NVIDIAは、中国向けに再設計したGeForce RTX 4090を2024年1月中にリリースする予定とのこと。名称は「RTX 4090 D」で、RTX 4090より5%程遅く、メモリは同じ24GBとされています。現在正式にリストアップされており間もなく出荷が開始される予定です。
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NVIDIA GeForce RTX 4090 D
GeForce RTX 4090 Dは、中国市場向けのフラグシップdGPUとなり、同地域でのGPUハードウェア販売に関する米国政府の輸出規則および規制をすべて順守、2024年1月には発売されるシリーズです。既存のGeForce RTX 4090は、中国市場で販売するには "強力すぎる" という理由で事実上販売禁止となっています。
それに伴い、NVIDIAはGeForce RTX 4000シリーズのラインアップを更新し、GeForce RTX 4090 Dのスペック概要を新たに発表。報道関係者向けに提供したリリースの中で、GeForce RTX 4090 Dは、ゲームおよびクリエイティブなワークロードにおいて既存のGeForce RTX 4090より5%だけ遅いことを表明しています。
NVIDIAはまた、GeForce RTX 4090 Dを開発する際に、米国政府と広範囲に関与したことも確認しています。
スペック
GeForce RTX 4090 Dは、GPUコアのブーストクロック周波数はGeForce RTX 4090と同じ2.52GHzですが、ベースクロックは2.23GHzから2.28GHzへとわずかに向上しています。384bit幅のメモリバスに24GBのGDDR6Xを搭載するメモリ構成は維持しています。大きな違いはCUDAコア数が16,384から14,592に減少したことで、それにより、GeForce RTX 4090 DのTBPは425Wに下がる予定です。
そもそもGeForce RTX 4090のゲームのパフォーマンスは群を抜いており、CUDAコア数を減らしただけのGeForce RTX 4090 Dでも確実にハイパフォーマンスが期待できます。
発売日・価格
中国市場での発売は2024年1月からで、価格はおよそ1,836米ドルと予想されています。Founders Editionモデルは発売されない予定のため、各ベンダーオリジナルデザインのGeForce RTX 4090グラボを流用する形になるでしょう。