GIGABYTEが「Update AMD AGESA 1.1.0.0 for Ryzen next gen. APU support」と明記したソケットAM5マザーボードのBIOSアップデートをリリースしました。次期デスクトップPC向けRyzen Gシリーズのリリースが近づいているようです。
GIGABYTE マザーボードBIOSアップデート
GIGABYTEのソケットAM5マザーボードにBIOSアップデートが入り次世代Ryzen APUのサポートを確認した、とwccftechで報告されています。
F20a
Versionは「F20a」で、説明(Description)に「Update AMD AGESA 1.1.0.0 for Ryzen next gen. APU support」と明記されています。
実際にGIGABYTEのHPをチェックしてみたところ、本稿執筆時点においてF20aがローンチされているのを確認できました。
X670E AORUS XTREME(rev.1.x)
B650M AORUS ELITE AX ICE
wccftechで掲出されているマザーボードはX670でしたので、B650のマザーボードもチェックしてみたところVersion F20aのローンチが確認できました。
AMD Ryzen 8000G
最近の報道によると、デスクトップ向けの次世代Ryzen APU(ソケットAM5でiGPUの規模が大きいモデル)はRyzen 8000ブランドを冠して発売されると噂され、一部のモデルは「Zen4+Zen4cコア構成」を採用するとしています。Ryzen 8000GシリーズはDDR5メモリとPCIe Gen 5.0接続をサポートする初のデスクトップAPUラインナップとなります。
既存のデスクトップ向けRyzen Gシリーズ同様、エントリー帯からメインストリーム帯をカバーするCPU/APUとなるでしょう。
さらに言うならば、既にノートPC向けRyzenシリーズで実装されているRDNA3 iGPU(Radeon 780Mや760M)のパフォーマンスがこれらRyzen 8000Gシリーズでどのくらいパフォーマンスを出すのか期待されています。
RDNA3世代iGPU
Radeon 780MはRyzen 9 7940HSとRyzen 7 7840HS、7840Uに搭載され、Ryzen 5 7640HSと7640UはRadeon 760Mと呼ばれるCUs 8品です。それぞれ動作クロックが微妙に違います。
ともあれ、GIGABYTEのBIOSリリースをみると発売が近づいていることは間違いなさそうです。
AMD Ryzen 8000Gシリーズラインナップ
wccftechに記載されているRyzen 8000Gシリーズのラインナップ予想は以下の通りです。
- Ryzen 7 8700G:Zen4 / RDNA3(Phoenix1), 8C16T, Radeon 780M(12CU), TDP 65W
- Ryzen 5 8600G:Zen4 / RDNA3(Phoenix1), 6C12T, Radeon 760M(8CU), TDP 65W
- Ryzen 5 8500G:Zen4 / RDNA3(Phoenix2), 6C12T(Zen4 x2+Zen4c x4), Radeon 740M(4CU), TDP 65W
- Ryzen 3 8300G:Zen4 / RDNA3(Phoenix2), 4C8T(Zen4 x1+Zen4c x3), Radeon 740M(4CU), TDP 65W
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