帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報

AMD好きによる自作PCパーツ, 自作PC向けのテック系記事サイト。主に海外サイトのリーク情報やベンチ記事を翻訳、解説します。CPUやマザボ, グラボの最新情報が強いはず。AMD情報多めです

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

RenoirコアRyzen 7 4800Hのベンチ結果がCore i7-9700Kより高い件 /notebookcheck【AMD】

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

f:id:tatatatatax:20200209114235p:plain

Image via MSI

ノートPC向けCPUのRyzen 7 4800H(Renoir)ベンチマーク結果がCore i7-9700Kより高い、とする記事の紹介です。

Ryzen 7 4800Hは45W、8コア16スレッド、ベースクロック2.9 GHz, 最大4.2 GHzというスペックです。対するCore i7-9700Kは95W、8コア8スレッド、ベースクロック3.60 GHz, 最大4.90 GHzの「デスクトップ用CPU」です。

ベンチマークソフトは3DMarkのTime Spyです。Ryzen 7 4800Hは8,350ポイントで、Core i7-9700Kは8,209ポイントということです。

The Ryzen 4000 series chip from the new Renoir family of APUs amassed a total of 8,350 points in the test, putting it ahead of potential competitors such as Intel’s Core i7-9700K, which managed 8,209 points in the same benchmark.

www.notebookcheck.net

AMDデスクトップ用CPUの場合

Ryzen 7 4800Hの8,350ポイントは、Ryzen 7 2700X(8,609ポイント)に近いスコアですが、Ryzen 7 2700XはTDP 105 Wのデスクトップ用CPUです。

Zen2アーキテクチャRyzen 7 3700Xは10,183ポイントとなっており、Zen2の素性の良さがよくわかるスコアです。ただし、Ryzen 7 3700XはTDP 65Wのデスクトップ用CPUです。それに対してRyzen 7 4800Hは、冷却ソリューションが制限され、物理的スペースが少ないノートPC用の設計であることを考えると、ものすごい数値ではないでしょうか?

数値の出どころは?

とあるTwitterアカウントです。信憑性は、どうでしょうか?

APISAK (@TUM_APISAK) | Twitter

f:id:tatatatatax:20200209112705p:plain

https://twitter.com/TUM_APISAK/status/1219815618964180992

Ryzen 4000H(Renoir)シリーズ

AMD Renoir Ryzen 4000H (45W)
  Core / Threads Base Freq Turbo Freq L2 / L3 IGP Freq CU TDP
Ryzen 9 4900H 8C / 16T 3300 4400 4 /8 MB 1750 8 45W
Ryzen 9 4900HS 8C / 16T 3000 4300 4 /8 MB 1750 8 35W
Ryzen 7 4800H 8C / 16T 2900 4200 4 /8 MB 1600 7 45W
Ryzen 7 4800HS 8C / 16T 2900 4200 4 /8 MB 1600 7 35W
Ryzen 5 4600H 6C / 12T 3000 4000 3 /8 MB 1500 6 45W
Ryzen 5 4600HS 6C / 12T 3000 4000 3 /8 MB 1500 6 35W

 

Ryzen 7 4800Hは8コア16スレッド2.9GHz-最大4.2GHz、L2キャッシュ4MB、L3キャッシュ8MBというスペックです。Ryzen 5 4600Hは6コア12スレッド3.0GHz-最大4.0GHz、L2キャッシュ3MB、L3キャッシュ8MBというスペックです。

Ryzen 7 4800HS

この中で特異なHS型番のRyzen 7 4800HSはTDP35Wに抑えられた8コア16スレッドのCPU(APU)です。スペックはRyzen 7 4800Hと同じながらASUSの要望によりTDPを抑えた選別品とのこと。

特定のノートPCメーカーに提供した特別なSKUとなる。Ryzen 4000Hシリーズは,通常,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)を45Wとしているが,メーカーの要望にあわせて特別なTDPの製品を提供することがある。Zephyrus G14はその一例である。

西川善司の3DGE:Ryzen 4000とRadeon RX 5600 XTの気になるところをAMDにアレコレ聞いてみた - 4Gamer.net

taxtax.hatenablog.jp

期待ですが一抹の不安が

CPU自体の素性の良さはデスクトップ版Zen2で折り紙付き。モバイルCPUでも高い処理能力が期待できますが、筆者は、ノートPC製造メーカー次第かな、と思います。

AMDのCPUを搭載するノートPCのスペックはIntelモデルとは違い、ロースペックに抑えられる傾向があります。

例:IntelモデルはSSD 512GBでAMDモデルはSSD 256GBまでしかない等

モデル差がなくなればRyzen 4000H / U(Renoir)搭載ノートPCは人気になるのではないでしょうか。

 

Ryzen 4000モバイルまとめ

関連情報

taxtax.hatenablog.jp

 

taxtax.hatenablog.jp

ベンチリーク

製品情報

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります
Copyright © 2020-2023 帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報 All rights reserved.