帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報

AMD好きによる自作PCパーツ, 自作PC向けのテック系記事サイト。主に海外サイトのリーク情報やベンチ記事を翻訳、解説します。CPUやマザボ, グラボの最新情報が強いはず。AMD情報多めです

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

リファレンス基準のRadeon RX Vega Nano MODグラボ /wccftech【AMD】

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります

f:id:tatatatatax:20200128211250j:plain

画像は筆者所有のSapphire R9 Nano

RadeonのNanoと呼ばれるショート基盤のグラボは、R9 Nanoに始まります。R9 Nanoは、2015年Q3リリースのグラボで、初値実売10万円超えのハイエンドグラボでした。

画像のようなMini-ITXサイズ(おおよそ153mm程度)のショートサイズにハイエンドGPUを収められることができた理由は、メモリにHBMを採用しているからです。

AMDのみならずNVIDIAのグラボでも採用されるGDDRはメモリ容量を増やせば増やすほど実装にスペースが必要となりカード長が長大になりがちです。

HBMはメモリを縦に積むので実装スペースが少なくても大容量メモリが搭載できるという特徴があります。

幻だったVega Nano

R9 Nanoの次の世代にあたるVega世代でもNanoが用意されていましたが、実現はされていませんでした。リファレンスモデルがあったらしいのですが実際は動作しなかったとか。

幻のVega Nanoを作っちゃいましたよ、という記事があがっていましたので紹介します。

Modder Brings Radeon RX Vega Nano To Life 3 Years After Its Unveiling - An Elegant Graphics Cards For SFF PC Gaming Powerhouses

wccftech.com

www.youtube.com

Radeon RX Vegaシリーズ

VegaにはRX Vega 64とRX Vega 56という2モデルが存在し、R9 nano世代(Fiji)のHBM1からHBM2へ変更されています。

RX Vega 64は性能の割に消費電力が高いことがネックとなり、ハイエンドグラボとして存在感を示せませんでした。

RX Vega 56は比較的バランスが良い方でしたが、当時の対抗GPUに対して明確な競争力は示すことはできませんでした。

消費電力は懸念材料ながら,GTX 1070の対抗馬として面白いRX Vega 56

www.4gamer.net

 

ショート基盤RX Vega 56

そんな残念だったVega世代ですが、HBM2メモリの実装方法を生かしてショート基盤のグラボがちらほらあったことは事実です。

AXRX VEGA 56 NANO 8GBHBM2

まずはPowerColorのショートサイズグラボから。ショート基盤ですがAMDリファレンス準拠のつくりではなく、オリジナルのデザインです。

www.gdm.or.jp

本モデルは、パソコン工房などを運営するユニットコム系列のBTOパソコンに搭載され売っていたことがあります。リテール市場には流れていませんでした。

「Radeon RX Vega 56 Nano」を採用するコンパクトなゲーマー向けPCがLEVEL∞から - 4Gamer.net

SAPPHIRE PULSE Radeon RX VEGA56 8GB HBM2

次は「実はショート基盤」のSAPPHIRE PULSE Radeon RX VEGA56 8GB HBM2です。サファイア公式ページの画像を見てもらうとわかるのですが、見事にショート基盤です。

www.sapphiretech.com

f:id:tatatatatax:20200128213947p:plain

ですが、Vegaシリーズでの懸念材料だった消費電力の高さからカード長の2倍にもなるヒートシンクと2連ファンで冷却しています。

f:id:tatatatatax:20200128214158p:plain

意外といいぞR9 Nano

筆者はRX470の後にR9 Nanoを中古で購入し一時期利用していました。購入時は大体、3万円前後でした。現在は眠っていますが......。

RX470からみると一世代前でしたが性能さは2ランク程上でした。小さいサイズでかなり高性能、消費電力の低さは当時のAMD GPU(RX470, RX480, RX570, RX580あたりがメインの頃)の中では特筆されるべきものでした。

あえて「R9 NANO」という選択肢。 そのOC性能と「RX480、RX580」「GTX1060」との比較

https://androgamer.net/2017/04/16/post-4352/

Nanoシリーズの復活を望みたい

Navi2(RDNA2)世代ではNanoシリーズの復活を、と思うのですが、既定路線はGDDRメモリ採用。筆者個人的にはHBM採用のNanoを妄想したいですね......。

HBMメモリは次世代ゲーム機次第?

PS5やXbox Series XがHBM採用なら普及も早くなりメモリ価格もぐっと下がると思います。

そもそもGDDRよりHBMは高いので、実売2万円~3万円のボリュームゾーンのグラボに採用するのが難しいと思われます。

Nano復活まで既存のショートサイズRX5700やRX5500XTを眺めておきましょうか。

PowerColor RX5700 ショートサイズ

公式サイト

RX5700 ITX 8GB GDDR6|PowerColor|株式会社aiuto PCパーツ・周辺機器 総合代理店

※日本市場限定・アユート専売製品

Powercolor RX5700搭載ショート基板ITXグラフィックボード [AXRX 5700 ITX 8GBD6-2DH]

PowerColor RX5500XT ショートサイズ

公式サイト

RX5500XT 4GB GDDR6|PowerColor|株式会社aiuto PCパーツ・周辺機器 総合代理店

Powercolor RX5500XT搭載グラフィックカード [AXRX 5500XT 4GBD6-DH]

 

ショートサイズグラボ関連情報

AMD RX5700, RX5500XT ショートサイズ

NVIDIA RTX2070 ショートサイズ

NVIDIA RTX2060 ショートサイズ

ガイド記事

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。またはプロモーション記事が含まれている場合があります
Copyright © 2020-2023 帯域幅256ビット|AMD好きの自作PC速報 All rights reserved.