
枯れた(?)マザーという意味でもおすすめかもしれない大好評を得られていると信じるB650チップセット搭載マザーボードまとめ第3回目。今回は、1回目2回目記事内で紹介したマザーボードから少し遅めのタイミングでローンチされたモデルたち。1回目記事と2回目記事も要チェック。Techspotさん貴重なまとめいつもありがとう。
3回目ピックアプマザーボードまとめ
まずはまとめ表から。筆者的に気になるポイントは色付けしている。注目はASRock B650 Steel Legend WiFi。他に、白色モデルのGigabyte B650 Aorus Elite AX ICEとGigabyte B650M Aorus Elite AX ICE、USB4搭載のASRock B650E Taichi LiteとGigabyte B650E Aorus Pro X USB4を挙げておくこととする。
| Motherboad | Chipset | Form Factor | vcore VRM | PCIe Gen 5.0 | PCIe Gen 4.0/3.0 | M.2 Gen 5.0 | M.2 Gen 4.0/3.0 | USB 4.0 Ports | USB 3.2 Ports | USB 2.0 Ports | SATA III | WiFi | LAN |
| ASRock B650 Steel Legend WiFi | B650 | ATX | 14, 80A | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 11 | 8 | 2 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| ASRock B650E Taichi Lite | B650E | ATX | 24, 105A | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 14 | 4 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| Asus Prime B650M-A AX6-CSM WiFi | B650 | Micro ATX | 4-phase MOSFETs | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 7 | 6 | 4 | Wi-Fi 6 | 1GbE |
| Asus TUF Gaming B650-E WiFi | B650 | ATX | 8, 60A | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 7 | 5 | 4 | Wi-Fi 6 | 2.5GbE |
| Asus TUF Gaming B650M-E WiFi | B650 | Micro ATX | 8, 60A | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 6 | 6 | 4 | Wi-Fi 6 | 2.5GbE |
| MSI Pro B650-S WiFi | B650 | ATX | 12-phase MOSFETs | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 11 | 4 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| MSI B650M Gaming WiFi | B650 | Micro ATX | 6-phase MOSFETs | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 9 | 2 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| MSI B650M Gaming Plus WiFi | B650 | Micro ATX | 10-phase MOSFETs | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 11 | 4 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| MSI B650 Gaming Plus WiFi | B650 | ATX | 12-phase MOSFETs | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 11 | 4 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| Gigabyte B650 Eagle AX | B650 | ATX | 12-phase MOSFETs | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 11 | 8 | 4 | Wi-Fi 6E | 1GbE |
| Gigabyte B650M Aorus Elite AX Ice | B650 | Micro ATX | 12, 60A | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 11 | 8 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| Gigabyte B650 Aorus Elite AX V2 | B650 | ATX | 12, 60A | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 11 | 8 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| Gigabyte B650 Aorus Elite AX Ice | B650 | ATX | 12, 60A | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 11 | 8 | 4 | Wi-Fi 6E | 2.5GbE |
| Gigabyte B650E Aorus Pro X USB4 | B650E | ATX | 16, 80A | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 11 | 8 | 4 | Wi-Fi 7 | 2.5GbE |
付加価値を足したモデルやカラバリモデル、そして、より価格を低めに設定するモデルが多く、日本市場においては未発売モデルも多い。
より魅力的な価値を付与したモデルはASRock B650E Taichi LiteやGigabyte B650E Aorus Pro X USB4が該当するだろう。


カラバリモデル的なモデルはGigabyte B650 Aorus Elite AX IceやGigabyte B650M Aorus Elite AX Ice。

より廉価版となるモデルはASUS Prime B650M-A AX6-CSM WiFiやMSI B650 Gaming Plus WiFi、MSI B650M Gaming Plus WiFi、Gigabyte B650 Eagle AXなど。


おすすめモデル
日本国内市場でリリースされていたモデルの中で筆者が勝手に選んでピックアップ。
Gigabyte B650E Aorus Pro X USB4

コストをかけられるならば、第1回目や2回目に挙げた数多くのマザーの中でもトップクラスのおすすめモデルとなるのがGigabyte B650E Aorus Pro X USB4。
B650E Aorus Pro X USB4は、USB4をサポートするGigabyte製B650マザーボードの中で最良の選択肢です。これ以前には、USB4を搭載したB650マザーボードはASRock B650E TaichiとTaichi Liteのみでしたが、いずれもポートは1つしか提供されていませんでした。その意味で、この新しいGigabyteマザーボードはUSB4サポートを求めるユーザーにとって大きな意味を持つ製品です。
VRM周りの堅固さやB650E搭載によるPCIe 5.0対応x16スロット、WiFi7搭載などB650世代とB850世代をつなぐ間違いないスペックを誇る。
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Gigabyte B650 Aorus Elite AX V2

B650 Aorus Elite AXのリビジョン2であり、VRM周りを変更し価格を抑えたモデルがB650 Aorus Elite AX V2。 B650 Aorus Elite AXの70A14ステージのvcore VRMから60A12ステージへと数値上はダウングレードされているが、そもそも70A14ステージの実装は過剰スペックの場合もあるとTechSpotは述べている。このコストカットが全体コストの圧縮となり、VRM周りの性能はほぼ横並びとなれば他社ライバルマザーよりも俄然有利となり、選ばない理由がない。
このマザーボードは依然として非常に低温で動作するはずだ。オリジナルモデルはその点で過剰な性能を備えていた。新たに設定された185ドルの価格帯により、V2はAsrock B650 Pro RSよりも安価となり、ミドルレンジ市場での競争力を高めている。Pro RSと比較すると、追加のPCIeスロット、USB 3.2ポート4基、WiFi 6Eが搭載されているのに対し、Asrockマザーボードには無線ネットワーク機能が一切ありません。したがって、スペック上ではB650 Aorus Elite AX V2は非常に魅力的で、早くテストしてみたいところです。

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Gigabyte B650 Aorus Elite AX ICE / B650M Aorus Elite AX ICE

Gigabyte B650 Aorus Elite AX V2のホワイト基板Ver.がB650 Aorus Elite AX ICE、そのマイクロATXサイズのモデルがB650M Aorus Elite AX ICEである。B650 Aorus Elite AX V2同様、後述するVRM温度グラフの結果ではダウングレードをまったく感じさせないVRM設計、ヒートシンク性能を示す。
Gigabyte B650 Aorus Elite AX V2がお気に入りだが、ホワイトバージョンが欲しいと思っていたなら、幸運です。B650 Aorus Elite AX Iceはまさにそのホワイトバージョンであり、追加料金15ドルで、オリジナルのB650 Aorus Elite AXと同じ価格です。
このマザーボードは充実した仕様で、VRMのvcore部分向けに12基の60Aパワーステージを搭載しています。さらにPCIe x16スロットを2基、M.2ポートを2基備え、そのうち1基はPCIe 5.0に対応しています。USB 3.2ポートは11基、USB 2.0ポートは8基を装備し、Wi-Fi 6Eと2.5GビットLANも搭載されています。

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ASUS TUF Gaming B650-E WiFi / TUF Gaming B650M-E WiFi

型式が紛らわしいのだが2回目で紹介したTUF Gaming B650 Plus WiFiのコストカットモデルとなるのがASUS TUF Gaming B650-E WiFiで、そのマイクロATXサイズのモデルがASUS TUF Gaming B650M-E WiFiとなる。搭載するチップセットはB650EではなくB650。同メーカーのROG StrixマザボシリーズでE、F、Aとグレードによってサフィクションが付いているようなものと筆者は勝手に理解している。
コスト削減対象のひとつはVRM周りだが、後述するVRM温度グラフによるとダウングレードの影響が感じられない結果でありヒートシンクのできの良さが際立つ。TechSpotで「2.5GbEから1GbEへダウングレードされている」と記しているが、ASUS公式サイトではRealtekの2.5GbEを搭載すると明示されている。
この値下げに伴い、vcore VRMは60Aパワーステージが12基から8基に削減されました。ただしPCIeスロット、M.2、SATA構成は変更なく、USBポートの総数も同様です。ネットワーク仕様が変更され、WiFi 6に加えWiFi 6Eが搭載されましたが、2.5Gbit LANがギガビットにダウングレードされており、やや残念な点です。
カットダウン版の「E」モデルでは、第2・第3スロット用のM.2ヒートシンクが省略され、SATAポートの配置が不便になり、PCIe x1スロットが1つ減り、I/OパネルのUSB Type-Cポートが2つから1つに減り、内蔵オーディオもグレードダウンしています。
当方の見解では、10%の割引はここでの機能削減に見合うものではありませんが、優先する機能次第でしょう。良い点はVRMが依然として良好に機能するはずで、総合的には悪くない製品と言えます。
TUF Gaming B650-E WiFiのマイクロATXモデルとなるTUF Gaming B650M-E WiFiは、大規模iGPU搭載のRyzen 8000シリーズと組み合わせコンパクトさを活かしたい。

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MSI B650 Gaming Plus WiFi

MSI B650 Gaming Plus WiFiはコストを最優先するためか、ほぼB650最小限仕様。全体的なデザインは同社Tomahawkシリーズに通ずるもので高印象。
競合するマザーボードの大半は、60A以上のパワーステージを採用した優れたVRMを搭載している。しかしB650 Gaming Plus WiFiはディスクリートMOSFETを採用しているが、少なくともvcoreは12フェーズ設計を採用しているため、十分な性能を発揮するはずだ。

公式サイトにはオーバークロックの文言があるが、6C12TのRyzn 5定格運用がおすすめか。

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VRM温度グラフ
TechSpotのテストでは、上位10モデルのうち8モデルがGigabyteとなっており何か勘ぐってしまうほどだが誤差の範囲かと思われる。10℃以上差がある場合は流石にグレード違いだろうか。
今回紹介した中ではGigabyte B650 Aorus Elite AX V2がトップ。誤差の範囲といっていいモデルとなるのがASRock B650E Taichi LiteとGigabyte B650 Aorus Elite AX ICE、Gigabyte B650E Aorus Pro X USB4となる。
それでは、当社がテストした全56種類のB650マザーボードをご紹介します。幸いなことに、そのほとんどはどのAM5プロセッサーでも問題なく動作します。VRMの温度が最も低いマザーボードを購入する必要はない点にご注意ください。グラフに青いバーが表示されていれば合格です。
VRMが50℃で動作しようが80℃で動作しようが、ユーザーにとっての最終結果は変わりません。合格基準を超えた後は、機能と価格次第です。

このテストではASUS Primeシリーズが厳しい結果となってしまったが、マザーボード自体がローレンジ想定のため、Ryzen 9 7950X利用はそもそも想定外ということだと思われる。
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