アナリストのDan Nystedt氏は先日、NVIDIAがMediaTekと共同で "PC向け" のARMアーキテクチャAI SoCを開発していると報じました。それに続く新たな噂によると、この2社はハンドヘルドゲーム機用の新しいSoCのリリースにも取り組んでいるといいます。これが本当なら、噂されているNintendo Switch 2以外にも、NVIDIAを搭載した携帯ゲーム機が登場するかもしれません。
※リーク情報のため不確かな情報も含まれる場合があります
ハンドヘルドゲーミングPC向けも
現段階では、ハンドヘルドゲーミングPC市場はAMDがほぼ独占しています。RDNA 3アーキテクチャのiGPUがたたき出す性能のおかげで、ASUS ROG AllyやLenovo Legion GoのようなハンドヘルドPC機は今や多くの人が選ぶようになりました。Intel Meteor Lake搭載のMSI Clawという選択肢も出てきており、 NVIDIAは一歩遅れている状況です(Nintendo SwitchにNVIDIA Tegra X1が搭載されているように、既に市場には参入済。古参です)。
次期Nintendo Switchとも言われる「Nintendo Switch 2」にも、NVIDIAの新型ARM SoCが搭載されると予想されていますが、ゲームコンソール機を超えて、将来的にはハンドヘルドPC/ハンドヘルドゲーミングPC向けのARM SoCを投入する可能性があるそうで、少なくとも、最新の噂はそれを示唆しています。
この新しい噂は、アナリストのDan Nystedt氏がNVIDIAとMediaTekの提携をリークしたことから始まりました。最初の噂はNVIDIAとMediaTekが "PC向けのARM SoC" を共同開発するというものでしたが、@XpeaGPUからの新たなリークは、NVIDIAとMediaTekが "ハンドヘルドゲーミングPC向けARM SoC" にも取り組んでいることを示唆しています。
Yep and Mediatek is also working on gaming handled SoC with Nvidia GPU as Jensen is frustrated by Nintendo and he sees a good market potential.
— AGF (@XpeaGPU) 2024年5月15日
PS: its different than the new NV semi-custom div that tries to reenter the console market (some CN clients are already interested) https://t.co/sBuYVLJILc
このNVIDIAとMediaTekによる "ハンドヘルドゲーミングPC向けARM SoC" は、Nintendo Switch 2専用というわけではなさそうです。@XpeaGPUが補足しているように、NVIDIAのco-founderでありpresident、CEOのJensen Huang氏は「任天堂に不満を抱いており、良い市場の可能性を見出している」と伝えられています。NVIDIAがNintendo Switch 2のみならず、他のメーカーと提携し、より多くのハンドヘルドPC/ハンドヘルドゲーミングPCに搭載される可能性があることを示唆しています。
この提携についてNVIDIAとMediaTekのどちらからも確認が取れていませんが、もしこのリークが真実であれば、6月に開催されるComputex 2024で詳細が発表されるかもしれません。