噂では、AMDは2024年後半に次世代GPUとなるRDNA 4アーキテクチャを実装したGPUを発表し、RDNA 4アーキテクチャGPUを搭載した「Radeon RX 8000」シリーズを発売するとされています。最初は現行ハイエンドのRadeon RX 7900 XTX並みの性能を達成するミッドレンジモデルからリリースされるらしい、というのが現時点の情報です。
※リーク情報のため不確かな情報も含まれる場合があります
RDNA 4(Radeon RX 8000シリーズ)
RDNA 4アーキテクチャGPUを搭載したRadeon RX 8000シリーズは、ミドルレンジのモデルから展開するというのがもっぱらの噂ですが、もしかしたらハイエンドモデルは展開しないかも?という話もあったりします。この噂が本当ならば、ハイエンド市場はいずれ登場するNVIDIAの次世代GPU「GeForce RTX 5090」や「GeForce RTX 5080」だけに委ねられるかもしれません。
Linux用Radeonドライバ
Linuxに特化したPhoronixの記事によると、AMD GPU Linuxカーネル・グラフィックス・ドライバ内で「更新されたIP(知的財産)blocks」を発見し、そのブロックはRDNA 4のためであろう、と述べられています。この新しいブロックは、RDNA 3最適化からRDNA 4への対応に移行しているとも。
※Linuxのドライバはオープンソースであるため知財のブロックをしている
この新しいパッチ/アップデートにより、ATHUB 4.1、LSDMA 7.0、IH 7.0、HDP 7.0が有効になります。
ATHUB 4.1はクロックゲーティング/パワーマネージメント機能に、LSDMA 7.0はGPU上の汎用システムDMA(SDMA)用のLight SDMA用の最新IPに、IH 7.0はGPU上の割り込みハンドラーに、HDP 7.0はCPUがPCI BAR経由でGPUデバイスメモリにアクセスするためのホストデータパスサポートに必要です。コードの変更に関しては自動生成されたヘッダーファイルが大きな部分を占めています。
AMD Posts Linux Graphics Driver Patches For New IP Blocks - Presumably For RDNA4 - Phoronix
これらのアップデートは、2024年後半にリリースされる予定のLinux 6.9に含まれる可能性があり、これらの情報を総合するとRDNA 4アーキテクチャGPUを搭載したRadeon RX 8000シリーズが今年中にリリースされる予定であることを示しています。