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Alder Lake-S(デスクトップ向け第12世代Core)のスペックリーク情報 /notebookcheck【Intel】

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Image via Intel

Intelの第10世代Coreに関しては、10nmへの実質的な移行失敗によりラインナップ的にも混乱していますが、デスクトップ版CPUとノートPC用の大部分(ハイパフォーマンスレンジと普及帯向け)は14nm++プロセスルールで製造したComet Lakeシリーズで凌ぐ予定です。

問題はその先、だと思うのですが……第11世代Coreを追い抜いて第12世代Coreのリーク情報が報じられています。

今回は、デスクトップ向けのAlder Lake-Sに関する内容です。 Alder Lake-Sは80〜150WのTDPで、最大16コアと考えられています。トピックとして「PCIe 4.0サポート」と「LGA 1700」、そして「10nm ++プロセス」で製造される可能性がある、とnotebookcheckでは記されています。

A new leak about the purported Intel 12th gen Alder Lake-S platform indicates that we might see something on the lines of ARM's big.LITTLE architecture in smartphones being implemented on the desktop. Alder Lake-S is thought to offer up to 16 cores with a TDP ranging from 80 to 150W along with support for PCIe Gen4. The new platform is expected to require an LGA 1700 socket and will likely be made on the 10nm++ process.

www.notebookcheck.net

Alder Lake-S

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Image via Videocardz

Alder Lake-Sに関しては、以下のような特徴だと予想されています。

10nm++

Intelの10nmプロセスノードは、2021年までにデスクトップ向けCPUに必要な性能を発揮するのに十分な成熟が図られる可能性があります(破棄されなければ)。

しかし、Alder Lake-Sが現実となる頃には高度に成熟した7nmプロセスノードを持つことが予想されており、この辺は若干怪しい話です。

ちなみにAMDは、2022年までに5nmプロセスルールで製造したZen4アーキテクチャを準備する予定です。

LGA1700

LGA1700に関してですが、Alder Lake-Sの一つ前になる「第11世代CoreのRocket Lake-S」でもソケット変更が噂されているので、今後もCPU世代ごとにM/B強制変更はやりそうです。

PCIe 4.0

PCIe 4.0サポートは、Alder Lake-S以前のRocket Lake-Sからサポートなのか、このAlder Lake-Sからサポートなのかわかりません。結局、Intelが採用しないと一般化はなかなか難しいですから、この先しばらくはPCIe 3.0が標準仕様かもしれません。

その他注目機能

また、項目にはしませんでしたが、DDR5は明言されていないとnotebookcheckでは説明しています。

この中で一番目新しい動きは、big.LITTLE機能を採用することでしょう。

big.LITTLE

big.LITTLEは、ARMアーキテクチャが採用する消費電力削減のためのコア機能です。

big.LITTLEとは、主にモバイル端末のCPUで採用されているCPUの電力利用効率を上げるための技術である。ARMが開発した。最近のスマートフォンの多くが採用している。

高度な計算などの処理を高性能なコアで、簡単な計算などを電力を消費しにくいコアで処理することで、電力消費を抑えつつ高性能なCPUを実現している。

big.LITTLE - Wikipedia

このbig.LITTLEのIntel版をAlder Lake-Sで採用する、と報じています。しかし、デスクトップ用CPUにどう役立つかわかりません。

big.LITTLEはスマートフォンタブレットなどで有効な機能であり、デスクトップPCの場合は電力やTDPの制約を受けません。

どちらかというとノートPC向けAlder Lake(Alder Lake-HやAlder Lake-U?)で有効な機能になるでしょう。

コア構成

Alder Lake-Sの特徴は、コア構成にあるかもしれません。

8 + 8 + 1構成

8個のメインコア+8個の小さなコアまたは低電力のコア+iGPUを備えた「8 + 8 + 1構成」。

この構成ではTDP 125Wを予定していますが、もしかしたら150Wまで検討している可能性があります。

この「8 + 8 + 1構成」はTDP 80Wのバージョンある、とされ、素人考えではクロックが抑えられたものかもしれません。

6 + 0 + 1構成

上記「8 + 8 + 1構成」がメインストリーム向けで、下位バージョンとして6個のメインコアとiGPUを組み合わせた「6 + 0 + 1構成」もあり、こちらはTDP80Wとされています。

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Alder Lake-S with 16 cores could see Intel bringing big.LITTLE to the desktop, 80-150W TDP and PCIe Gen4 support in tow - NotebookCheck.net News

メインコアはGolden Coveアーキテクチャのコアを使い、小規模コアとされる分はATOMに採用されるGracemontコアである可能性が高い、と示されています。

リリースは?

2021年後半から2022年初頭を予定しているとのことです。

 

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