
LenovoはChinaでThinkBook 16+を正式に発売し、LPCAMM2規格メモリのメインストリームノートPCへの展開を本格的に開始した。LPCAMM2はLPDDR5Xの全性能を維持しつつ、通常のSODIMMと同等のアップグレード性を実現する新メモリ規格。同社は2024年にThinkPad P1 Gen 7でこの新RAM規格を導入済みであるが、ThinkBook 16+はレノボ初のLPCAMM2搭載コンシューマー向けノートPCと見られる。
Lenovo Starts LPCAMM2 Rollout With Chinese ThinkBook 14+ and 16+ Launch | TechPowerUp
LPCAMM2

Micronは2024年5月よりLPDDR5Xメモリを搭載した、画期的な次世代ノートPCメモリフォームファクタ「Crucial LPCAMM2」の提供を開始している。LPDDR5Xは、スマートフォンやモバイルデバイス向けとされる低電力消費型DRAMのDDR5派生版となり、通常のDDR5と比較して最大58%の消費電力削減と64%のスペース節約を実現する。

Lenovoは、LPDDR5Xをワークステーションやクリエイター向けノートPCの性能を向上させると謳い、ワークステーションセグメントのノートPC「ThinkPad P1 Gen 7」に搭載し既に出荷している。
Lenovo ThinkBook 16+


Lenovo ThinkBook 14+の仕様はLenovo中国サイトで完全には掲載されていないが、Lenovo ThinkBook 16+は、最大32GBのLPDDR5X-8533メモリ、CPUはIntel Core Ultra X7 385H(iGPUはArc B390)となる。
その他の仕様は、Wi-Fi 7、100% DCI-P3カバレッジとVRR対応を備えた165Hzモニタ、99.9Whバッテリーを搭載。さらに、2つのThunderbolt 4ポート、2つのUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポート、1つのUSB 2.0 Type-Bポート、3.5mmオーディオコンボジャック、SD/SDHC/SDXC/CMMCカード対応の4-in-1 SDカードリーダー、物理シャッター付きWindows Hello対応1080pウェブカメラを搭載。2026年より拡大中のLenovo Magic Bayアクセサリエコシステムにも対応し、新ThinkBookシリーズには触覚フィードバックとマルチタッチ対応の圧力感知式Forcepadも採用。
中国市場では、ThinkBook 16+ 2026が8499元(約19〜20万円)、ThinkBook 14+ 2026が8299元(約18〜19万円)から販売され、内部仕様は同一。
ただし本稿執筆時点では、Lenovo ThinkBook 16+およびThinkBook 14+が中国国外で発売される兆候はなく、代わりに別のノートPCシリーズがインターナショナル市場で展開される見込みとのこと。
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