最新の報道によると、AMDは、1月にリリースを予定しているRadeon RX 7600 XT搭載グラボのグローバルローンチに中国市場を含めないことを決定しました。Radeon RX 7600 XT搭載グラボは、16GBのメモリを搭載し約300ドル前後の価格で間もなく発売される予定です。
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AMD Radeon RX 6750 GRE
Radeon RX 6750 GRE(Golden Rabbit Edition)は中国市場限定のRDNA2アーキテクチャ/Navi 22 KXTコアのdGPUで、搭載グラボが同地域で大成功を収めつつあると報じられています。そのため、近しいスペックになるであろう「Radeon RX 7600 XT」のみ、予定されている1月ローンチ時点での中国市場投入は控えることを決定した、という内容です。
搭載メモリ10GBまたは12GB構成のRadeon RX 6750 GRE搭載グラボは、中国市場で269~289ドルで販売されており、現状、ライバルのNVIDIA RTXシリーズと比べて非常にお買い得となっています。AMDは、より新しく、おそらくスペックが近しいであろうRadeon 7600 XTを併売することで、人気のあるRadeon RX 6750 GRE搭載グラボの売上が下がることを恐れているようです。
AMD Radeon RX 7600 XT
Radeon RX 7600 XTは、Radeon RX 6750 GREより新しい「RDNA 3アーキテクチャ/Navi 32コア(未定)」のdGPUで、RX 6750 GREが属するRNDA2/Navi 2x世代からの性能ジャンプアップが少ないのがネックですが、日本含むグローバル市場においては世代交代が進んでいます。
グローバル市場でのRadeon 7600 XTの最終的な発売スケジュールは、本稿執筆時点では未確認ですが、以前、NVIDIA GeForce RTX 4000 SUPERシリーズのリリースにぶつける予定と報じられています。