
電源ユニット(PSU)は、パーツ選択肢的に基準がよくわからない部類のものだと思われます。最上位CPU/GPUのような魅力もRGBパーツのような派手さもありません。しかし、PSUはPCシステムの心臓部です。安定した稼働を目指すならば、品質の低いPSUは、トラブル時に(場合によっては)他パーツを巻き込んでしまうこともあります。
PSUの役割は単純です。壁のコンセントから供給される不安定な高電圧交流(AC)を、コンポーネント用の安定した直流(DC)に変換することだけですが、これを確実に、長時間、安定的に実行できるかどうかはPSUの品質に直結します。
現代的なPSUは、ワット数よりも効率曲線が重要視される傾向があります。ワット数という意味では「最適な性能と長寿命のためには50%負荷付近で動作するユニットを選ぶことをおすすめ」します。また、基本的な効率評価だけでなく、電圧出力が実際にどれほど安定し「クリーン」であるかを示す各レビューサイトの品質測定値を確認することも有効。すっきりした筐体を目指すならモジュラーデザインが大きな役割を果たします。ケーブルの煩雑さを解消しエアフローも改善します。
というように実は、様々な要素があるPSUですが「保護機能には決して妥協しない」ということをTom's Hardwareのレビューでは強調しています。高品質なPSUは単なる電力供給装置ではありません。包括的な保護機能を備えていない電源ユニットは、単なる失敗作ではなく潜在的なリスク要因となってしまいます。
Best Power Supplies of 2025 - Top PSUs for Gaming PCs | Tom's Hardware
Tom's Hardware 2026ベストコスパ($60 or less)電源
MSI MAG A550BN
- CWT OEM(レビュー対象モデル)
MSI MAG A550BNは、信頼性の高い(ただしスペック的には古いモデルの)CWTプラットフォームを基盤とした堅牢な電源ユニットで、手頃な価格のPSUとしては良質なコンポーネントを採用。80Plus Bronze認証を取得しています。モジュラー式ではありませんが、デザインは洗練されていると評価されています。
最も重要なのは、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過負荷保護(OPP)、短絡保護(SCP)など、ハードウェアを保護する必須の安全機能を一通り備えている点です。わずか$50という価格設定は、低コストワークステーションやエントリーレベルのゲーミング環境を構築する予算重視のユーザーにとって最適な選択肢です。

仕様
プラスポイント
+ 非常に手頃な価格
+ 5年間の保証
+ コンパクト設計
+ 良好な電気的性能
+ 見た目が良い
+ 充実した保護機能
+ 通常の動作環境下では静か
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Tom's Hardware 2026ベストUp to 750W電源
be quiet! Straight Power 12 750W
- HEC OEM(レビュー対象モデル)
ユーザ注目度が高いミドルレンジにおいて、Tom's Hardwareのレビューではbe quiet! Pure Power 12 M 750W PSUをピックアップ。安定性や堅実な性能、長期的な耐久性に重点を置き、信頼性が高くしっかりした構造の老舗HEC/Compucase OEM電源ユニット。
「安定した電圧調整と効果的なリップル制御を備え、80Plus Gold認証基準を満たしている。アイドル時〜低負荷時と高負荷時においてのファン回転数のバランスが取れている」と評価されています。

仕様
- ATX規格:ATX 3.1 / PCIe 5.1
- モジュラー:対応
- メインコネクタ:EPS 8ピン×1、PCIe 8ピン×2、PCIe 16ピン×1 (450W)
- 効率認証:80 Plus Gold
- 保証期間:10年
プラスポイント
+優れた品質と耐久性
+高い電源品質
+良好な放熱性能
+非常に長い保証期間
マイナスポイント
-負荷がかかると騒音が気になる場合あり
-やや高価
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Tom's Hardware 2026ベストUp to 850W電源
Cooler Master MWE Gold 850 V3
- LITEON OEM(レビュー対象モデル)
Cooler Master MWE Gold 850 V3は、信頼性が高く競争力のある価格の850W電源ユニットで、最新のATX 3.1 / PCIe 5.1 規格に準拠し、10 年間のメーカー保証が付いています。効率性は三重認証(80Plus Gold、PPLP.info Gold、Cybenetics Platinum)を取得しており、Cooler Master MWE Gold 850 V3は標準的な動作条件下で優れた低~中負荷域の効率を発揮。経験豊富なOEMメーカーの一つであるLITEONによって製造されており、予算を大幅に超えることなく優れたオールラウンド性能を求めるユーザーにとって最適なPSUです。
Cybenetics Test - Cooler Master GX II 850 GOLD (MWE Gold 850 V3)

仕様
- ATX規格:ATX v3.1(認証取得)/ PCIe 5.1
- モジュラー:対応
- メインコネクタ:EPS 8ピン × 1、EPS 4+4ピン × 1、PCIe 8ピン × 4
- 効率認証:80Plus Gold / PPLP.info Gold / Cybenetics Platinum
- 保証期間:10年
プラスポイント
+ 低~中負荷域における卓越した効率性
+ 3つの認証取得(80Plus Gold、PPLP.info Gold、Cybenetics Platinum)
+競争力のある価格 +ATX 3.1準拠
+低負荷時における静粛性 +非常に優れた電源品質
+堅牢な造り
+充実した保証(10年間)
+モジュラー式
マイナスポイント
-最大負荷時のファン騒音が大きい
-過酷な環境下での熱的ストレス
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ベストPower Supplies 2026|Tom's Hardwareおすすめ電源(ロー〜ミドルレンジ)まとめ
MSI MAG A550BN(550W、80+ Bronze)
予算ビルドの定番。非モジュラーだが保護完備、静かで安定。エントリーゲーミング/ワークステーション向け。
be quiet! Straight Power 12(750W、80+ Gold)
優れた品質・電力品質・10年保証。静音性が高く、ミドルレンジ・ゲーミングPCに最適。
Cooler Master MWE Gold 850 V3(850W、80+ Gold / Cybenetics Platinum)
低〜中負荷効率抜群、価格競争力あり、静かで電力品質優秀。ミッド〜ハイエンドのベストバランス。
筆者おすすめ電源
筆者はCWT OEMのPSUが好きです。ですが、当たり前のようにコストと品質は直結するのでCorsairのミドルレンジ電源、ある程度コストをかけたものが対象になります。というわけでおすすめはCorsairのRMxシリーズ。
約7年前くらいにはCorsair RM650x 2018(CP-9020178-JP)を、2026年のお正月にはRM750xを購入しています。
Corsair RM750x
近年注目されるCybanetics認証(CybaneticsのWebサイトは一日中見てて飽きません)においてCorsair RM750xは、ETA-EMI PSU認証Gold、LAMBDA PSU認証A+と信頼性の高さを見せてます。本稿執筆時点、日本国内市場で正規品が買いやすく間違いない選択肢だと思います。
mng 買ってしまいました。Corsair RM750xとThermalright Peerless Assassin 120 SE BLACK pic.twitter.com/qyLD52vSt6
— 帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報 (@am_rm0) 2026年1月26日
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