ロサンゼルスで伝統的に開催されてきたゲーム見本市「E3」が永久に開催されないことが正式に発表されました。
終了する北米最大のゲームショウ「E3」
E3はアメリカにて開催されていた大型のゲームイベントで、25年以上の歴史を持ちます。ドイツにて開催されるgamescom、日本で開催される東京ゲームショウと並ぶ世界3大ゲームショウの1つとなっていました。しかしCOVID-19のパンデミック以降、2019年はオンラインに移行し2020年は中止。2021年はオンライン開催を行ないましたが、2022年は再び中止。2023年は開催がアナウンスされていましたが結果中止となり、「今後復活することはない」という結論に至ったようです。
ゲーム業界に属する各企業は現在、同業者(開発者等)やユーザー(プレイヤー)とのコミュニケーションのために別のチャネルを持っています。COVID-19のパンデミック以前からこういった傾向は加速しており、それに伴う「ゲームショウ離れ」は指摘されていました。2018年にSonyがこの見本市から完全撤退する決断は大きなニュースとなりました。
こういったゲーム業界の状況の変化をE3の主催団体であるEntertainment Software Associationは認めています。Entertainment Software Associationの幹部は、ワシントンポスト紙に次のように語っています。
企業は現在、個々のショーケース・イベントを含め、消費者やビジネス・パートナーと関わるための複数の手段を持っている