AMD Radeon RX 7600 XTを正式に発表しました。Radeon RX 7600 XTは、RX 7600と同じ「Navi 33」コアを維持しつつ、クロックをあげ搭載メモリを16GBに倍増したdGPUです。
AMD Radeon RX 7600 XT
Radeon RX 7600 XTはRX 7600に比べてクロックをあげ、搭載メモリを倍増しています。これらスペックアップにより、消費電力(TBP)もあがりました。
ゲームクロック
最大ブーストクロック
搭載メモリ
メモリ周りのスペックは据え置き。両dGPU共に、GDDR6 18Gbpsでメモリ帯域幅も288GB/sです。
消費電力
消費電力があがった結果、Radeon RX 7600 XTのサードパーティベンダによるカスタムデザイングラボは、2つの8ピンPCIe電源コネクタ、または少なくとも6ピンと8ピンの組み合わせを搭載することになります。
Display Port 2.1
AMD Radeon RX 7600 XTの(実は大きいかもしれない)変更点は、グラボに「Display Port 2.1」端子搭載を義務付けられることです。
AMD Radeon RX 7600 XTパフォーマンス
GPUクロックが向上したおかげで、Radeon RX 7600 XTは1080pの一般的なタイトルにおいて性能が向上していることが示され、NVIDIA GeForce RTX 2060 6GBと比較して性能がほぼ倍増しているとしています。
最大設定で1440pでプレイ可能なフレームレートを提供することも示されています(レイトレーシング無し)。
また、クリエイターや生成AIアプリでは搭載メモリ16GBの有効性を提示しています。
発売日、価格
AMD Radeon RX 7600 XTは1月24日に329ドル(メーカー希望小売価格)で発売されますが、サードパーティベンダのカスタムデザイングラボのみ市場に展開され、AMDリファレンスデザインは存在しないとのこと。