中国メーカーののSeaviv(シービブ?)社が、新たなミニPC「AIdeaStation R1」を発表しました。Zen5アーキテクチャの16コア/32スレッドを奢るRyzen AI Max+ 395(Strix Halo)を搭載した高性能モデルです。すでに中国のJD.comで購入可能とのこと。
Seaviv AIdeaStation R1
Ryzen AI Max+ 395
「AIdeaStation R1」が搭載するRyzen AI Max+ 395は、Zen 5コアの16C32T、iGPUにRadeon 8060S搭載しています。Radeon 8060Sは40 CUを実装し、LLM(大規模言語モデル)などの推論処理において、一般向けiGPUでは実現が難しいパフォーマンスを発揮するとアピール。NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop クラスの性能に匹敵するとされています。
ベンチマークではRyzen 9 7945HX3Dと互角以上の性能を見せ、対AppleではM3 Max〜M4 Maxの間に位置。
二つのファンと三本のヒートパイプによる強力な冷却システムを備え、発熱の多い“Strix Halo” も制御可能な構成です。
仕様・価格
さらに本機は、128GBのLPDDR5Xメモリを搭載し、2TBのSSD(M.2 2280)が1基装備されています。
販売価格は13,999人民元(約1,960 USD)と、ミニPCとしてはプレミアム価格帯に位置しています。現状、この構成(128GB RAM、2TBストレージのみ)に限定されているようです。
Strix Halo APU搭載した他モデル
新たな“Strix Halo”を搭載したモデルとしては、以下のような展開も注目されています。
Xiaomi
「Star Core Super AI Computer」は、128GB LPDDR5搭載、Radeon 8060S iGPU(最大96 GB をVRAMとして利用可能)、RTX 4070レベルのグラフィック性能を持ち、価格は初出資時で約1,785 €ほど。
Geekom
「A9 Mega」は、Strix Halo APUを搭載し、最大96 GBをGPU用に動的割当可能。RTX 40シリーズ並みの統合GPU性能とAIワークロードに強く、早期支援者向けに約1,899 USDで提供。
Framework
16コア、40 CU GPU、128GB LPDDR5X RAM、2TB SSDという構成。AI処理モデル対応で高額(2,200 USD以上)の小型デスクトップ。
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