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Intel Core Ultra(Meteor Lake)は、BIOS更新により既に性能と効率が大幅に向上している /wccftech

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Image via wccftech

IntelのノートPC向けCPU(SoC)としては "次のステップ" となった「Meteor Lake」ですが、リリース前のリーク情報時点から既にWindows OS側の電力管理によって性能がスポイルされているかも?と報じられ、華々しいスタートとはならなかった面もあります。しかしIntelはすでに対策を講じており、性能向上がみられているとのこと。

※リーク情報のため不確かな情報も含まれる場合があります

wccftech.com

Intel Meteor Lake向けBIOS/ファームウェア

リーク情報時点からベンチマークの数値がおかしいと言われ続けていたMeteor Lakeですが、Intelとハードウェアベンダ側のBIOS/ファームウェア更新対応により本来(?)の性能を見せつつあります。そのBIOS/ファームウェアでは所謂「ノートPCに最適な電源管理(スケジューリング)を省いた」のかもしれません。ノートPC向けのCPU(SoC)は本来、常に高い消費電力で稼働させるスケジューリングは望まず、低い消費電力状態も稼働状況に応じて必要になってきます。

UltrabookReviewによるレビューでテストされたノートPCは、OS側のスケジューリングによって性能が大きく損なわれている "プレ・リリース版BIOS/ファームウェア" が搭載されているそう。このレビューによると、「Intelはこの問題に気づいており、修正プログラムを提供するためにパートナーと協力している。ASUSはすでに最新のUEFIファームウェアのアップデートを行い、パフォーマンスと効率の顕著な改善を実現している」と述べられています。UltrabookReviewの著者であるAndrei Girbea氏によるベンチマークでは、BIOSのバージョンを201から203にアップグレードした場合、Cinebenchテストで12.5%の性能向上が見られました。

つまり、初物によくある最適化不足というオチです。

I reran and updated the Cinebench scores again, with the laptop fresh from a cold boot up. In Cinebench R23, the CPU starts at 50W and ends up around 35W for the best-effort run. For the 10 min loop, it starts at 50W and then gradually drops and stabilizes at around 28W (after about 5-6 minutes it gets to 28W).

201: CineBench R23: CPU 12357 pts (best run), CPU 11342 pts (10 min loop test), CPU Single Core 1751 pts (best run);
203: CineBench R23: CPU 13873 pts (best run), CPU 12132 pts (10 min loop test), CPU Single Core 1761 pts (best run);

Yes, 3dmark, Uniengine are on BIOS 203. Everything else except for games and Cinebench R24 are on BIOS 203. Still updating those.

via UltrabookReview

ノートPCをコールドブートしたばかりの状態で、Cinebenchのスコアを再実行した。Cinebench R23では、CPUは50Wでスタートし、ベストエフォート実行では35W前後で終了した。10分間のループでは、50Wから始まり、徐々に下がって28W前後で安定する(約5~6分後に28Wになる)。

201:CineBench R23:CPU12357pt(ベストラン)、CPU11342pt(10分間のループテスト)、CPUシングルコア1751pt(ベストラン);
203: CineBench R23: CPU 13873 pts(ベストラン)、CPU 12132 pts(10分間ループテスト)、CPU Single Core 1761 pts(ベストラン);

3dmark、UniengineはBIOS 203です。ゲームとCinebench R24以外はすべてBIOS 203です。これらはまだ更新中です。

Image via wccftech

有名なハードウェアリーカーであるGolden Pig Upgradeが行ったレビューでも同じく、効率的 "ではない" スケジューリングを指摘。初期状態では電力スケジューリングの問題があり、ノートPCを最新のBIOS/ファームウェアに更新したところ、電力消費と性能の両方で大幅な改善が見られたといいます。

最適化不足

Intelにとって新しいアーキテクチャであるため、Core Ultra「Meteor Lake」搭載ノートPCは性能と効率の向上につながる様々なチューニング、最適化を施したBIOS/ファームウェアの更新が入ることでしょう。Intelは、28W以下のような低消費電力モードでのCPU/iGPU性能が最適化される新しいドライバーに取り組んでいることも報告しています。

2024年Q1から徐々に新BIOS展開

これらのアップデートは、Meteor LakeノートPCが大半の消費者の手に届くようになる2024年第1四半期から徐々に展開される予定とのことです。

Dell Inspiron 13 5330 Intel Core Ultra 7 155H

 

 


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