メモリの高騰化を受けてDDR5メモリに比べて比較的安価なDDR4メモリに対応するAMD Socket AM4対応B550チップセット対応ATXマザーをピックアップ。
※「新品で買える」情報は本記事執筆時(2026年1月18日)の情報となります。詳しくは各ECサイトをご確認ください
AMD B550の場合、(実質)同世代のX570と比べてPCIeレーン数が少なく、比べるとPCIeレーン利用I/Oの割り振りに制約があることに注意が必要ですが、コスパが高いモデルが多いのが特長です。
本稿執筆時点において約20,000円前後をピークとして新品購入可能なSocket AM4 B550マザーをピックアップしたところ、拡張性多機能でもあり実装部品も堅実なMSI MAG B550 TOMAHAWK MAX WIFIや、ミドルレンジ鉄板のASUS 2製品(ROG STRIX B550-A GAMING/TUF GAMING B550-PLUS)あたりがおすすめと感じます。
MSI MAG B550 TOMAHAWK MAX WIFI
人気の高いMAG B550 TOMAHAWKにWi-Fi 6E機能を標準搭載し、細部をブラッシュアップしたモデル
AMD B550チップセット搭載のミドルローレンジATXマザーボードで人気を博していた「MSI MAG B550 TOMAHAWK」をブラッシュアップしたモデルです。高耐久VRM設計と堅牢なヒートシンクにより、ハイエンドCPUを搭載しても安定動作する点が評価されています。Wi-Fi 6E対応やバックパネル搭載I/Oなど機能面も充実しており、質実剛健な構成を好むユーザーに人気です。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 5000-G / 4000-G / 3000 シリーズ |
| フォームファクタ | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 電源フェーズ | 10+2+1 Duet Rail Power System |
メモリ・拡張スロット
メモリ
- DDR4 スロット ×4(最大128GB)
- OC時:最大 DDR4-5100+ MHz 対応
拡張スロット
- 1x PCIe 4.0/3.0 x16 (メイン、Steel Armor仕様)
- 1x PCIe 3.0 x16 (x4動作)
- 2x PCIe 3.0 x1
ストレージ
- M.2 スロット: 合計2スロット(両方にヒートシンク「M.2 Shield Frozr」搭載)
- M2_1: PCIe 4.0 x4 対応(CPU直結)
- M2_2: PCIe 3.0 x4 対応(チップセット経由)
- SATA: 6x SATA 6Gb/s ポート
ネットワーク・インターフェース
- 有線LAN: 2.5Gbps LAN (Realtek RTL8125B)
- 無線機能: AMD Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
- 映像出力: HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1(最大4K 60Hz)
USBポート(リアパネル)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-C)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-A)
- 2x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 2x USB 2.0
おすすめポイント
前モデルとなる無印TOMAHAWKはWi-Fiが非搭載でしたが、この「MAG B550 TOMAHAWK MAX WIFI」にはWi-Fi 6Eが標準装備されています。また、メモリのOC耐性がわずかに向上(5100MHz+)している点も特徴です。
VRM冷却性能
拡張ヒートシンク設計と7W/mKの高品質サーマルパッドにより、高負荷時でもVRMの温度を低く保ちます。
一体型I/Oパネル
ケースへの取り付けが簡単で、静電気保護も強化されています。
CPUがなくてもUSBメモリだけでBIOSの更新が可能です(Ryzen 5000シリーズ導入時などに便利)。
公式サイト
MSI MPG B550 GAMING PLUS/A
必要十分な装備を安く手に入れたいというニーズに最適
MSI MPG B550 GAMING PLUS(および「/A」モデル)は、MSIマザーボードのミドルハイレンジ「MPGシリーズ」に属しながらも、機能を厳選することでコストパフォーマンスを高めたモデルです。
型番の末尾にある「/A」は、主に特定の販売ルートや時期によって付与される枝番であり、製品の基本スペック自体は「MPG B550 GAMING PLUS」と同一です。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 4000-G / 3000 シリーズ |
| フォームファクタ | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 電源フェーズ | 10+2+1フェーズ Duet Rail Power System |
メモリ・拡張スロット
メモリ
- DDR4 スロット ×4(最大128GB)
- OC時:最大 DDR4-4400 MHz 対応
拡張スロット
- 1x PCIe 4.0 x16 (メイン、Steel Armor仕様)
- 1x PCIe 3.0 x16 (x4動作)
- 2x PCIe 3.0 x1
ストレージ
- M.2 スロット: 合計2スロット
- M2_1: PCIe 4.0 x4 対応(ヒートシンク「M.2 Shield Frozr」あり)
- M2_2: PCIe 3.0 x4 対応(ヒートシンクなし)
- SATA: 6x SATA 6Gb/s ポート
ネットワーク・オーディオ・I/O
- 有線LAN: 1Gbps LAN (Realtek RTL8111H)
- 無線機能: 非搭載
- オーディオ: Realtek ALC892/897 (7.1ch HD Audio)
- 映像出力: HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1
USBポート(リアパネル)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-C)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-A)
- 2x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 4x USB 2.0
注目ポイント
優れたコストパフォーマンス
価格を抑えるため、LANは1Gに抑えられています。
ブラックデザイン
RGB LED(Mystic Light)を搭載しつつも、全体が黒で統一されているためどんなPCケースにも馴染みます。
CPUがなくてもBIOS更新が可能です。
一体型I/Oパネル
バックパネルが最初から取り付けられており、組み立てが楽です。
注意点



公式サイト
ASUS ROG STRIX B550-A GAMING

ASUS ROG STRIXシリーズならではの鉄板モデル
ASUS ROG STRIX B550-A GAMINGは、ASUSのミドルレンジゲーミングブランド「ROG STRIX」のエントリーモデル。ROG STRIXシリーズならではの鉄板のスペックを誇ります。また、RGBライティングがより映えるシルバーのヒートシンクが特長のデザイン性にも強みがあります。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 5000-G / 4000-G / 3000 シリーズ |
| フォームファクタ | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 電源フェーズ | 12+2 パワーステージ (ProCool電源コネクタ採用) |
メモリ・拡張スロット
メモリ
- DDR4 スロット ×4(最大128GB)
- OC時:最大 DDR4-4600 / 5100(APU使用時) MHz 対応
拡張スロット
- 1x PCIe 4.0 x16 (メイン、SafeSlot仕様)
- 1x PCIe 3.0 x16 (x4動作)
- 3x PCIe 3.0 x1
ストレージ
- M.2 スロット: 合計2スロット(両方にヒートシンク搭載)
- M.2_1: PCIe 4.0 x4 対応(CPU直結)
- M.2_2: PCIe 3.0 x4 対応(チップセット経由)
- SATA: 6x SATA 6Gb/s ポート
※M.2_2スロット使用時、SATAポートの5/6番が排他利用(無効)になります。
ネットワーク・オーディオ・I/O
- 有線LAN: 2.5Gbps LAN (Intel I225-V)
- 無線機能: 非搭載 (M.2 E-keyスロットはあるため、後付けは可能)
- オーディオ: ROG SupremeFX S1220A (高音質コーデック)
- 映像出力: HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.2 ×1
USBポート(リアパネル)
- 2x USB 3.2 Gen 2 (Type-A + Type-C)
- 4x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 2x USB 2.0
注目ポイント
ホワイト/シルバーデザイン
白を基調としたPCビルドに最適です。基板上のサイバーテキスト加工など、所有欲を満たすデザインになっています。
高音質オーディオ
「SupremeFX」ブランドのオーディオ回路を搭載しており、ゲームや映画鑑賞でもノイズの少ないクリアな音を楽しめます。
充実したDIY機能
BIOS FlashBackボタンを搭載しており、CPUなしでのBIOS更新に対応。また、Q-LED(動作確認用LED)によりトラブルシューティングが容易です。
Intel製 2.5G LAN
安定性に定評のあるIntel製のコントローラーを採用しています。
注意点
標準でWi-Fi/Bluetoothは搭載されていません。無線環境が必要な場合は別途カード増設が必要です。
公式サイト
ASUS TUF GAMING B550-PLUS
ASUSのAMD Socket AM4ミドルロークラスATXマザーボード
AMD B550チップセットを搭載したATXマザーボードで、2.5Gb LANやPCIe 4.0への対応など、ゲームやクリエイティブ用途に十分な基本性能を備えています。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| フォームファクター | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 5000 G / 4000 G / 3000 シリーズ |
| メモリ | DDR4 ×4スロット (最大128GB) / 4866MHz(OC)対応 |
| ネットワーク | 2.5Gbイーサネット (Realtek RTL8125B) |
| オーディオ | Realtek S1200A (7.1ch HDオーディオ) |
拡張スロット
- 1 x PCIe 4.0 x16 (CPU接続)
- 1 x PCIe 3.0 x16 (x4モード / チップセット接続)
- 3 x PCIe 3.0 x1
ストレージ
- M.2_1スロット: PCIe 4.0 x4 & SATAモード対応 (第3世代Ryzen搭載時)
- M.2_2スロット: PCIe 3.0 x4 & SATAモード対応
- 6 x SATA 6Gb/s ポート (RAID 0, 1, 10対応)
インターフェース
背面のポート類も充実しており、高速なUSB規格に対応しています。
USBポート(リアパネル)
- 2 x USB 3.2 Gen 2 (Type-A ×1, Type-C ×1)
- 4 x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 2 x USB 2.0
注目ポイント
VRM冷却
ASUS TUF GAMINGシリーズで地味に有能だと思っているのは価格対性能比の高いVRM冷却性能です。
注意点
無線機能は標準では搭載されていません。無線LAN及びBluetootheが必要な場合は別途カード増設が必要です。



公式サイト
https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/tuf-gaming/tuf-gaming-b550-plus/
GIGABYTE B550 GAMING X V2
コスト重視のB550搭載ATXマザー
GIGABYTE B550 GAMING X V2は、B550チップセット搭載ATXマザーボードの中でも、機能を必要最低限に絞り込むことで圧倒的な安さを実現したエントリーレンジ〜ミドルクラスのモデルです。約10,000円と少しで購入可能(本稿執筆時点の価格)ながら、質実剛健かつレガシーなポートも備えたI/Oが特長です。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 5000-G / 4000-G / 3000 シリーズ |
| フォームファクタ | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 電源フェーズ | 10+3 デジタル電源フェーズ設計 |
メモリ・拡張スロット
メモリ
- DDR4 スロット ×4(最大128GB)
- OC時:最大 DDR4-4733 MHz 対応
拡張スロット
- 1x PCIe 4.0 x16 (メイン)
- 1x PCIe 3.0 x16 (x2動作)
- 3x PCIe 3.0 x1
ストレージ
- M.2 スロット: 合計2スロット
- M2A_CPU: PCIe 4.0 x4 対応(CPU直結、ヒートシンクなし)
- M2B_SB: PCIe 3.0 x4 対応(チップセット経由)
- SATA: 4x SATA 6Gb/s ポート(※他モデルより少なめの4ポート)
ネットワーク・オーディオ・I/O
USBポート(バックパネル)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-A)
- 3x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 2x USB 2.0
注目ポイント
低価格
B550のATXマザーボードとしては最安クラスで、コストを極限まで削りたい自作ユーザーに選ばれています。
一体型I/Oパネル
安価ながらバックパネルが最初から装着されており、ケースへの取り付けが容易です。
Q-Flash Plus
CPUやメモリがなくてもBIOS更新ができるボタンを搭載。最新のRyzen 5000シリーズを使う際も安心です。
DVI-D端子
最近のマザーボードでは珍しくDVI-Dポートがあるため、少し古いモニターをそのまま活用できます。
注意点
M.2ヒートシンクなし
標準でM.2 SSD用のヒートシンクが付属していません。高速なNVMe SSDを使う場合は、別売りのヒートシンクを貼ることを強く推奨します。
拡張性の制限
SATAポートが4つ(一般的は6つ)であったり、2本目のx16形状スロットがx2動作であったりと、パーツを大量に積む用途には不向きです。
電源回路の冷却
VRMヒートシンクは搭載されていますが、他モデルより小ぶりなため、ハイエンドCPU(Ryzen 9など)での長時間高負荷運用にはやや余裕が少なめです。
公式サイト
ASRock B550 Steel Legend
電源周り・基板・冷却性能に定評のあるB550マザーボード
ASRock B550 Steel Legendは、高耐久なコンポーネントと「鋼(スティール)」をイメージしたシルバーのヒートシンクが特徴の人気モデルです。上位モデル「Taichi」の設計思想を受け継いでおり、電源回路の強さと、基板自体の剛性・冷却性能に定評があります。
基本スペック
| 主要諸元 | |
| チップセット | AMD B550 |
| ソケット | Socket AM4 |
| 対応CPU | Ryzen 5000 / 5000-G / 4000-G / 3000 シリーズ |
| フォームファクタ | ATX (30.5 cm x 24.4 cm) |
| 電源フェーズ | 14フェーズ (Dr.MOS採用) |
メモリ・拡張スロット
メモリ
- DDR4 スロット ×4(最大128GB)
- OC時:最大 DDR4-4733+ MHz 対応
拡張スロット
- 1x PCIe 4.0 x16 (メイン、Steel Slot仕様)
- 1x PCIe 3.0 x16 (x4動作)
- 2x PCIe 3.0 x1
- 1x M.2 Key-E (Wi-Fiモジュール用) ※モジュール別売
ストレージ
- M.2 スロット: 合計2スロット
- M2_1 (Hyper M.2): PCIe 4.0 x4 対応(大型ヒートシンクあり)
- M2_2 (Ultra M.2): PCIe 3.0 x2 & SATA3 対応(ヒートシンクあり)
- SATA: 6x SATA 6Gb/s ポート
ネットワーク・オーディオ・I/O
- 有線LAN: 2.5Gbps LAN (Realtek Dragon RTL8125BG)
- 無線機能: 非搭載(ただし、専用のM.2 Wi-Fiスロットとアンテナ端子穴あり)
- オーディオ: Realtek ALC1220 (高音質コーデック) + Nahimic Audio
- 映像出力: HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1
USBポート(バックパネル)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-C)
- 1x USB 3.2 Gen 2 (Type-A)
- 2x USB 3.2 Gen 1 (Type-A)
- 4x USB 2.0
注目ポイント
圧倒的な電源回路
14フェーズのDr.MOS構成は、B550マザーボードの中でもトップクラスに堅牢です。Ryzen 9などのハイエンドCPUを安定して動かしたい場合に非常に有利です。
充実した冷却機構
MOSFETとチップセットを覆うXXLアルミニウム合金製ヒートシンクにより、冷却性能が極めて高いです。
「後からWi-Fi」が可能
標準では無線非搭載ですが、専用のスロットがあるため、自分でWi-Fiカードを増設するのが非常に簡単です。
高音質オーディオ
下位モデルで省かれがちな高級コーデック「ALC1220」を搭載しており、音質にこだわるユーザーにも向いています。
公式サイト
https://www.asrock.com/mb/AMD/B550%20Steel%20Legend/index.jp.asp
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