AMDの次世代Zen5ベースのStrix Point「Ryzen AI 100シリーズ」プロセッサーは、来月開催されるComputex 2024で発表、その後発売される予定とされています。Ryzen AI 100シリーズに属する「Ryzen AI 165」というモデル名が新たなリーク情報で明らかになっています。
AMD "Strix Point" Ryzen AI 165
Chinaのレビュアー兼リーカーであるGolden Pig Upgradeからの新たなリーク情報では、AMD Ryzen AI 165 "Strix Point" APUは10C20T、AIワークロード用にXDNA2ベースのNPUを搭載し、NPUだけで45TOPSのAI性能を提供すると予想されています。
Strix Pointシリーズのとあるモデルは「Ryzen AI 9 HX 170」と呼ばれ、12C24T、最大ブーストクロック5.1GHz、AIワークロード用に同じXDNA2ベースのNPUを搭載するという噂を耳にしている。
AMD Ryzen AI 165 'Strix Point' APU teased with 10 cores based on next-gen Zen 5
ASUSがリリースを予定しているノートPCには12C24T、クロックは最大5.1GHz、キャッシュは36MB、Ryzen AI性能は最大77TOPSとする新しいRyzenを搭載するようです。これは、AMDのCPUラインナップでこれまで無かった「AI」というワードが入った「Ryzen AI 9 HX 170」というネーミングを持つようです。
ここで名前がでてきたRyzen AI 165は、2 x Zen5+8 x Zen5cまたは、4 x Zen5+6 x Zen5cとなる可能性があります。AMDはStrix Pointにはモノリシック設計を採用するだろうとされているため、伝統的なCPUコア無効化による差別化がみれるでしょう。
Strix Pointの他の特長は、最大24MBのL3キャッシュ(16MB + 8MB)、RDNA 3.5ベースの最大16基のGPUコアが2.6GHzから2.7GHzのクロックで動作するiGPU、当初LPDDR5メモリをサポートし、将来的にはフルDDR5メモリをサポートすると予想されています。