NVIDIAは6月末日、エントリー向けグラフィックカード「GeForce GTX 1630」を発売しました。GT 1030の後継扱いとなるGTX 1630は、およそ150ドルのメーカー希望小売価格にもかかわらずエントリーレベルの製品となっています。
Turing（TU117）アーキテクチャ
GeForce GTX 1630は、2019年発売のGTX 1650と同じ12nmのTuringアーキテクチャ「TU117」の派生型です。
型式通りGeForce GTX 16シリーズのアーキテクチャをベースにしているため、ハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングやDLSSのサポートはありません。
GTX 1630のスペック
GeForce GTX 1630を一言でいうとTU117のダウンスペック版。
- ブーストクロック：1,785MHz
- 標準搭載メモリ：4GB（12Gbps GDDR6）
- SM：8
- CUDAコア：512
- TMU：32
- ROP：32
TU117のストリーミングマルチプロセッサ数は「16」のため、規模はちょうど半分となっています。
競合GPU
AMD Radeon RX 6400（160ドル前後）やIntel Arc A380と競合するモデルと報じられています。
ZOTAC GeForce GTX 1650 LP GDDR6 グラフィックスボード ZT-T16520H-10L VD7426
