
GPU AIBパートナー各社(AMD GPUでグラボを作っているメーカー各社のこと)からグラボ価格高騰に関する報告が相次いでいます。PowerColor公式のsubredditにて「2025年ホリデーシーズンの値下げが間もなく開始される」と担当者が述べた一方、「2026年には価格が上昇する」とも主張しています。
PowerColor公式がグラボ価格高騰を示唆
GPU Price Hikes Coming in 2026, Warns PowerColor | TechPowerUp
GPU AIBパートナー各社が公式に「現状に関する公式な警告」が届いています。PowerColor公式subreddit(Redditにおける他SNSのハッシュタグにあたるのようなもの)で、担当者が「2025年ホリデーシーズンの値下げが間もなく開始される」と述べた一方、「2026年には価格が上昇する」と主張し、PCゲーマーに対し値上げ前に購入するよう促しています。
価格高騰の原因はメモリ価格高騰
これの発言は、ある意味マーケティング戦略の可能性もありますが、既にDRAM価格が前年比171.8%と大幅に上昇し、グラボに限らず、PC本体、スマートフォン、ゲームコンソールに必須のメモリコスト上昇に伴って新しい水準に達したと報じます。SamsungやSK Hynixといった韓国メモリ大手メーカーは現在、全ての注文を捌ける状態ではないとし、達成率は70%程度にとどまっているそう。中小OEMメーカーや流通チャネルへのアナウンスでは、2026年1Q時点で35~40%の履行率しか見込めないことが通知されています。
PowerColorのような大手AIBでさえ、"may face shortages in DRAM supply, potentially leaving their GPUs without installed DRAM modules.(供給不足に直面する可能性があり、GPUにDRAMモジュールを搭載できない事態も想定される)"というこの状況は、既に計画された製品投入を遅らせるだけでなく、メモリ不足とコスト高騰が継続すれば「予想収益の流れを脅かす」ことでしょう。
メモリ不足とコスト高騰化は最終的に出荷されるグラボの価格上昇を招きますので、各メーカーは「大幅な値上げで市場に穴を空けないことに賭ける」か「生産ラインを停止させるか」の選択を迫られています。
AI市場の伸長
原因(のひとつ)は、AIデータセンターの拡張です。これがメモリ供給全体と入手可能な在庫をすべて消費している、とTechpowerupでは述べられています。
韓国経済日報は、NVIDIAやAMDなどのGPUメーカーが中~高価格帯のグラボ生産削減を検討していると報じました。メモリが総コストに占める割合が異常に大きくなっているためです。
台湾の大手PCブランドも、今後発売する製品におけるメモリ構成の削減方法を模索しています。ASUSもDRAM価格の急騰により製品ライン全体での価格引き上げを示唆。
ユーザーにとっては如何ともしがたく現状を見守るしかありません。
AMD RX 9070 XT(本稿執筆時点Amazon:約110,000円〜)

Amazon.co.jp: Power Color Red Devil【国内正規代理店品】RX9070XT 16G-E/OC

Amazon.co.jp: Power Color Red Devil【国内正規代理店品】RX9070XT 16G-E/OC/WHITE

Amazon.co.jp: Power Color Hell Hound【国内正規代理店品】RX9070XT 16G-L/OC

Amazon.co.jp: Power Color Hell Hound【国内正規代理店品】RX9070XT 16G-L/OC/WHITE
AMD RX 9070(本稿執筆時点Amazon:約90,000円〜)

Amazon.co.jp: Power Color Hell Hound【国内正規代理店品】RX9070 16G-L/OC
AMD RX 9060 XT(本稿執筆時点Amazon:約45,000円〜)

Amazon | Power Color AMD Radeon RX9060XT 【国内正規代理店品】 RX9060XT 16G-L/OC

Amazon | Power Color AMD Radeon RX9060XT 【国内正規代理店品】 RX9060XT 16G-A

Amazon | Power Color AMD Radeon RX9060XT【国内正規代理店品】 RX9060XT 8G-L/OC
おすすめ記事