Intelは2023年12月18日、東京で日本のパートナー向けに「AI Everywhere」マーケティングの推進と今後の製品展開について概要を説明するイベントを開催しました。4Gamerの記事では、イベントで示されたスライド資料が示されていますが、その中で最も興味深いのは、間違いなくロードマップのスライドでしょう。
AI Everywhereイベント
デスクトップ・モバイルCPUセグメントでは、Core Ultraを含む、2023年に登場したクライアント向けCPU製品がリストアップされています。ワークステーション向けCPUのセグメントにはSapphire RapidsとEmerald Rapids、GPUセグメントではArc ProとArc A580が示されています。
表の右端には「今後の製品」と書かれています。解像度の関係で少し見づらいですが、拡大すると、今後のGPU製品を示す「Battlemage」のキャラクター画像が含まれていることがわかります。Intelは以前にも、第2世代Arc GPUを表すロードマップにこのグラフィックを使用していました。
Intel 第2世代 Arc「Battlemage」
Intelの第2世代Arc「Battlemage」は2024年にリリース?と期待を持ってしまうスライド資料ですが、Battlemageが実際にどのようなものになるのかについては何もわかりません。
Battlemageに関する噂は「EU数の増加を含むAlchemistの拡張版」といったもので、AMDやNVIDIAのGPUが世代交代する際のニュアンスとは違い、リフレッシュ版プラスアルファ、マイナーアップデートといった感じです。しかし、Intelが苦労しているであろう効率を改善(ついでに価格を抑えめにできれば)、Battlemageシリーズはミドルレンジ帯辺りでかなり存在感を出せるかもしれません。