帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報

AMD好きによる自作PCパーツ テックサイト。主に海外サイトのリーク情報やベンチ記事を翻訳, 解説します。CPUやマザボ, グラボの最新情報が強いはず。AMD情報多め

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

AMD Radeon RX 9070 GRE レビュー|Navi 4xコアラインナップへの不自然?な追加スペック

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

SAPPHIRE PULSE AMD Radeon™ RX 9070 GRE OC

Image via SAPPHIRE

AMDは、中国限定として投入した「Radeon RX 9070 GRE(Golden Rabbit Edition)」のグローバル展開を開始した。実態としては、売れ残った、あるいは歩留まりの悪かったNavi 48シリコンの選別落ち(ワーストビン)を世界市場へ割り当てた格好である。本製品は一応「9070」の名を冠しているものの、スペックや性能の落とし方から見れば、実質的には「9060」と呼ぶべき奇妙な立ち位置の製品となっている。

AMD Radeon RX 9070 GRE レビュー

AMD Radeon RX 9070 GRE Review: An Awkward Addition to the Lineup | TechSpot

主な仕様

上位のRadeon RX 9070 / 9070 XTが16GBのVRAMを備えているのに対し、GRE版は大幅な削減が施されている。

  • VRAM容量の削減: 16GBから12GBへと25%カットされた
  • メモリ帯域のダウングレード: メモリバス幅の縮小に加え、メモリ速度も18 Gbpsに落とされたため、帯域幅は33%減の432 GB/sへと大きく低下している
  • 価格のねじれ: 本来であれば16GB版より大幅に安くなるべきだが、2026年現在の世界的なRAM/VRAM不足の悪夢により、想定希望小売価格は550ドルに設定された。これは本来のRX 9070の初期MSRPと同等であり、現在約600ドルまで値上がりしている通常版9070に対して10%未満(わずか50ドル)しか安くなっていない

ゲームベンチマーク検証(TechSpot実測結果)

Resident Evil Requiem

Image via TechSpot

バイオハザード レクイエムを最高画質で実行した場合のRadeon RX 9070 GREは、Radeon RX 7900 GREに比べて世代を超えた著しい性能向上を見せ、1440pでは11%、4Kでは18%のパフォーマンス向上を実現している。

しかし、GeForce RTX 5070と比較すると、両解像度で6%の差をつけられ、わずかに後れをとっている。一方で、GeForce RTX 5060 Tiに対しては、1440pで20%、4Kで23%のリードを保つ。

Radeon RX 9070と比較すると、1440pでは17%、4Kでは18%の性能差が見られる。

Pragmata

Image via TechSpot

前世代のRadeon RX 7900 GREと比較するとわずかな改善にとどまっており、1440pではわずか2%、4Kでは約4%の性能向上にとどまる。

GeForce RTX 5070と比較すると、Radeon RX 9070 GREは1440pではほぼ同等のパフォーマンスを発揮し、1フレーム差でわずかに上回っているが、4KではGeForce RTX 5070がリード。

GeForce RTX 5060 Ti 16GBと比較すると、Radeon RX 9070 GREは1440pで33%、4Kで27%高いパフォーマンスを発揮し十分なリードを維持する。

Radeon RX 9070 GREとRadeon RX 9070の間にも大きな差が見られる。Radeon RX 9070 GREは、1440pで標準モデルより19%、4Kでは22%遅れる。

Crimson Desert

Image via TechSpot

Crimson Desertでレイトレーシングを無効にし、「Cinematic Quality」プリセットを有効にすると奇妙な結果が表れた。Radeon RX 9070 GREは、前世代モデルよりもパフォーマンスが低下しており、1440pではRadeon RX 7900 GREより11%遅く、4Kでは10%遅くなる。

GeForce RTX 5070 に対しても苦戦しており7~10%の差をつけられている。GeForce RTX 5060 Ti 16GBよりは 19~20%高速だ。

Forza Horizon 6

Image via TechSpot

Radeon RX 7900 GREからの性能向上は1440pで8%、4Kで3%と誤差レベルにとどまる。GeForce RTX 5070とは完全に互角の数値を叩き出し、GeForce RTX 5060 Ti 16GBを約30%引き離す。このタイトルに限ってはRadeon RX 9070との差が小さく、1440pで2%程度の微減に抑えられている。

メリットとデメリット

プラス評価(メリット)

  • 確かな1440p適性: レイトレーシングを含め、現行の多くのタイトルを1440p解像度で快適にプレイできる実力自体は備えている。  
  • GeForce RTX 5060 Tiに対する優位性: 競合の下位モデルに対しては、1440p・4Kともに20〜30%以上の明確な性能差を見せつけることができる。 

マイナス評価(デメリット)

  • 死に体となった価格設定: 通常版のRadeon RX 9070との価格差がわずか50ドルしかないのに対し、性能は最大20%近く低下しVRAMも4GB失うため、コストパフォーマンスの計算が全く成り立たない。
  • 前世代からの進歩のなさ: 旧型のRadeon RX 7900 GREと比較して、ゲームによっては性能が同等か最悪の場合は下回るケースすらあり、買い替え対象としては極めて魅力に乏しい。  

総評:お勧めしづらい「妥協の産物」

Radeon RX 9070 GREは、パーツの価格が高騰しきった2026年現在の歪んだ自作PC市場において、非常に中途半端で「不格好な(Awkward)」立ち位置の製品である。

VRM 12GBの1440p向けGPUとしての素性は悪くないが、わずか50ドルを上乗せするだけで、性能が20%近く高くVRAMも16GBあるRadeon RX 9070が手に入る現状では、あえてこのGRE版を選ぶ動機が著しく欠けている。

今後、通常版のRadeon RX 9070がさらに高騰するか、あるいは本製品が400ドル台後半まで値下がりしない限り、賢明なゲーマーが今すぐ飛びつくべきグラフィックボードとは言えないのが実情である。

www.techspot.com

おすすめ記事

taxtax.hatenablog.jp

taxtax.hatenablog.jp

taxtax.hatenablog.jp

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

Copyright © 2020-2023 帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報 All rights reserved.