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ASUS TUF GamingブランドのRX5600XT「RX5600XT TUF Gaming X3 EVO OC 6GB」レビュー記事内で少しだけ触れたTUF Gaming X3 EVOのRX5700XTとRX5700が正式に発表されています。
製品名はTUF 3 RX5700XT O8G EVO GAMINGとTUF 3 RX5700 O8G EVO GAMINGです。EVO付き新バージョンとEVO無しの旧バージョンの違いはどこでしょうか？
The two cards feature certain design tweaks over the original TUF Gaming RX 5700-series graphics cards that were criticized by tech reviewers for bad cooling performance.
techpowerupの記事では、冷却能力に疑問がついていたEVO無し旧バージョンの冷却システムを見直したのがEVO付き新バージョンとしています。旧バージョンは記事内では「冷却性能が悪いと批判されていた」と明言されています。
旧バージョンの悪い点
主に以下のような理由で悪い、とされていました。
メモリ冷却能力不足
ASUS RX 5700 TUF Gaming X3 OC Edition Review
Additionally, while there is a separate coldplate and thermal pad for the MOSFETs, I found it very surprising that there is no cooling for the VRAM chips at all – instead, the memory has to rely on airflow from the three fans instead of thermal pads and contact with a coldplate. This is certainly a strange move from ASUS – these Micron chips are rated at up to 95C so this is certainly something to look at later on.
KitGuruのこのレビューはRX5700のTUF Gaming旧バージョンです。
グラボのヒートシンクは、熱源であるGPU本体と周囲のメモリ、MOSFETを冷却するため接触させることが一般的というか必須です。しかしTUF Gaming旧バージョンのヒートシンクはメモリに触れていない（！）設計でした。そのため、ファンのエアフローだけに依存しメモリ温度は非常に高くなる、というものでした。
ブランドネームであるタフさとは離れてしまった製品になってしまっていたのが旧バージョンです。
EVO（新バージョン）は冷却システム全面見直し
旧バージョンとは異なるヒートシンクを採用し熱源との接触を改善。さらに、ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMINGやROG-STRIX-RX5700-O8G-GAMINGにも採用されている「Axial-Techファン」の仕組みを採用しています。
クロック等は旧バージョンと変わらないので純粋に冷却機構アップグレード版ですが、グラボ的には新製品と言っても過言ではありません。
国内発売は未定？
2020年2月4日現在、日本リージョンのASUS公式サイトには製品情報ページが未だありません。
リリースから少し経っているRX5700XTとRX5700の価格はそれなりにこなれていますから、これから新製品価格はちょっと厳しいでしょう。
公式サイト
TUF 3-RX5700XT-O8G-EVO-GAMING | Graphics Cards | ASUS Global
TUF 3-RX5700-O8G-EVO-GAMING | Graphics Cards | ASUS Global
