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AMD Ryzen 5 5600Gレビュー再考(2021年Techspot記事)

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今回の記事は、Techspotによる少し古いレビュー記事「AMD Ryzen 5 5600Gレビュー」の翻訳とまとめとなります。ちょうど話題のIntel 第11世代Coreも比較対象としてピックアップされているので注目です。

www.techspot.com

AMD Ryzen 5 5600G

参照したTechspotのレビュー記事は、Socket AM4時代後期ローンチとなった大規模iGPU搭載CPU「Ryzen 5 5600G」がリリースされたころ、2021年時点の性能チェックです。対Intel CPUとしてピックアップされているのが、第10世代〜第11世代のCore i7やi5ですので、本稿執筆時においてニッチな情報をご提供できるかと思っております。

AMD CPU

Ryzen 5 5600Gの比較対象として。AMD同ファミリーからは以下CPUをピックアップ。

  • Ryzen 7 5800X(Zen3:Vermeer)
  • Ryzen 7 3700X(Zen2:Matisse)
  • Ryzen 5 5600X(Zen3:Vermeer)
  • Ryzen 5 3600(Zen2:Matisse)
  • Ryzen 5 2600(Zen+:Pinnacle Ridge)
  • Ryzen 7 5700G(Zen3:Cezanne)
  • Ryzen 5 3400G(Zen+:Picasso

TechSpotでは、同じZen3(Cezanne)コア採用のRyzen 7 5700Gもレビューしていますが、なかなか厳しい結果を示しています。

Ryzen 7 5700Gのレビューを読んでいない方のために簡潔に述べると、360ドルという価格を考慮すると実用的なユースケースを見出すのに苦労しました。ホームシアター用途、カジュアルゲーミング、あるいはミニPCなどの超コンパクトPCにのみ向いたモデルであると言えるでしょう。少なくともゲーム用途では、Intel Core i5-10400Fのようなミドルレンジの6C12T CPUと、NVIDIA GeForce GTX 1060 3GBのような中古グラボの方がはるかに適しています。Ryzen 7 5700Gと同価格でほぼ2倍の性能です。

AMD Ryzen 5 5600G Review | TechSpot

また、「8コアを搭載した本格的なゲーミングシステムとして宣伝できる上、Radeonグラフィックスのロゴを貼るという贅沢も許されるのがRyzen 7 5700Gの特徴だ」というかなり厳しいコメントもあります。というわけで、より低コストなZen3の大規模iGPU搭載である「Cezanne」のRyzen 5 5600Gはどうだろうか?というのが本記事の目線となります。
  Ryzen 9 5900X Ryzen 7 5800X Ryzen 5 5600X Ryzen 7 5700G Ryzen 5 5600G
Release November 5, 2020 April 13, 2021
MSRP $ $550 $450 $300 $360 $260
Cores / Threads 12 / 24 8 / 16 6 / 12 8 / 16 6 / 12
iGPU N/A 512:32:8 (8 CU) 448:28:8 (7 CU)
Base Frequency 3.7 GHz 3.8 GHz 3.7 GHz 3.8 GHz 3.9 GHz
Turbo Frequency 4.8 GHz 4.7 GHz 4.6 GHz 4.6 GHz 4.4 GHz
L3 Cache 32 MB per CCD (64MB Total) 32 MB 32 MB 16 MB 16 MB
TDP 105 watts 65 watts

Intel CPU

Intelからは以下のCPUをピックアップ。モデルネーム末尾の「K」はアンロック仕様、「F」はiGPUナシのモデルです。

インテル CPU の K、KS、F、KF シリーズの違い | CORSAIR

まとめ

TechSpotによるAMD Ryzen 5 5600Gのレビュー要約

2021年時点でのTechSpot記事では、Ryzen 5 5600Gを(特にグラフィックボードの価格が高騰している市場において)非常に価値のあるCPU/APUであると評価しています。

総合評価

Ryzen 5 5600Gは、強力な「Zen 3」アーキテクチャに基づく6C12Tのコアと、高性能iGPU「Radeon Vega 7」を組み合わせたCPU/APUです。グラボなしでも軽量なPCゲームが楽しめるため、予算を抑えたい自作PCユーザーや、ひとまずPCを組んで後からdGPUを増設したいユーザーにとって最適な選択肢と結論付けられています。総じて、Ryzen 5 5600GはCPU性能と内蔵GPU性能のバランスが絶妙であり、特に市場環境を考慮した際のコストパフォーマンスが際立つ、非常に優れた製品であると評価されています。

Cinebenchのマルチコアスコアでは、同世代ながら別コアのRyzen 5 5600Xと同等の数値を叩き出し、シングルコアスコアでは、Zen2(Matisse)コアから順調に進化されている様子が見て取れます。

Cinebench R20マルチコア

Image via TechSpot

Cinebench R20シングルコア

Image via TechSpot
内蔵GPUのゲーム性能

レビューの最大の焦点は内蔵GPUの性能です。TechSpotのベンチマークテストでは、多くの人気eスポーツタイトル(『レインボーシックス シージ』、『CS:GO』など)や比較的軽量なゲームを、1080p解像度・低〜中設定で平均60fpsに近いフレームレートでプレイ可能であることが示されました。これは、別途数万円のグラフィックボードを追加しなくても、快適なゲーム体験が得られることを意味します。ただし、『サイバーパンク2077』のようなAAA級の最新・高負荷ゲームをプレイするには性能が不足しており、その場合は別途高性能なグラボが必須となります。

CPUとしての性能

CPU性能に関しては、同じZen 3アーキテクチャの兄弟モデルであるRyzen 5 5600Xと比較されています。Ryzen 5 5600GはL3キャッシュが半減(16MB)しているため、純粋なCPU処理能力では5600Xに一歩譲ります。特に、CPU性能が重要となるアプリケーションや、高性能グラフィックボードと組み合わせた際のゲーミング性能では、Ryzen 5 5600Xに軍配が上がります。

下記グラフは10ゲーム平均値とBlenderベンチ時の消費電力です。対Intel Core i5系で近しい数字のモデルをみると、Core i5-10400FはRyzen 5 5600Gより消費電力が低く平均値はほぼ同じ。Core i5-10600KはRyzen 5 5600Gより平均値は高いですが、消費電力が高い、という感じです。

Image via TechSpot

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Ryzen 5 5600Gは日常的な作業、コンテンツ制作、マルチタスキングにおいては非常に優れた性能を発揮し、多くのユーザーにとって十分すぎるほどのパフォーマンスを提供します。

結論と推奨ユーザー

TechSpotはRyzen 5 5600Gを以下のようなユーザーに強く推奨しています。

  • 予算重視のゲーマー: グラフィックボードなしでPCを組み、まずは軽量なゲームを楽しみたい人。
  • 将来のアップグレードを考えるユーザー: まずはAPUでPCを完成させ、後で高性能なグラフィックボードを追加したい人。
  • 小型PC(SFF)ビルダー: 省スペース・省電力な構成で、ある程度のゲームもこなせるPCを組みたい人。
 

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