのでしょう。
スコアの値については、以下のFFXVベンチマークダウロードページから引用します。
計測スコアとプレイの目安について
ベンチマークが終了するとスコアが確定します。スコアとは、お手持ちのPCで製品版を動作させた場合の性能の指標となる数値です。スコアの数値について下記に解説しますので参考にしてください。
※この指標はあくまでも参考値であり、必ずしも製品版の動作を保証するものではありません。
12000~ 非常に快適 非常に快適に動作します。
高フレームでの動作が可能で、よりリッチな表現のグラフィックス設定を行うことも可能です。
9000~11999 とても快適 とても快適な動作が見込めます。
高フレームでの動作が可能で、より高品質のグラフィックス設定を行うことも可能です。
6000~8999 快適 快適な動作が見込めます。
グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。
4500~5999 やや快適 標準的な動作が見込めます。
余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。
3000~4499 普通 標準的な動作が見込めます。 2500~2999 やや重い ゲームプレイは可能ですが、部分的に動作が重くなります。
グラフィック設定の調整をお勧めいたします。
2000~2499 重い ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。
グラフィック設定や解像度の調整で改善される可能性があります。
0~1999 動作困難 動作に必要な性能を満たしていません。
TUF Gaming X3 EVOは「やや快適」というレンジです。NVIDIA GPU最優先のベンチ(ゲーム本体も)とはいえ、なんだなーとは思います…。
国産PCゲームでは稀有な、かなりの高負荷をかけられるベンチマークなので一度やってみはいかがでしょうか。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Benchmark | SQUARE ENIX
RX5700XT, 1440pでの結果
© 2016-2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. MAIN CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
LOGO ILLUSTRATION: © 2016 YOSHITAKA AMANO
ちなみに筆者自身、RX5700XTを使っていますのでベンチを回してみました。
ただしモニタが1440pであり上記ベンチとPC環境が違いすぎるので比較のための参考にはなりませんが、標準品質であれば1080p高品質のRTX2060FEと同じくらいの結果をだしました。
筆者環境はさらに後述しています。
高品質, フルスクリーン:2,861(やや重い)
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標準品質, フルスクリーン:7,939(快適)
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軽量品質, フルスクリーン:11,036(とても快適)
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PC環境は以下の通りです。
- CPU:Ryzen 7 2700
- メモリー:W4U3200CM-16G(計32GB)
- M/B:ASUS ROG STRIX B450-I GAMING
- GPU:SAPPHIRE RADEON RX 5700 XT 8G GDDR6(リファレンス)
- ドライバ:20.1.3
- ストレージ:Corsair M.2 SSD 960GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】
- モニタ:KG271UAbmiipx 27インチ/WQHD/1ms/144Hz/TN/非光沢
Radeon Software 20.2.2でのFFXVベンチ
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