
世界的にも人気を集めるハンドヘルドPCシーンにZOTACがManjaro Linux搭載モデルで参入というニュースです。CPU/APUには12個のZen 5cコアを搭載するAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用しているとのことです。
Manjaro Linux搭載ハンドヘルドPC


昨今人気のハンドヘルド市場への参入は遅れていましたが、ZOTACは「ZONE Pro」を発表しました。ZOTAC ZONE ProはOSに「Manjaro Linux」を搭載したモデルになりそうです。ZONE Proは以前「Zone 2」という名前で噂されていましたが、最近になってZOTACが「ZONE Pro」が正式な名前だと訂正しています。
2025年の前半に公開された試作品はデザインが同じでしたが、中に入っているOSは違っていました。実際に発売されるモデルではManjaro Linux搭載モデルが基本になるようですが、Windowsを搭載したモデルも選べるようになる可能性が高そうです。
ZOTAC ZONE Proスペック
ZOTAC ZONE ProはAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載。Ryzen AI 9 HX 370は12個のZen 5cコアを備え、ハンドヘルドPCに多く採用されるRyzen Z2 Extremeを上回る仕様です。Ryzen HX 370及びRyzen Z2 ExtremeともにNPU搭載、iGPUとして16個のRDNA 3.5演算ユニットを搭載するRadeon 890Mを内蔵している点は共通しています。PC Games Hardware誌によると、ZOTAC ZONE ProはRyzen 7 8840U搭載モデル比で15~20%の性能向上を実現するとしています。
メモリはLPDDR5X-7500の32GBが搭載されるようですが、16GBや24GBといった下位オプションは記載されていません。ストレージはデフォルトで1TB。USB4ポートが2つ。バッテリー容量は48.5Whで、ZOTACの前世代モデルから変更なく、競合する他社ハンドヘルドPCと比較して少容量です。
ZOTACはWindowsと比較してより効率の高いManjaro LinuxをZONE Proに採用した、とVideocarz.comの記事では述べられています。さらにはManjaro Linux開発チームから直接サポートを受け、Steam OSやBazziteの代替案としても最適な位置付けがされるだろう、としています。
しかしコンサバな選択肢をしがちな一般ユーザーは敬遠するかもしれないとも懸念されますが、筆者個人はそこまで影響がなく受け入れられるかもしれないとも思ったりします。こういったPCは所謂(ライトな)ゲーム機として購入されるはずなので、Steamのだいたいのゲームが動けば問題ないという判断がされるでしょう。
2025〜2026年はハンドヘルドPC市場活況
ZOTAC ZONE Proは2025年10月発売予定で価格は未確定です。Videocarz.comの記事では「小売価格はASUS ROG Xbox Allyの価格発表次第かも。32GBメモリとAMOLEDオプションで差をつけ注目を集めようとしている可能性がある」と記載しています。
Lenovo Legion Go 2も間もなく登場予定であり、ASUSやZOTAC ZONE Proはいずれも第4四半期発売を目指しています(MSIは?)。
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