AMD Ryzen 7 7800X3DがMindfactoryの販売データで圧倒的な売上を達成

AMD Ryzen 7 7800X3DがMindfactoryの販売データで圧倒的な売上を達成 /HotHardware

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ヨーロッパの大手小売業者、Mindfactoryの販売データによるとAMD CPUの売れ行きはかなり好調のようです。@TechEpiphanyYTはAMD Ryzen 7 7800X3Dが圧倒的な差でリードしていることを指摘しています。さらにMindfactoryで販売されたCPUの約86.38％をAMDが占めた記事を紹介いたします。

AMD Ryzen 7 7800X3Dが好調
- コストパフォーマンス
- TDPの低さ
AMD CPUシェア

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AMD Ryzen 7 7800X3Dが好調

高クロック、ハイパフォーマンスのゲーミングPCから、Core-i7 6950Xのような3DCGレンダリングや動画のエンコード処理などクリエイティブ用途重視のPCまで、ハイエンド、エンスージアスト用PCにとってIntel製CPUは定番でした。ここ数年で状況は大きく変わりAMDのZenコアベースのCPUに軍配が上がるようになりました。Intelが依然として競争力を維持しているのは確かですがAMDがCPU分野で伸長してきたのは実際のところ。

ヨーロッパの大手小売業者、Mindfactoryの販売データによるとAMD CPUの売れ行きはかなり好調のようです。@TechEpiphanyYTはAMD Ryzen 7 7800X3Dが圧倒的な差でリードしていることを指摘しています。

⚡️ CPU Retail Sales Week 49 (mindfactory)
🤞 7800X3D unrivaled, 7950X3D rise, 14th Gen falls off the cliff

ℹ️ Units
AMD: 6625 units sold, 86.38%, ASP: 265
Intel: 1045, 13.62%, ASP: 339

ℹ️ Revenue
AMD: 1757914, 83.24%
Intel: 353855, 16.76%

ℹ️ By Socket
AM4: 3350
AM5: 3275… pic.twitter.com/W1RzHvkiD1
— TechEpiphany (@TechEpiphanyYT) 2023年12月10日

Intelは最近、Core-i7 14700KやCore-i9 14900Kといった第14世代CPUを発表しました。販売価格は第13世代CPUとあまり変わりませんが、性能もあまり変わりないモデル群となってしまっています。第14世代CPUのハイエンド「Core-i9 14900K」は前世代ハイエンドのCore-i9 13900KSに非常に近いパフォーマンスを出していますが、入れ替え用という目線では魅力に乏しいと言わざるを得ません。

販売データが示されたMindfactoryという小売店で購入するユーザーはより性能の高いCPUを求める傾向があるのかもしれません。

Image via @TechEpiphanyYT

Ryzen 7 7800X3Dの販売数は1,500とし、Intel Core-i7 14700Kの130を上回っています。そもそも販売リストの上位にはIntel第14世代CPUはなく、ほとんどがAMD製CPUで占められています。Socket AM4の前世代Ryzen 7 5800X3Dでさえ新しいIntel CPUより販売数は上回りました。

コストパフォーマンス

CPU単体のみの問題だけではなくプラットフォームとの絡みもあります。価格対性能比ではAMDの方が優れていると考えられていますが、それはSocket AM4プラットフォームの寿命が長かったためでもあります。AMDは過去、PCゲーマーやエンスージアストユーザーに長期的なアップグレードを提供していました。Socket AM5プラットフォームもこれを踏襲し、長期所有メリットを提供するでしょう。最新のCPUは欲しいがマザーボードの交換には必ずしも現実的ではないPCゲーマーにとって魅力的です。

そもそもな話ですが、Ryzen 7 7800X3DがIntel第14世代のトップエンド帯CPU群に比べてはるかに安価であることです。Ryzen 7 7800X3Dよりさらに多くのコアを必要とする人はRyzen 9 7950X3Dを選ぶようです。