通称Big NaviことNavi2x(RDNA2アーキテクチャ)コアGPUのハイエンド版の名称と詳細がリークされています。
名称はRadeon RX Gamma XTで最大クロック2,633 GHz、VRAMはGDDR7の32GB、PCIe 5.0対応というトピックもありつつ「26.6 TFLOPs」の性能を叩き出すハイエンドグラボになるよう。
AMD Radeon RX Gamma XT GPU: A 26 TFLOPs Monster With 1.5 TB/s of Bandwidth And 21.2 Gigarays Ray Tracing Support
Radeon RX Gamma XT
3月5日以降、特に動きがなかったBig Naviの話題ですが、急遽、名称と性能を示すリーク情報がwccftechで報じられています。
名称はRadeon RX Gamma XTで、GPUの最大クロックは2,633 GHz、VRAM周りのスペックは帯域幅512bitでクロック24 GbpsのGDDR7(1.5 TB / s)を32 GB搭載。1秒あたり最大21.2 Gigarayのレイトレーシングをサポート。CUは2倍となりQCUまたはQuad Compute Unitと呼ばれることになるだろう、と述べています。
性能を示す値の一つ、FP32(float)performanceの値は「26.6 TFLOPs」となるそう。他のトピックとしては、PCIe 5.0とDisplayPort 2.0をサポート、消費電力は350Wとしています。
最大クロックは2,633 GHz
GPUの最大クロックは2,633 GHzに達し、この高クロックを可能にしたのは「EUVベースの7nmプロセスで製造されている」からだ、としています。
26 TFLOPs
GPUの性能指標として用いられるFP32(float)performanceの値は「26.6 TFLOPs」で、上記QCUと呼ばれるだろうコア数の増加だけでなく、高クロックによって可能になった数値のようです。
PCIe 5.0対応で消費電力は350W
PCIe 5.0対応で消費電力はわずか350W。
21.2 Gigaray
AMD初となるレイトレーシング機能を搭載するGPUになるのがBig NaviことNavi2x(RDNA2)です。
Big Naviのレイトレーシング性能は1秒あたり最大21.2 Gigarayをサポートしているようです。NVIDIA GeForce RTX2080Tiの性能は10 Gigarayで、2倍以上のジャンプアップを果たすことになります。
ClearAIアップスケーリング
NVIDIAの技術である「DLSS」に似た機能として「ClearAIアップスケーリング」という名称も見えています。
4K 120 Hzのゲームをターゲット
「4K 120Hz」のゲームをターゲットにするスライドもリークされています。
期待大の次期AMD GPU
これらが本当であればNVIDIAに対してかなりの競争力を持つことになります。
値段次第、というところもありますが、wccftechでは次期NVIDIAのフラグシップGPU(RTX3080?RTX3080Ti?)とぶつけるGPUである、とも述べていますので、それなりに高価なグラボになりそうです。