Cooper Lake-SP XeonとIce Lake-SP Xeonのメモリ仕様「第2世代Optane DC Persistent Memory」/xfastest【Intel】
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2020年のIntelのHPC向けCPUは2種類のXeon、14nm++のCooper Lake-SPと10nm+のIce Lake-SPが準備されています。
Cooper Lake-SPとIce Lake-SPのXeonはラインナップが少しめんどくさく、なかなか覚えられないので、xfastestと北森瓦版の記事を基にまとめてみます。
Intel Xeonファミリー
AMDが2020年末までにリリースを予定している第3世代EPYCと同じHPC向けCPUです。その第3世代EPYCに対してIntelは2つの製品で勝負するようです。
つまり、14nm++プロセスルールのCooper Lake-SPと10nm+プロセスルールのIce Lake-SPです。
Intel 10nm Ice Lake-SP & 14nm Cooper Lake-SP 2020 Xeon系列詳細訊息 -
WHITLEYプラットフォーム
2ソケットと8チャネルのDDR4メモリがサポートされるプラットフォームで、Cooper Lake-SPとIce Lake-SPが対応する、とされています。
CEDAR ISLANDプラットフォーム
4ソケットと6チャネルのDDR4メモリがサポートされるプラットフォームで、Cooper Lake-SPが対応する、とされています。
Cooper Lake-SPとIce Lake-SP
2020年のIntel Xeonシリーズは非常にややこしいことになっており、北森瓦版にわかりやすいまとめがありますので引用いたします。
まとめ
- “Cooper Lake”は6ch DDR4に対応する“Cooper Lake-6”とMCMで8ch DDR4に対応する“Cooper Lake-4”がある
- “Cooper Lake-6”が用いるプラットフォームが“Cedar Islands”、“Cooper Lake-4”と“Ice Lake-SP”が用いるプラットフォームが“Whitley”
- 最初に登場する“Cooper Lake”は“Cedar Islands”に対応し、6ch DDR4メモリコントローラを有する“Cooper Lake-6”。5~6月予定。
- “Cooper Lake-4”はrespinがかかり3ヶ月遅れ。
- “Ice Lake-SP”はSCC, HCC, XCCの3種類のダイがあるが、2020年中に登場するのは前2者のみ
- “Ice Lake-SP”は2020年末に登場するものの、2020年中の流通量はごく少量
Cooper Lake-SP
Cooper Lake-SPは14nm++プロセスルールで製造されるXeonで、6チャネルDDR4と8チャネルDDR4に対応する2種類が2020年にリリースされる予定です。
- 6チャネルDDR4版が2020年Q2に出る?
- 8チャネルDDR4版は遅れて2020年Q3?
と噂されています。
Ice Lake-SP
Ice Lake-SPは10nm+プロセスルールで製造されるXeonで、8チャネルDDR4に対応する1種類のみ。リリースはCooper Lake-SPより遅れて2020年末に。
第2世代Optane DC Persistent Memory
この世代のXeonはCPU云々というより、どちらかというとメモリ仕様に特徴を見出せます。
上記の通り6チャネルもしくは8チャネルの帯域を確保し、15%程の帯域幅が改善される「第2世代Optane DC Persistent Memory」対応。
DRAMとフラッシュメモリの隙間を埋めるOptane DC Persistent Memory
Optane DC Persistent Memoryは、Intelが「3D XPoint(スリーディークロスポイント)」の開発のコードネームで開発してきた高速なフラッシュメモリを、DRAMインターフェイスであるDDR4のデータ信号で利用できるようにしたメモリモジュールとなる。
WHITLEYのメモリ仕様
WHITLEYプラットフォームは8チャネルの最大3200MT / sでスロットあたり4TBの容量をサポート。
CEDAR ISLANDのメモリ仕様
CEDAR ISLANDプラットフォームは6チャネルの最大2933 MT / sでスロットあたり3TBの容量をサポート。