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もうそろそろSocket AM5への移行を考えてみる回(チップセットまとめ回)

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MSI MAG B850 TOMAHAWK MAX WIFI

Image via MSI

現在、自宅には3台の動くPCがあり、全てSocket AM4となっています。本記事執筆時は2025年も終わりそうな11月なのですが、タイトルどおりに少なくともメインPCはもうそろそろSocket AM5プラットフォームに移行してもいいのでは?とおもわなくないので、改めてSocket AM5プラットフォームの「チップセット仕様」まとめをしてみようという記事です。

Socket AM5向けチップセット

まずは、プラットフォームのベースとなるマザーボードに搭載されているチップセットをリストアップ。CPUにも多く依存するPCIeレーンですが、チップセットに搭載されているPCIeレーン数が製品的にプラスアルファになり重要です。

Socket AM5 第一世代チップセット

  • X670E
  • X670
  • B650E
  • B650

Socket AM5 第二世代チップセット

  • X870E
  • X870
  • B850
  • B840

A620/A620Aは世代間共通のエントリーモデル向け。

主なスペック

B650とX670には「E」のサフィクションがついたモデルがあり、グラボ用PCIeのVer.が4.0から5.0になっています。CPU次第では新世代と同等レベルのスペックとなります。筆者は(毎回PC組むときのクセですが)無理にハイエンドを狙うわけでもないので、B650Eが狙い目だと思っています。

  グラフィックス NVMe 使用可能 PCIe® レーン合計/PCIe® 5.0 (最大) USB 5 Gbps (最大) USB 10 Gbps (最大) USB 20 Gbps (最大) USB4.0
A620/A620A PCIe® 4.0 1x16 1x4 PCIe® 4.0 32/0 2 2 - 任意
B650 PCIe® 4.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 4.0 (PCIe® 5.0 はオプション) 36/0 1 6 1 任意
B650E PCIe® 5.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 + 4x PCIe® GPP 36/24 1 6 1 任意
X670 PCIe® 4.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 + 4x PCIe® GPP 44/8 2 12 2 任意
X670E PCIe® 5.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 + 4x PCIe® GPP 44/24 2 12 2 任意
B840 PCIe® 4.0 1x16 1x4 PCIe® 4.0 34/0 2 2 - 任意
B850 PCIe® 4.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 36/4 1 6 1 任意
X870 PCIe® 5.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 + 4x PCIe® GPP 36/24 1 6 1 標準
X870E PCIe® 5.0 1x16 または 2x8 1x4 PCIe® 5.0 + 4x PCIe® GPP 44/24 2 12 2 標準
A620とA620Aの違い

Sockt AM5のローエンドレンジを担っているのがA620とA620Aです。違いがあまりありませんが、以下のような違いがあるとされています。

項目 A620 A620A
チップ内部シリコン(Promontory 世代) 「Promontory 21」シリコンをベースとしていると言われています。 「Promontory 19」シリコンを流用しており、以前の AM4 世代 B550 チップセットと同じ母体という情報あり。  
チップセット‐CPU 間 uplink(接続帯域) PCIe 4.0 × 4 接続をサポート。   PCIe 3.0 × 4 接続に制限されており、A620 に比べ帯域が半分になる点が技術的差。
SATA/PCIe ダウンストリームの扱い 標準的にエントリー仕様。チップセットからの拡張 PCIe/SATA レーンがあるものの、仕様に厳しい制限あり。 SATA ポートや拡張レーンについて「独立して割り当てられている」など若干改良があるとの報告あり。
オーバークロック/機能制限 エントリー帯であり、CPUオーバークロックをサポートしないモデルが多い。 同じくエントリー仕様で、オーバークロック機能には期待できないという報告あり。

A620A は「B550世代のチップセットを再利用してコストダウンを図ったバリエーション」と言われており、A620 に比べ帯域や仕様が少し控えめになっています。 実際の使用においては、日常用途やゲーム用途の構成で「大きな差を感じるか」は環境によります。例えば、拡張機器や複数ストレージ・多数の USB 機器を使う構成では uplink 帯域の差が影響する可能性がありますが、一般的な用途ではどちらでも十分という見方もあります。 

選ぶ際のポイントとしては、「用途」「拡張性」「将来的なアップグレード」を考慮することが重要です。たとえばストレージを多数使ったり、PCIe 周りを活用する予定があるならA620AではなくA620の方が余裕がある可能性があります。

A620 vs.B650

【まとめ】A620でもRyzen 7 7800X3Dなら全力で回してもいいしゲーミングPC用途に十分使える

以上のように、最廉価のA620マザーであってもTDP 120WのRyzen 7 7800X3Dの性能を十全に引き出せ、そしてB650マザーにひけをとらないものである、ということが分かっただろうか。

ただゲームの裏で重い作業(録画のためにCPUエンコードなど)をさせたい場合は電源回路のフェーズ数や冷却機構あらかじめ強いB650マザーを最初から選んだ方が得策だろう。

ascii.jp

Socket AM5マザーボードを選ぶポイント

マザーボードを選ぶ際、自分にとって使い方にあったチップセットを採用した好きなマザーボードメーカーのものを選ぶと思いますが、チップセット比較表通り、同じようなスペックが並ぶのでどれを選んでも良いような気が。しかしながら昨今のCPUは周波数変動が多くそもベースの周波数も高くなっているため、VRMの造りがより注目されます。フェーズ数だけではなく使われている部品にも注目して選ぶと良いでしょうか。

マザーボードのCPUソケット周辺にある回路が「VRM」です。Voltage Regulator Module(電圧を調整する部品)を略してVRMと呼ばれます。

chimolog.co

ASCIIの記事を引用させていただいたとおりローエンド向けと言われるA620の場合でも十分な性能を発揮しますが、筆者はハイエンドCPUにはハイエンドマザーボード、ミドルレンジCPUにはミドルレンジマザーボード……という単純に値段的な関係性で選ぶのが無難だと考えます。

好みの話で申し訳ないのですが、筆者の場合はミドルハイのマザーボードにミッドレンジCPUという組み合わせが好きです。ミドルハイならではの機能てんこ盛りを狙う、というよりVRM周りの作りに余裕がある点に安心感を覚えてしまうためです。

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