強力なiGPU(内蔵GPU)をもつAMD Ryzen 7000シリーズ「Ryzen 7000Gシリーズ」と、ノートPC向け低電圧版Zen4アーキテクチャRyzen「Ryzen 8000Uシリーズ」のラインナップのリーク情報が報じられれています。
※リーク情報のため不確かな情報も含まれる場合があります
AMD Ryzen 7000Gシリーズ
2022年にリリースしたRyzen 7000シリーズ(本稿執筆時最新のZen4アーキテクチャRyzen)は全てのモデルにグラフィック出力が確保されていますが最低限の機能に留まっています。今までの「G」シリーズのように強力なiGPU搭載CPU(APU)はありません。
微細化によってI/Oダイの面積に余裕が出たこともあり,Zen 4のI/Oダイは,GPUも内蔵することとなった。GPU名としては,「AMD Radeon Graphics」となっている。微細化によってI/Oダイの面積に余裕が出たこともあり,Zen 4のI/Oダイは,GPUも内蔵することとなった。GPU名としては,「AMD Radeon Graphics」となっている。
(中略)
I/OダイにGPUを内蔵すると聞いて,「APU系のRyzenはどうなるの?」と疑問を持つ人もいるだろう。回答としては「AMDは,今後もAPU製品を投入していく」とのことであった。というのも,このI/Oダイに組み込まれるGPUは,非常に限られた性能しかもたないのだ。
Ryzen 7000Gシリーズのラインナップ
guru3dではRyzen 7000シリーズ初の「G」型番を報じており、ラインナップは以下を挙げています。
出荷は2024年の早い時期、と述べています。
AMD Ryzen 8000Uシリーズ
同時にノートPC向けRyzenの低電圧版「Ryzen 8000U」の情報も報じています。
ノートPC向けRyzen 7000シリーズの場合、Zen4アーキテクチャのモデルだけではなく過去のアーキテクチャのリネーム版や再設計版も含まれており複雑です。Ryzen 8000シリーズではそれをZen4アーキテクチャに統一するであろう、としています。
Ryzen 8000Uシリーズのラインナップ
guru3dで報じられているのは「Ryzen 8040U」シリーズで、コードネームは「Hawk Point」とされラインナップは以下の通りです。
- Ryzen 7 8840U (100-000001325-00)
- Ryzen 5 8540U (100-000001326-00)
- Ryzen 5 PRO 8540U (100-000001331-00)
- Ryzen 3 8440U(100-00000XXX-00)
Ryzen 8000Uシリーズも上記Ryzen 7000Gシリーズ同様、2024年の早い段階で出荷されるだろう、とされています。
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