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AMD RDNA 5(Navi 5x)GPU概観:アーキテクチャ刷新と市場戦略再定義、フルラインナップ予想まとめ

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AMD次世代GPUアーキテクチャ −− RDNA 5またはUDNAシリーズと呼ばれる可能性がある −− は、AMDの戦略において画期的な転換点となることが予想される。これまでの情報によると、NVIDIAのハイエンドGPU x090シリーズに「打ち勝つ」ことを目指しているわけではないとしているからだ。

AMD's Next-Gen RDNA 5 GPUs - Specs, Performance, And Price, Everything We Know So Far - Wccftech

AMD RDNA 5 GPUラインナップ - 同社の将来像を予感させるヒント

RX 9000シリーズでは、AMDのコンシューマー向けGPU戦略に劇的な転換が見られた。同社はNVIDIAのハイエンドGPUと直接競合しないことを決断したのである。その代わりに、エンスージアスト層(※)への対応に注力し、さらに重要な点として「より広範な一般消費者層の獲得に力を入れること」を決意した。この戦略転換には単純な動機があった。AMDは、NVIDIAとハイエンドGPUで競合すれば、他のSKUにおける進展が阻害されることに気づいたのである。したがって、低価格帯セグメントに専念する方が、より堅実な選択肢であると判断したのである。

※エンスージアストとは「熱心に楽しむこと、熱心に興味をもつこと、積極的な肯定」の意(ウィキペディア)。エンスージアスト層とは「特定の分野に対して非常に高い情熱、知識、熱狂を持って取り組む人々」と解釈される

Radeon RX 9070およびRadeon RX 9070 XTの発売に伴い、過去のAMD GPUには前例のないほどの需要が見られた。その背景には、魅力的な価格設定だけでなく、供給が潤沢であったことや、NVIDIAのGeForce RTX 60シリーズおよびRTX 70シリーズのGPUと比較して優れたコストパフォーマンスが挙げられる。したがって、この戦略がAMDにとって成功だったかどうかは読者の判断に委ねられるが、RDNA 5も同様の路線で構築されることが示唆されている

「統合型」UDNAプラットフォームにより、AMDは製品ラインナップを大幅に多様化することが可能になる。過去のリーク情報に基づくと、エンスージアスト向けGPU市場において、AMDから大幅なアップグレードがもたらされる見込みである。それでは、RDNA 5に関して、より技術的な詳細の観点から、期待される点について述べる。

演算ユニットの大幅な増強と主要なアーキテクチャのアップグレード

RDNA 5に関する初期の噂は25年7月に浮上し、期待されるアーキテクチャ構成の片鱗が示された。Navi 5x SKUを搭載した3種類の異なるダイ構成が確認されている。これらはN3Eプロセスノードで製造される「GFX13」ファミリーの一部となり、2026年Q2までの生産開始が噂されている。リーク情報によると、その詳細は以下の通りである。

RDNA 5フラッグシップモデル

  • Navi 48と比較してCU数が50%増加
  • 搭載メモリ容量の拡大
  • 384ビットのより広いメモリバスを採用

これは、AMDがRDNA 4に比べて競争力を高め、NVIDIA GeForce RTX 80シリーズGPUをより直接的にターゲットにしていることを意味する。メモリバスのアップグレードにより、RDNA 5のフラッグシップ構成では、改良されたGDDR7アーキテクチャを採用し、16GBを超えるVRAM容量が確保される見込みである。

さらに重要な点として、ダイ構成に関しては、RDNA 5では根本的な改良が施されると予想されている。同社は従来のモノリシック設計からチプレット構造へ移行する見込みであるがこれはまだ不確定要素である。この設計変更により、AMDは1つのコンピュートユニットあたり合計128コアを採用するとされており、これはRDNA 4のコア数の2倍に相当する。これこそが、RDNA 5が極めて重要なリリースと見なされる理由である。

RDNA 5ミドルレンジモデル

RDNA 4世代のRadeon RX 9070シリーズを代替するミドルレンジモデルについては、2バージョン想定されている。

  • CU:40 / 24
  • SP:5,120 / 3,072
  • 256ビットのメモリバス

この価格帯のモデルはコンシューマー向けGPUの販売において各AIBの主力製品となる可能性が高い。Radeon RX 9070シリーズで大きな反響を呼んだため、これらの中位モデルも決して侮れない存在となるだろう。

RDNA 5ローエンドモデル

RDNA 4世代のRadeon RX 9060シリーズを代替するローエンドモデルについては、以下のスペックが想定されている。

  • CU:12
  • 128ビットのメモリバス

Radeon RX 9060シリーズ代替となるが、アーキテクチャの刷新と製造プロセスの進化、そして高帯域幅メモリの採用により、十分な性能向上が期待できる。このメモリ構成は、特に「搭載メモリ8GB」をめぐる議論が続いている現状では、やや時代遅れに見えるかもしれない。しかし、性能向上の大部分はアーキテクチャの進化、そしてGDDR7によるものと考えられる。

RDNA 5アーキテクチャ/Navi 5xコアGPUの予想仕様

AMD RDNA 5 / UDNA GPUの予想構成(Kepler_L2による)

GPU Die Navi 5X Navi 5X Navi 5X Navi 5X
Positioning Flagship-Tier Mid-Tier Low-Tier Entry-Tier
Max Compute Units 96 CUs (12288 Cores) 40 CUs (5120 Cores) 24 CUs (3072 Cores) 12 CUs (1536 Cores)
Max Memory Bus 512-384 bit 384-192 bit 256-128 bit 128-64 bit
Max VRAM Capacity 24-32 GB 12-24 GB 8-16 GB 8-16 GB

 

SOURCE: AMD's Next-Gen RDNA 5 GPUs - Specs, Performance, And Price, Everything We Know So Far - Wccftech

AMDが間もなく発表するRDNAラインナップの主な見どころの一つは、PlayStation SoCの将来性について議論した際に同社が明らかにした一連の発表である。AMDのRDNAアーキテクチャのアップグレードでは、以下の3つの新しい「演算要素」が採用される予定である。

  1. ニューラルアレイ(Neural Arrays):単一のAIエンジンのように連携して動作するよう、データの共有と処理を行うように構成された演算ユニットの集合体である
  2. ラディアンス・コア(Radiance Cores):高性能なリアルタイムレイトレーシングおよびパストレーシングを実現するための、新しい専用のレイトレーシング処理ハードウェアである
  3. ユニバーサル・コンプレッション(Universal Compression):GPU内の利用可能な全データを評価・圧縮し、メモリ帯域幅の使用量を劇的に削減する新しいシステムである

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「ラディアンス・コア(Radiance Cores)」は、より高速なリアルタイムレイトレーシングやパストレーシングによるゲーム体験の実現を直接的な目的としている。

一方、「ニューラル・アレイ(Neural Arrays)」は、ニューラルレンダリングなどのアプリケーション向けの「CUの集合体」と位置付けられており、これにより次世代のアップスケーリング技術も大幅な進化を遂げると期待されている。

最後に、「ユニバーサル・コンプレッション(Universal Compression)」とは、GPUが利用するデータを圧縮し、メモリ帯域幅の使用量を削減することで、パフォーマンスを大幅に向上させるアルゴリズムを指す。

「トランスフォーマー」にインスパイアされたコードネーム

さて、RDNA 5アーキテクチャに関する興味深い情報がある。それは、AMDが社内用に付けたコードネームについてである。これまでAMDは、ゲーミングGPUには魚などの水生動物の名前を、データセンター向けラインナップには星の名前を付けるという命名規則を採用してきたため、同社にとってこれは特に珍しいことではない。このアーキテクチャには3つの異なるコードネームがあり、それらは以下の通りである。

  • アルファ・トリオン(Alpha Trion):コンシューマ向けPC GPU
  • ウルトラ・マグナス(Ultra Magnus):Next Xbox SoC向けGPU
  • オリオン・パックス(Orion Pax):Next PlayStation向けGPU

コードネームが最初に浮上した際、それらが示すラインナップの種類については数多くの可能性が挙げられていた。しかし、リーク情報が具体化してきた現在、これらのコードネームがどのように配置されるかについて、ある程度の見通しが立っている。最も古いコードネームである「Alpha Trion」は、AMDのコンシューマー向けGPUラインナップを表している。同社の製品群において、そのdGPUはメインストリームの選択肢となっているからである。「Ultra Magnus」は『トランスフォーマー』シリーズ内で「最前線の戦士」として知られており、Xbox Next SoCに焦点を当てている。一方、「Orion Pax」はPlayStation Nextチップ向けに設計されている。

ラインナップ - 予想価格と発売日

さて、現時点では特定のRDNA 5モデルの価格に関する詳細は明らかになっていない。しかし、AMDが導入を計画しているアーキテクチャのアップグレードを考慮すると、メーカー希望小売価格はRDNA 3が設定した従来の価格帯を上回る可能性がある。

RDNA 3世代のRadeon RX 7900 XTXのMSRPは999ドルで設定されていた(本稿執筆時点でこれがAMDによる最後のハイエンド製品)。この推定に基づけば、特にNVIDIAの80シリーズに対抗するライバルとして位置づけるのであれば、RDNA 5の最上位構成が1,000ドルから1,500ドル程度になる可能性は高い。

上記の価格はあくまで推定であり、信頼できる情報に基づくものではなく、噂されている仕様から導き出されたものである。しかし、一般的に言えば、数多くのアップグレードや改良が予想されるため、RDNA 5はAMDにとってコストのかかるプロジェクトとなるだろう。

2027年後半に発売される見込みであるため、実際に製品が市場に登場するまでにはまだしばらく時間がかかると考えられる。

スペックやラインナップなどCES 2026やComputex 2026といった主要イベントで、いくつかのヒントが得られる可能性がある。

wccftech本記事アップデート1

新たな噂によると、AMDは2027年下半期までに次世代RDNA 5 GPUをリリースする計画であると報じられている。2026年中の動きはないためエンスージアスト層は落胆するかもしれないが、これは、現在進行中のメモリ不足に起因していると報じている。メモリ不足により各AIBは生産能力の確保が困難になっている状況だ。

この噂によると、AMDはすでにTSMCのN3Pプロセス技術を用いて次世代ラインナップのテープアウトを完了しているとのこと。これは、現行のRDNA 4に採用されているN4Pノードから一歩進んだものとなる。

wccftech本記事アップデート2

AMDのRDNA 5ラインナップは、現在進行中のメモリ不足によりすでに混乱状態にあるが、新たな噂によると、同シリーズのフラッグシップモデルである「AT0」と称されるモデルは、ゲーマー向けに数量限定での提供にとどまると見られている。

これは、刷新されたVega 7nm GPUを搭載したRadeon VIIと同様の状況となるだろう。Radeon VIIに使用されたチップは、当初HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)分野向けに設計されたものだったが、ゲーマー向けに転用されたものである。

wccftech.com

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