帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報

AMD好きによる自作PCパーツ, 自作PC向けのテック系記事サイト。主に海外サイトのリーク情報やベンチ記事を翻訳、解説します。CPUやマザボ, グラボの最新情報が強いはず。AMD情報多めです

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

Lenovo Legion Go|Lenovo新型ハンドヘルドPC詳細レビュー紹介 /Tom's Hardware(追記あり)

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

Image via Tom's Hardware

LenovoもハンドヘルドPC、ASUS ROG Ally対抗モデルをリリースしている話題です。Tom's Hardwareでは詳細なレビューがありますのでそちらも併せてご紹介いたします。所謂Nintendo Switch的な佇まいですが、搭載液晶モニタのスペックが注目ポイントです。

2023年12月8日追記あり

www.tomshardware.com

Lenovo Legion Go スペック

pc.watch.impress.co.jp

仕様はPC Watchの記事から引用いたします。

基本スペック

  • CPU:Ryzen Z1(最大で8コア/16スレッドのRyzen Z1 Extremeが搭載可能)
  • メモリ:16GB LPDDR5X-7500
  • ストレージ:256GB/512GB/1TB PCIe 4.0 SSD
  • OS:Windows 11 Homeなど

ディスプレイスペック

  • 8.8型
  • 2,560×1,600
  • IPS液晶
  • リフレッシュレート:144Hz

最大500cd/平方mと高輝度でDCI-P3 97%と色域の広さも特徴。また、10点マルチタッチもサポートしタップやスワイプに対応。表面はゴリラガラスを備えています。

インターフェース

  • USB4 ×2
  • Wi-Fi 6E
  • Bluetooth 5.2
  • microSDカードスロット
  • 2W+2Wスピーカー
  • 3.5mmステレオミニジャック
  • 本体バッテリ:2セル49.2Wh
  • コントローラバッテリ:900mAhのバッテリを内蔵

サイズ

  • 本体のみ:210×20×131mmで640g
  • コントローラ装着時:299×41×131mmで854g

pc.watch.impress.co.jp

本稿執筆時において日本国内ではまだ発売していないモデルです。

2023年12月8日から日本国内で発売を開始すると発表がありました。メーカー希望小売価格は13万4800円とのこと。

2023年12月6日,Lenovoの日本法人であるレノボ・ジャパンは,同社初の携帯型ゲームPC「Lenovo Legion Go」(レノボギオン ゴー)を12月8日に国内発売すると発表した。8.8インチサイズと,携帯型ゲームPCとしては大きめの液晶パネルや,本体から分離してマウスにもなる合体ゲームパッド機能など,見どころの多いPCだ。
税込のメーカー想定売価は13万4800円となっている。

www.4gamer.net

Lenovo Legion Go

Image via Lenovo

Lenovo Legion Go

Image via Lenovo

Lenovo Legion Go

Image via Lenovo

Lenovo Legion Go

Image via Lenovo

www.lenovo.com

Lenovo レノボ・ジャパン 83E10027JP Legion Go [ 8.8型(144Hz) / WQXGA タッチパネル / Ryzen Z1 Extreme / RAM:16GB / SSD:512GB / Windows 11 Home / シャドーブラック ]|ツクモ公式通販サイト

shop.tsukumo.co.jp

レビュー

注目ポイントは搭載液晶モニタのスペックです。8.8型の2,560×1,600で、リフレッシュレートが最大144Hzというのはこの手の製品としてはハイスペック(バッテリー持つんでしょうか?)。Tom's Hardwareのレビューでは、その解像度について言及があります。また、搭載OSの挙動についても一言ありそうです。ハンドヘルドPCではおそらく一番普及しているであろうValve Steam Deck搭載OSはLinuxベースのカスタマイズOSですが、Lenovo Legion GoはWindows11を搭載しています。

Windows 11's biggest benefit is that basically every game you could possibly want will run on it. But what I said in my Ally review remains true here: Windows wasn't designed for a gaming handheld, and there are some screaming issues.

Windows 11の最大の利点は、基本的にあらゆるゲームが動くことだ。しかし、私がAlly(注:ASUS ROG Allyのこと)のレビューで述べたことは、ここでも変わらない。Windowsはゲーム用ハンドヘルド機のために設計されたものではなく、悲鳴を上げる(注:ハードウェア的に悲鳴を上げるのではなくUI的に未熟に感じる、というような意味)ような問題もある。

Lenovo Legion Go Review: Bulky, Switch-Like Gaming PC | Tom's Hardware

Valve Steam Deck搭載OSは前述した通りLinuxベースなので、ゲームプレイのためにProtonというエミュレーターを通して動かしています。SteamをはじめPCゲームはWindowsでの動作を前提にしているのでその意味ではWindows11搭載のLenovo Legion Goは有利です。

Of course, if you want to use this with a PC, you could. With a keyboard and mouse, or a monitor, this is a Windows PC, which means there's no reason you couldn't sync OneDrive files and do your job on the Legion.

When you first boot Windows 11, however, Lenovo auto-launches its own software: Legion Space. In some ways, Legion Space is pretty good at filling some of those Windows control gaps, though you'll still need to go to Windows for some games, apps, and especially setup.

もちろん、これをPCで使おうと思えば使える。キーボードとマウス、あるいはモニターがあれば、これはウィンドウズPCであり、OneDriveのファイルを同期してレギオンで仕事ができないわけがない。

しかし、最初にWindows 11を起動すると、Lenovoは独自のソフトウェアを自動起動する。Legion Spaceだ。ある意味、Legion SpaceはWindowsコントロールのギャップを埋めるのにかなり適しているが、それでもゲームやアプリ、特にセットアップにはWindowsを使う必要がある。

Lenovo Legion Go Review: Bulky, Switch-Like Gaming PC | Tom's Hardware

Windows11のセットアップにはLenovo Legion Go付属のコントローラーでは不足感がある(キーボードとマウスの操作感には及ばない)としつつも、Legion Spaceと呼ばれる専用ランチャーが用意されているので大きな問題にはならないと指摘しています。

The app also feels a bit unfinished in places. There's a Cloud Gaming portion that simply links to Xbox's website (and not even Game Pass! Just Xbox!), while the "Android Game" section goes to the Microsoft Store to download the Amazon Android app store. These don't make anything much easier.

There's also a Game Store, with links to Gamesplanet.com, Steam, and GOG websites, while the home page also has a ton of links to games in a variety of web-based stores, and you often don't know where you're going until you click. I wish Lenovo would take these off the home page, as it feels a bit like a money grab.

But the settings apps, especially the quick settings, feel about right. The problem is that like Asus's ROG Ally, they feel slapped onto Windows 11, as opposed to baked in like they do in SteamOS. Microsoft desperately needs to build features for these kinds of devices to improve the UI and be truly competitive in ease of use.

また、アプリはところどころ未完成な感じがする。クラウドゲーミングの部分はXboxのウェブサイトにリンクしているだけだし(Game Passもない! Xboxだけだ!)、Androidゲームの部分はAmazon AndroidアプリストアをダウンロードするためにMicrosoftストアに行く。これでは何も楽にならない。

また、Game StoreにGamesplanet.com、Steam、GOGのウェブサイトへのリンクがあり、トップページにもさまざまなウェブベースのストアのゲームへのリンクが大量にあるが、クリックするまでどこに行くのかわからないことが多い。Lenovoには、これらのリンクをホームページから外してほしい。

しかし、設定アプリ、特にクイック設定はほぼ適切だと感じる。問題は、AsusのROG Allyのように、SteamOSのように作り込まれているのではなく、Windows 11に叩きつけられたように感じられる(注:素のWindows11のままであるという意味)ことだ。マイクロソフトは、UIを改善し、使いやすさで真に競争力を持つために、この種のデバイス向けの機能を必死に構築する必要がある。

Lenovo Legion Go Review: Bulky, Switch-Like Gaming PC | Tom's Hardware

レビューそのまま受け取るならば、Lenovo Legion Goは素のWindows11をそのまま搭載している「PC」であるということ。例えばGOGのようなディストリビューターサイトへのリンクをショートカットでデスクトップに用意しているだけであり、それらに対する最適化はしていないということです。

何かに最適化しまくるとPCとして使い勝手が悪くなる場合もあるので、ここは良し悪しだと思います。例えとして変ですが、Sony PlayStation®5やNintendo Switchはあくまでゲーム用のコンソールなので最適化しまくらないとダメで、変に違うこともできるようにしようというのは本筋から外れていきます。Valve Steam DeckもSteamに特化した「ゲームコンソール」であろうとするのでPCである必要はありません。

ここはハンドヘルドPCの弱みなのかもしれません。外見だけはゲームコンソールみたいですからね……。ASUS ROG Allyもそうですが、このサイズでローレンジ~ミッドレンジのゲーミングノートPC並みの性能を発揮できるなら素のWindows11を搭載してても文句は出ないでしょう。

Image via Tom's Hardware

Bigger isn't always better, but in the case of the Lenovo Legion Go, it's pretty great. The 8.8-inch, 2560 x 1600 screen is among the best I've seen on a handheld. While intense games won't run at that high resolution, it's great if you want to use Windows for any actual computing. Lenovo reps suggested to me that the full resolution is best for streaming video, while you should go down to 1280 x 800 for intense games and 1920 x 1200 for "indie/retro" games, or some AAA games if you're really willing to turn down the effects.

大きければいいというものではないが、レノボのLegion Goの場合はかなり素晴らしい。8.8インチ、2,560 x 1,600のスクリーンは、私がこれまで見たハンドヘルド機の中でも最高レベルだ。激しいゲームはこの高解像度では動かないだろうが、Windowsを使って実際のコンピューティングをするなら最高だ。Lenovoの担当者は私に、ビデオのストリーミングにはフル解像度がベストで、激しいゲームには1280 x 800、「インディー/レトロ」ゲームには1920 x 1200、本当にエフェクトを下げてもいいならAAAゲームにした方がいいと提案してくれた。

Lenovo Legion Go Review: Bulky, Switch-Like Gaming PC | Tom's Hardware

eスポーツ競技シーン等ではまた違うのですが、一般的にモニターは大きくて解像度が高いほうが良い、というのは古今東西変わらないわけです。しかし縦1,600という点は少しひっかかります。タスクバーの表示領域も考えてるのかもしれませんが、ゲームプレイ時はだいたい全画面ですよね?

That 144 Hz option is most helpful in esports. Rocket League ran smoothly at high frame rates when I tuned the settings and resolution appropriately.

144Hzのオプションは、esportsで最も役立つ。設定と解像度を適切に調整すれば、Rocket Leagueは高フレームレートでスムーズに動作した。

Lenovo Legion Go Review: Bulky, Switch-Like Gaming PC | Tom's Hardware

Tom's Hardwareのレビューでは、Shadow of the Tomb RaiderRed Dead Redemption 2、Borderlands 3のフレームレートをValve Steam DeckとASUS ROG Allyと比較したグラフもありますので必見です。

Image via Tom's Hardware

www.tomshardware.com

 

 

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります
Copyright © 2020-2023 帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報 All rights reserved.