NVIDIAは、GeForce MXシリーズにTuringアーキテクチャ世代のGPUを導入しようとしています。GPUの名称はGeForce MX450で、GTX1650やGTX1650 Max-Qと同じTU117コアとされています。そのGeForce MX450の3DMarkスクリーンショットを紹介します。
NVIDIA is bringing its Turing architecture to its GeForce MX series, an example of which has now appeared on 3DMark. Sporting a 540 MHz base clock and 2 GB of GDDR6 VRAM, the possible GeForce MX450 is based on the TU117 GPU, the same found in the GTX 1650 and GTX 1650 Max-Q.
GeForce MX450
ノートPC用dGPUのGTX1650やGTX 1650 Max-Qと同じTuringアーキテクチャ世代のTU117コアをもつGeForce MX450の存在がリークされています。
ベースクロックは540 MHzで、ブーストクロックは判明していません。VRAMはGDDR6の2 GB。notebookcheckによるとコードネームはN18S-G5とされています。
GeForce MX450 スペック
- アーキテクチャ:Turing
- コア:TU117
- CUDAコア:?
- ベースクロック:540 MHz
- ブーストクロック: ?
- VRAM:2 GB?GDDR5?GDDR6?(10 Gbps?)
- TDP:25W?
GeForce MX450の性能は、GTX1650 Max-Qに匹敵するらしいです。
GeForce GTX1650 Max-Q スペック
- アーキテクチャ:Turing
- コア:TU117
- CUDAコア:640
- ベースクロック:930 MHz
- ブーストクロック: 1125MHz
- VRAM:4 GB, GDDR6, 128bit, 12 Gbps, 最大 192 GB/s
- TDP:30W
GeForce MX350 スペック
※カッコ内は15W版
- アーキテクチャ:Pascal
- コア:GP107
- CUDAコア:640
- ベースクロック:1354 MHz(746 MHz)
- ブーストクロック: 1468 MHz(937 MHz)
- VRAM:2 GB, GDDR5, 64bit
- TDP:25W
3DMarkスクリーンショット
@_rogameによって見つけられたGeForce MX450は、MX350のベースクロックより100 MHz低い540 MHzで動作しているようです。
Next Nvidia MX card with TU117
— _rogame (@_rogame) 2020年4月6日
> 540MHz base clock
> 2GB 10Gbps GDDR6
This should be < 25W SKU
Check notebook check's article for more details : https://t.co/eNubKSF1Xy pic.twitter.com/yBnOp36q6i
VRAMはGDDR5のバージョンとGDDR6のバージョンがあり、GDDR5版のコードネームは「N18S-G5-A」でGDDR6版は「N18S-G5-B」であるかもしれない、とも述べられています。
Intel Xe DG1対抗dGPU
notebookcheckでは「NVIDIAはIntel Xe DG1に対抗するノートPC用dGPU」だと述べています。
Xe DG1をiGPUに持つTiger Lake搭載ノートPCが登場するであろう、2020年下半期までには何かしらリアクションがあると思われます。
Tiger Lakeシリーズの記事もご参照ください。
Core i7-1185G7(Tiger Lake)
Tiger Lakeサンプル?CPU
Tiger LakeはCore i7-1065G7よりCPU性能が高く、iGPUのXeはRenoirコアRyzenより性能が高い
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