もうすぐリリースされると噂される「AMD Ryzen 7 8700G」のベンチマークがリークされています。このCPU(APU)が属するRyzen 8000GシリーズはノートPC向けRyzen「Phoenix」のデスクトップPC版といったニュアンスのCPUです。
※リーク情報のため不確かな情報も含まれる場合があります
AMD Ryzen 7 8700G
Ryzen 7 8700Gは、12CUsのRDNA 3アーキテクチャiGPU「Radeon 780M」を統合するRyzen 8000Gシリーズのフラッグシップモデルで、8C16T、最大5.1GHzのブーストクロックを備えていると予想されています。
Socket AM5マザーボード
Ryzen 8000Gシリーズはデスクトップ向けCPUのため、デスクトップPC向け「Ryzen 7000」シリーズと同じSocket AM5プラットフォームを利用します。そのため、DDR5メモリやPCIe 5.0ストレージといった最新の高速規格と組み合わせることが可能でしょう。また、Socket AM5用のDDR5アップデートを使用することも可能で、64GBモジュールを最大256GBまで積むこともできます。
NPU
マザーボード等のプラットフォーム以外にRyzen 7 8700GとRyzen 9 7940HSの大きな違いといえば、AI向けにアップグレードされたNPUです。
Geekbench ML ScoreのONNX DirectMLテスト結果のスコア5,255は、Ryzen 9 7940HSよりわずかに良いスコア。「ただしこれは単一のベンチマークであり、ベンチマークソフトがNPUを使用したかどうかはわからない。NPU自体のスペックを比較すると、Ryzen 9 7940HSの10TOPSに対し、Ryzen 7 8700Gは16TOPSを提供しているため、AI性能的には確かなメリットがある」と述べられています。
Intel Core Ultra 155Hをも上回る
この結果は、Ryzen 9 7940HSを上回るだけでなく、同じくAI専用アクセラレータを搭載するIntel Core Ultra 155Hも上回っています。
まとめ
AMD Ryzen 7 8700Gは、好評を得ているノートPC向けRyzen 7000シリーズをデスクトップPC向けにリフレッシュしたモデルという立ち位置でしょうか。Ryzen 8000Gシリーズは2024年の早い段階でのリリースに期待が集まっています。
もしRyzen 8000Gの後継モデルもノートPC向けRyzenリフレッシュ版な流れとなるならば、2024年リリースの「Strix Point」か、2025年にリリースされると噂される「Kraken Point」のデスクトップ版になるのかもしれません。その場合、Zen5アーキテクチャのCPUコアを採用し、iGPUはRDNA 3.5、XDNA2 AIアクセラレータを搭載することになると考えられます。
ラインナップまとめ
Ryzen 7 8700G Ryzen 5 8600GRyzen 5 PRO 8500G
Ryzen 5 8500G
Ryzen 3 8300G
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