海外サイトで指摘されていたASUS ROG Strix RX5700XTとRX5700の冷却システム問題にASUS自身がメスを入れるようです。ASUS公式で無償修理をすることになり、公式アナウンスがでています。
ただし、ここでもCOVID-19(新型コロナウイルス)が暗い影を落としています。
ASUS is remedying that situation with a mounting-screw upgrade for ROG Strix Radeon RX 5700 owners. Starting in March, users can send their cards in and get them fixed for free.
ASUSのリリース
ASUSのお知らせはこちらで、ASUSの言い分(というと語弊があるかもしれませんが)は以下の通りです。
We’d like to address user concerns related to the thermal performance and cooler mounting pressure we use on ROG Strix Radeon RX 5700-series graphics cards. During the design phase, AMD shares documents with our engineers that outline specifications and tolerances to ensure performance and reliability margins are maintained. For the Radeon RX 5700 series of GPUs, AMD recommends the following mounting pressure range for coolers:
ROG Strix Radeon RX5700XTとRX5700は当初AMDのガイドラインに沿って設計された冷却システムを採用していたそうですが、結果、問題が露見。
露見後に適切な対処をし、それ以降はその対処済みのリビジョンを出荷しているそうです。
その対処がなされたロットは、2020年1月以降に出荷されたROG Strix Radeon RX 5700シリーズ全て。
無償修理
2019年中に出荷されたロットは対処がなされていないので、無償修正を行うそうです。
該当ロット番号は上記ASUS公式ページにあります。
対処方法は「クーラーの取り付け圧力を50 ~ 60 PSIに高める新しいネジを採用し、それによって熱伝達が改善した」という内容だそうです。
グローバルサイトでのアナウンス
現状(2020年2月17日)、ASUSの日本公式サイトにはこの情報はありません。
情報的にはグローバルサイトにあるものなので、日本国内で購入した場合、小売店や販売代理店、またはASUS日本支社のアナウンスをお待ちください。
受付と修正は2020年3月から
COVID-19という名前が付いた新型コロナウイルスが影響して、受付自体も2020年3月からになるそう。ただし、状況によっては伸びることも考えられるでしょう。
ASUS warns that the work could be delayed beyond March due to the coronavirus outbreak. COVID-19, as the virus is now officially called, “may affect shipments of necessary components to local ASUS service centers.”
全世界でアウトブレイクしている現状では致し方ないと思われますし、日本国内ユーザーの皆様は日本語でのアナウンスをお待ちください。