Image via VIDEOCARDZ
AMD B550マザーボードの画像が流出。筆者的には懐かしいマザーボードベンダーの一つ、SOYOのB550ソケットAM4マザーボードの画像です。シルク印刷を見るとSOYO B550Mという型番が見え、マザーボード自体は非常にシンプルなつくりです。
The B550 chipset has been absent for a while, meaning that mid-tier motherboard models were lacking and that space is about to be filled.
ASRock B550AM
これまでのところソケットAM4メインストリーム向けのチップセットは一世代前のB450が担っていますが、本来、X570と同じタイミングで「B550」も出てよいもの。
B550の遅れはASMedia絡みの話があるので何とも言えませんが、画像がでている分はASRockのB550Aという「謎のA型番」チップセットのB550AMのみです。
SOYOのB550
VIDEOCARDZはSOYOのB550マザーボードの画像を公開しています。
画像は、まあこんなものだろう、という感じですが、筆者の興味は「PCIe 4.0対応?非対応?」というところ。
2020年3月12日更新
B550のPCIe 4.0対応状況については以下の記事で新たな情報を記載しています。
B550のPCIe 4.0対応状況
TechPowerUpでは以下のように述べています。
「The B550A supports only one PCIe 4.0 slot, the one connected directly to CPU, while the regular, non-A version is said to deliver proper PCIe 4.0 configuration. The first picture of AMD's upcoming B550 motherboard has appeared.」
意訳すると「B550AはCPUに直接接続されているPCIe 4.0スロットを1つだけサポート。通常の非Aバージョンは "適切なPCIe 4.0構成" を提供する」という感じ。
SOYOマザーの画像を拡大してシルク印刷なども見てみましたが、特記されていません。
X570のブロックダイアグラム
X570はCPUとX570をPCI 4.0 x4で接続しています。また、第3世代Ryzenを利用することで、PCIe 4.0機器をCPU以下に接続することができます。
X470のブロックダイアグラム
X470はPCIe 3.0に留まっています。現在のメインストリーム向けB450はこのX470に連なるチップセットのため、PCIe 3.0までの対応になっています。
B550の場合
B550はX570系列のためPCIe 4.0対応になるはずですが、現状では消費電力が高くなるためPCIe 4.0はスルーされるとの予想が大半です。
事実、X570チップセットのマザーボードは全てチップセットファンがついています。B550はスモールフォームファクターにも採用が想定されるチップセットのため、消費電力が高いものは避けたいのでしょう。
TechPoweUpの記事本文を信じるのであれば以下のようになります。
- B550AはCPUからぶら下がるPCIe 4.0が1本のみ
- B550はCPUからぶら下がるPCIe 4.0とM.2 NVMe Gen4、チップセットからPCIe 4.0がぶら下がる
ということになりますが、実際はどうなるのでしょうか?
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