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ミドルローレンジグラボ性能比較:AMD vs NVIDIA

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Image via Techspot

TechSpotでは、「リリース時のメーカー希望小売価格約$300のグラボ」という条件で直近のAMDNVIDIAそれぞれのグラボ性能をチェックしています。約$300というと、日本国内市場では約4万円台後半〜5万円台あたりのミドルローレンジグラボです。一般的には最大のボリュームレンジであり、ライバルとの性能差が一番気になるレンジの製品群ともいえます。

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概要

このレビューでは、約300ドル価格帯(MSRP)における「主流(メインストリーム)GPU」の世代比較を行っています。具体的には、過去数世代の AMDRadeon” と NVIDIAGeForce” の300ドル級モデルを4タイトル+7ゲーム平均で比較。テスト解像度は主に 1080p/1440p。設定やゲームによって VRAM 制限や PCIeレーン数などの違いも考察されています。 

一番買いやすく注目されやすいボリュームゾーンのグラボが搭載するGPUの比較ということで興味深いベンチレビューとなっています。

ピックアップGPU

AMD

AMDからはRadeon復権(?)となったNAVIアーキテクチャ以降のミドルローレンジ。

  Radeon 9060 XT 8GB Radeon 7600 Radeon 6600 Radeon 5600 XT
Price MSRP $299 $329 $329 $279
Release Date Jun 2025 Jan 2024 Oct 2021 Jan 2020
Process TSMC N4P TSMC N6 TSMC 7nm TSMC 7nm
Die Size (mm2) 199 mm² 204 mm² 237 mm² 251 mm²
Core Config 2048:128:64 2048:128:64 1792:112:64 2304:144:64
L2 Cache (MB) 4 MB 2 MB 2 MB 3 MB
GPU Boost Clock 3130 MHz 2655 MHz 2491 MHz 1560 MHz
Memory Capacity 8GB 8GB 8GB 6GB
Memory Speed 20 Gbps 18 Gbps 14 Gbps 14 Gbps
Memory Type GDDR6 GDDR6 GDDR6 GDDR6
Bus Type
/ Bandwidth
128-bit,
320 GB/s
128-bit,
288 GB/s
128-bit,
224 GB/s
192-bit,
288 GB/s
PCIe Bus Interface PCIe 5.0 x16 PCIe 4.0 x8 PCIe 4.0 x8 PCIe 4.0 x16
Total Board Power 150 W 165 W 132 W 150 W
NVIDIA

NVIDIAからはRTXの初代からピックアップされています。

  GeForce
RTX 5060
GeForce
RTX 4060
GeForce
RTX 3060 12GB
GeForce
RTX 2060
Price MSRP $300 $300 $329 $349
Release Date May 2025 Jun 2023 Feb 2021 Jan 2019
Process TSMC 4N TSMC 4N Samsung 8nm TSMC 12nm
Die Size (mm2) 181 mm² 158.7 mm² 276 mm² 445 mm²
Core Config 3840:120:48 3072:96:48 3584:112:28 1920:240:30
L2 Cache (MB) 32 MB 24 MB 3 MB 3 MB
GPU Boost Clock 2497 MHz 2460 MHz 1777 MHz 1680 MHz
Memory Capacity 8GB 8GB 12GB 6GB
Memory Speed 28 Gbps 17 Gbps 15 Gbps 14 Gbps
Memory Type GDDR7 GDDR6 GDDR6 GDDR6
Bus Type
/ Bandwidth
128-bit,
448 GB/s
128-bit,
272 GB/s
192-bit,
360 GB/s
192-bit,
336 GB/s
PCIe Bus Interface PCIe 5.0 x8 PCIe 4.0 x8 PCIe 4.0 x16 PCIe 3.0 x16
Total Board Power 145 W 115 W 170 W 160 W

テストセットアップ

テスト環境は、AMD Ryzen 7 9800X3DとDDR5-6000 CL30メモリを組み合わせてボトルネックを防いでいます。マザーボードはX870EチップセットMSI MPG X870E Carbon Wi-Fiを利用。過去5年間に渡ってボリュームゾーンを支えるGPUをチェックします。

     
CPU AMD Ryzen 7 9800X3D  
Motherboard MSI MPG X870E Carbon WiFi (BIOS 7E49v1A23 - ReBAR enabled)
Memory G.Skill Trident Z5 RGB DDR5-6000 [CL30-38-38-96]
Graphics Cards Radeon RX 5600 XT 6GB GeForce RTX 2060 6GB
  Radeon RX 6600 8GB GeForce RTX 3060 12GB
  Radeon RX 7600 8GB GeForce RTX 4060 8GB
  Radeon RX 9060 XT 8GB GeForce RTX 5060 8GB
ATX Case MSI MEG Maestro 700L PZ  
Power Supply Kolink Regulator Gold ATX 3.0 1200W  
Storage TeamGroup T-Force Cardea Z44Q 4TB  
Operating System Windows 11 24H2  
Display Driver AMD Radeon Adrenalin 25.9.2 Nvidia GeForce Game Ready 581.29

主な比較結果・傾向

ピックアップされているGPUのうち一番古い世代となるAMD Radeon RX 5600 XTとNVIDIA GeForce RTX 2060の比較では、RTX 2060がRX 5600 XTに対して約10〜11%程度の性能リードを持つという結果に(1080p/1440pともに)。

その次の世代となるAMD Radeon RX 6600とNVIDIA GeForce RTX 3060でもNVIDIA優勢です。ただし性能向上率・コストパフォーマンス(MSRP)では、そもそもRadeon RX 6600自体のパフォーマンスアップが乏しいという指摘。

最近の世代となるAMD Radeon RX 9060 XT vs. NVIDIA GeForce RTX 5060では、遂にRadeonが上回るという結果が出ています。TechSpotの同記事では「この価格帯でAMDが明確な勝利を収めた」という表現をしています。 7ゲーム平均で、Radeon RX 9060 XTが約 13% 高い性能を記録(1080p/1440pともに)。特定ゲームでは 20%以上の差をつける例があります。

ただし、すべてのゲームでRadeon RX 9060 XTが勝っているわけではなく、設定やVRAM要件、PCIeレーン数が制限される場面では差が縮まる、または逆転するケースもあります。

Call Of Duty: Black Ops 6

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CoD BO6においてはAMD Radeon RX 9060 XTが圧倒的なfpsを叩き出しています。1440pにおいてはRadeon RX 5600 XTはかなり辛い結果です。

Radeon RX 7600をみると、1080pにおいてNVIDIA GeForce RTX 5060より上、負荷の高い1440pではほぼ同じfpsをだしている点が(失礼かもしれませんが)意外です。

NVIDIA的にはこのレンジで「ゲーミング」はGeForce RTX 5060 Tiの購入を考えてほしいのかもしれません。

Rainbow Six Siege X

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Rainbow Six Siege Xは、全体的にNVIDIA GPU有利。CoD BO6においてはGeForce RTX 5060よりAMD Radeon RX 7600のほうがfpsが高い結果となっていましたが、GeForce RTX 4060のほうがfps高めの結果です。負荷が高まった場合、Radeon RX 7600はRX 6600と比べて世代間の伸び的にもイマイチ。

7ゲーム平均

Image via Techspot

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同記事にピックアップされている7ゲーム平均でみると大まかに世代ごとのチカラ関係になっていますが、AMD Radeon RX 6600のfpsがよくない結果がみえてきます。

コストパフォーマンス

“cost per frame(1フレームあたりのコスト)” という観点では、AMD Radeon RX 9060 XTがピックアップされたGPUの中では「最もコスパが良い」と評価されています。 

市場・動向の考察

同記事では、過去数世代のミドルローGPU市場(300ドルレンジ)が「停滞」していたと言及。長らく性能向上が鈍く、アップグレード意欲を刺激しにくい状況だったとしていますが、2025年に入りようやくこの価格帯でも「明確な性能向上・価値向上」が見え始めたという文脈があり、アップグレード対象として再び意義が出てきたとしています。 

注目ポイント・補足

VRAM 容量や PCIe レーン数(例:8レーン vs 16レーン)といった仕様差が、特に負荷の高い(1440p/高画質設定/VRAMを多く利用する)ゲームで顕著に影響します。同記事中ではRadeon RX 9060 XTのレーン数優位が “Horizon Zero Dawn Remastered” などで効いたと記載しています。

しかしながら、価格や仕様(冷却・ボード電源回路・モデルの違い)を含めた総合評価が重要であり、単純比較では拾えない部分が多いという注意点も。価格が300ドルという基準自体が地域・為替・在庫状況などで変動するため、ユーザー自身が実売価格や用途(1080p/1440p)、ゲーム種類、アップグレードの必要性を考慮すべきという結論も添えられています。

まとめ

300ドルクラスのミドルローレンジGPUは数世代前まではNVIDIA GeForceが優勢でしたが、AMD Radeon 9060 XTの登場によって明確な違いをみせることができた、というレビュー結果です。コスパという観点でも、現時点(同記事執筆時点)ではRadeon RX 9060 XTが非常に有力な選択肢となる可能性が高いと述べています。

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