AMD Radeon RX 7600 XTの初の公式仕様が発表されました。メーカー希望小売価格は329ドルで、Radeon RX 7600（非XT）より60ドル高い設定です。Radeon RX 7600（非XT）に採用されているNavi 33コアではなくワンランク上のNavi 32コアになるのかもしれない、と予想されていました。
2024年1月10日追記あり
AMD Radeon RX 7600 XT
NVIDIA GeForce RTX 4000 "SUPER" シリーズの話題に対するカウンター、AMD Radeonシリーズの新モデルの中で一番下にスペックが出たのがRadeon RX 7600 XTでした。
Navi 33
Radeon RX 7600 XTの場合、コアは何になるのか？というのが一番の疑問だったのですが、非XTのRX 7600と同じくNavi 33コアとなったようです。32CUs、2,048ストリームプロセッサというスペックは変わらず、ゲームクロックとブーストクロックが向上しました。
Radeon RX 7600 XT
- ゲームクロック：2.47GHz
- ブーストクロック：2.76GHz
Radeon RX 7600
- ゲームクロック：2.25GHz
- ブーストクロック：2.66GHz
128bitのメモリバスと18Gbpsチップ採用というメモリ周りのスペックは変わりませんが、搭載メモリは倍増するとのこと。メモリサイズの増加によりTBPが165Wから190Wに増加することを確認しています。
16GBメモリを搭載したRadeon RX 7600 XTは、非XTモデルより「1080p/1440pでゲーム内設定を高くでき、レイトレーシングで動作するゲームでより高い性能を発揮するはず」と述べられています。
AMDは、FSR2/3またはDLSS 2/3を使用した場合において、NVIDIA GeForce 4060（非Ti）と競合すると主張しているということです。
発売日
1月24日にRadeon RX 7600 XTをリリースするとされています。
改めてメーカー希望小売価格は329ドルで、大まかにNVIDIA GeForce RTX 4060とRTX 4060 Tiの間に置かれる形となります。
（追記ここから）
ASUS「AMD Radeon RX 7600 XT」グラボ2モデルローンチ
ASUSは本日、TUF Gaming AMD Radeon RX 7600 XTおよびASUS Dual AMD Radeon RX 7600 XTグラフィックスカードを発表しました。
どちらも、すべてのはんだ付けがシングルパスで完了するASUS「Auto-Extreme Technology」と呼ばれる自動プロセス製造のグラボであり、部品への熱的な負担が軽減するとともに過酷な洗浄剤の使用を避けることができるため、環境への影響が少なく、製造時の消費電力が低減。より信頼性の高い製品となっています。
GIGABYTE「AMD Radeon RX 7600 XT 16GB」グラボローンチ
GIGABYTEは、AMD Radeon RX 7600 XT搭載グラボ「GIGABYTE AMD Radeon RX 7600 XT GAMING OC 16G」を発表しました。
AMD Radeon RX 7600 XT GAMING OC 16GはWINDFORCE冷却ソリューション搭載、バックプレート、ULTRA DURABLE認定コンポーネント（全固体コンデンサ、メタルチョーク、低抵抗MOSFET）を搭載。
公式サイトによると、クロックはTBD表記ながらメモリやインターフェース周りはVideoCardz.comの予想記事通りとなっています。
（追記ここまで）
