発売が近づいているIntelの第10世代Core「Comet Lake-S」をはじめ、第9世代や第8世代CoreはAMD Ryzenに比べ、シングルスレッドのベンチマークにおいては有利に出ているけれども……という記事を紹介します。
ベンチマークはPassMarkで、「Intel CPUはシングルスレッド有利」という結果に納得しつつも多少疑問符が付く、という内容です。
Intel still owns the PassMark desktop processor single-thread performance chart.
PassMarkのシングルスレッドベンチ結果
PassMark最新のシングルスレッドパフォーマンスでは、Intel CPUが1位から17位まで占める圧倒的なランキングになっており、トップはCore i9-9900KS。
Comet Lake-S世代は未だリリースされていませんので、あくまで参考としてみてみましょう。
- Core i9-9900KS@4.00 GHz
- Core i9-9900KF@3.60 GHz
- Core i9-9900K@3.60 GHz
- Core i7-8086K@4.00 GHz
- Core i7-9700KF@3.60 GHz
- Core i7-9700K@3.60 GHz
- Core i7-9700F@3.00 GHz
- Core i9-10940X@3.30 GHz
- Core i3-9350KF@4.00 GHz
- Core i5-9600K@3.70 GHz
- Core i7-7740X@4.30 GHz
- Core i7-9700@3.00 GHz
- Core i9-10900X@3.70 GHz
- Core i5-9600KF@3.70 GHz
- Core i9-9900@3.10 GHz
- Core i9-10920X@3.50 GHz
- Core i5-9600@3.10 GHz
PassMarkは「PerformanceTest V9」から「PerformanceTest V10」に切り替わっていますが、シングルスレッドに関してはIntel CPUが強い。
AMDのCPUをみると、Ryzen 9 3950Xが23位でRyzen 7 3800Xが22位。このランキング中のAMD CPUで一番良いスコアをだしているのがRyzen 9 PRO 3900です。
Intel CPU優遇？
シングルスレッドはIntel CPUが良く、マルチスレッド（またはマルチコア）ではAMD CPUが良い結果が出る傾向があり、このベンチマークも例外ではないようです。
ただし、このPassMarkシングルスレッド結果ではKaby Lake世代のCore i7-7700KをRyzen 9 3950Xよりも高く評価しているのは解せない、とnotebookcheckの記事では指摘しています。
