本稿はFILCO Majestouch Xacro M3A紹介記事4回目。今回も前回に引き続き「FILCOアシストについて」2回目。マクロファクトリーで作った設定をプロファイルへどう反映するのか、という点にフォーカスします。同じくFILCOアシスト対応の分割型MajestouchなM10SPの購入を検討している方も必見です。1回目 / 2回目 / 3回目
※本記事はプロモーションを含みます
FILCO Assist その2
最初に第三回目記事に記載した注意事項を改めて記します。
第一回目に自分語りをしてしまいましたが、キーボード本体よりFILCO Assistが大変だった記憶があります。なので、説明書を見なくても大丈夫!という自信がございます。
しかしながら、最終版はもとよりVer.アップしている部分は未知なので、設定を思い出しながら使ってみました。
プロトタイプMS乗りとして散ってしまった私が解説するより説明書見たほうが早いのかもしれませんが、少し砕けた表現で皆様の心理的ハードルを下げてみようかと思います。
今回の主旨はそのプロファイルとキーボード本体のレイヤー(メモリー)の関係について。第三回目記事にてマクロを作った後からのざっくり簡単解説です。
FILCO Assist プロファイル
まずは "ファクトリー" で作った設定のくっそ雑な脳内イメージ図から。いっぱい作った後、どうプロファイルに、そしてキーボード本体に反映していくか?の簡単解説。
FILCO Assistを使う上で一番重要でありながら混乱してしまう点が「プロファイル」の扱い。例えるならば雑イメージ画像のような、マクロファクトリーで作ったたくさんのキーバインドやマクロより上位の存在です。Majestouch Xacro M3A本体に反映させるのは「プロファイル」という箱です。
キーバインドやマクロ設定を入れたプロファイルという箱をつくるのが①の矢印の部分です。
FILCO Assist マクロ倉庫
「マクロ倉庫」とは?というのが②の部分で、「プロファイルごとに反映したいキーバインドやマクロを格納する場所」です。
プロファイル1は〇と●で、2は□と■、3は●と□と◆といった感じでドラック&ドロップ。どこのキーに反映するのか?というのは、マクロ倉庫からキーボード配列を模したGUIへドラック&ドロップすることで設定が可能です。
FILCO Majestouch Xacro M3A 本体メモリ(レイヤー)へ反映
そうしてできたプロファイルという箱をキーボード本体のメモリ x4(4レイヤー分)の何れかへドラック&ドロップすると、OS上でカーソルがくるくる回り、終わるとメモリ上に反映完了という流れです。
FILCO Assist全体の設定等は右下の保存ボタン押下にて確実に保存してください。
キーボード本体メモリx4(レイヤーx4)部分の上下スイッチみたいな部分は、下げるとその部分のメモリをロックします。
マクロ倉庫に移動したキーバインドやマクロ設定は後から内容を変更できますが、その場合、必ず違う名前にしなければいけません(アラートがでます)。
Majestouch Xacro M3A本体のメモリに保存することで、FILCO Assist設定とMajestouch Xacro M3A本体の設定が同期しますので、ここまでくるとおおまかな使い方ができた、となります。
FILCO Assist その1と2のまとめ
本体DIPスイッチで修飾キーの位置、FILCO Assistで修飾キー以外のキーバインドの設定が変更できるというキーボードです。 さらにハードウェアマクロ設定により計3種類の設定を組み合わせることができ、その設定をFILCO Assistのメイン画面で確認することができます。
ハードウェアマクロはFILCO公式YouTubeの動画をどうぞ。
これら機能を全て使い、細かい設定をするならば……「どういった使い方をするのか?したいのか?」という運用方針を予め立てた上でしたほうが良いと個人的には思います。
反対に、実は設定なにもしなくても(一応のウリであるM1~M3キーも使わなくとも)普通に使えてしまうのがこのMajestouch Xacro M3Aの良さでもあります。
※本記事執筆時のファームウェアVer.は「0058」です。FILCO AssistのVer.は「2.0.97」です
- Silent Red(FKBX70MPS/NB)
- Speed Silver(FKBX70MSS/NB)
- Red(FKBX70MRL/NB)
- Brown(FKBX70M/NB)
- Blue(FKBX70MC/NB)