2023年12月に発表されたAMDのノートPC向けRyzen 8000「Hawk Point」シリーズを搭載したミニPCがASRockの公式サイトに早速掲載されています。
AMDノートPC向けRyzen 8000搭載ミニPC
コードネーム「Hawk Point」と呼ばれるノートPC向けRyzen 8000シリーズは、基本的に前世代の「Phoenix」と同じスペックですが、XDNAベースのニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)がPhoenixよりも60%高速であるという点が異なるCPU / APUです。
Zen4コアとRDNA3 iGPUを組み合わせたこれらは、最近特にゲーム機を模したハンドヘルドPCで非常に人気がありますが、「ハンドヘルドPC系デバイスが実際にサポートする電力設定よりも高い場合に最高の性能を発揮する」ため「ミニPCサイズのほうが適している」とHotHardwareは同記事で述べています。前世代と基本は同じスペックとはいえ、基本性能はそもそも高いCPU / APUのためため、Hawk Point搭載のミニ PCは歓迎すべき製品ではないでしょうか。
仕様
ASRockはすでにPhoenixベースのミニPCを販売していますが、単に搭載CPU / APUを変更しただけではなく、筐体とストレージ周りの仕様を変更しています。CPU / APUは2種類から選べます。
CPU
ストレージ
Hawk Point搭載ミニPC
Phoenix搭載ミニPC
- 1 x M.2 (Key M, 2242/2260/2280) with PCIe Gen4 x4 for SSD *M.2 Key M 2280(Supported by bracket)
- 1 x SATA3.0 (6.0 Gb/s)
CPU / APUどちらを選択しても、2基のDDR5 SO-DIMMスロット、M-key M.2スロット2つ、ワイヤレスアダプタ用の追加E-keyスロットがあります。外部I/Oは、2つのRJ-45イーサネット接続(うち1つは2.5 GbE対応)、デュアルHDMI 1.4b接続、DisplayPortモード付きデュアルUSB4ポート、さらに3つのUSB Type-Aポートが含まれます。
Hawk PointのiGPUはHDMIとDisplayPort両方で同時出力でき、クアッドディスプレイに対応します。
※日本国内で販売されるモデルは2種類とは限りません。また、販売されるかどうかは本稿執筆時点では判明していません。公式発表をお待ちください。
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