Navi(RDNAアーキテクチャ)のミドルレンジRX5500XTとミドルハイRX5600XTのグラボレビューをまとめてみます。
発売直後に何点か記事にしましたが、それ以外のグラボ含めたレビューの紹介がメインです。
まずRX5500XTから。
Radeon RX5500XT
日本市場では売っていないモデルですが、ASRock RX5500XT Phantom Gamingの8GBバージョンを最初に見てみます。
ASRock Radeon RX5500XT Phantom Gaming
注目はUnreal Engine 4でDX11ベンチのBorderland 3。基本的にはNVIDIAのGPUが有利なので、RX5500XT主戦場である1080pにおいてはGTX1650Superの後塵を拝しています。
また、GTX1650SuperとGTX1660の差にも注目です。
Borderland 3 1080p
Borderland 3 1440p
RX5500XTの4GBと8GBを比べると、1080pではほぼ差はありませんが1440pでは明確な差がついています。
また、1440pにおけるGTX1650Superのスコアが低い点は気になります。
グラフィック設定が高く描画処理が高負荷の場合、VRAMが多い8GBモデルに有利な条件だと思われます。
MSI Radeon RX5500XT Gaming X
こちらも日本市場では発売していないMSIのグラボ、RX5500XT Gaming Xのベンチレビューです。
Final Fantasy XV(1080p)
GPUのみならず、システム全体の高負荷テストが行なえるFF15ベンチ結果です。NVIDIA GPUが有利なベンチなのでそのような結果に。
また、ミドルレンジのRX5500XTには荷が重い様子が伺えます。
The Division(1080p)
The Divisionの1080pでは60fpsを超えています。
Radeon RX5600XT
次はRX5600XT。以前他のレビュー載せているPowerColor RX5600XT Red Devilから。
PowerColor Red Devil RX5600XT
今回紹介するoverclockersclubのレビューでは、ベンチ用にRyzen 7 3800XとX570チップセットマザー(ASUS X570 ROG Crosshair VIII HERO Wi-Fi)を利用しています。PCIe 4.0環境のため、他のベンチのようなPCIe 3.0環境とパフォーマンスはどう違うか見ることができそうです。
比較するグラボは、以下の通り。
- AMD RX 5700XT (REF)
- Gigabyte Gaming RX 570 8GB
- PowerColor R9 390 PCS+
- PowerColor Red Devil RX 5700
- PowerColor Red Devil RX 5600 XT
- PowerColor Red Devil RX VEGA 64
- XFX RX 5700 XT THICC III Ultra
- XFX FatBoy RX 590
- ASRock RX 5500 XT Phanton Gaming
- EVGA GTX 970 SC
- MSI GTX 1060 Armor 3G
- MSI GTX 1060 Gaming X 6G
- MSI GTX 1650 Gaming X 4G
- MSI RTX 2060 Gaming Z
- NVIDIA RTX 2060 SUPER FE
- NVIDIA RTX 2070 SUPER FE
- NVIDIA RTX 2080 SUPER FE
- Pailt GTX 1660 SUPER
RX5600XTに加えてRX5500XTもリストにありますので、NVIDIA GeForce GTX1650Superが無いのは残念。
3DMark Time Spy
3DMark Time Spy Extreme
3DMark Firestrike Ultra
CoD:MW 1080p
CoD:MW 1440p
The Division 2 1080p
The Division 2 1440p
Borderlands 3 1080p
Borderlands 3 1440p
筆者的に注目したPCIe 4.0環境ですが、目に見えて何か変わるものではないのかも?というグラフでした。PowerColor RX5600XT Red Devilのデータより、3DMark Firestrike Ultra、CoD:MW 1080pのRX5500XTのデータに注目せざるを得ません。
XFX RX5600XT THICC III Ultra
XFXのRX5600XT、RX5600XT THICC III Ultraのレビューでは、FortniteとAPEX Legendsのfpsグラフがありますので紹介します。
Fortnite 1080p
設定はEPIC。NVIDIA GeForce GTX1660Ti以上と以下で壁があります。
AMD GPU的に苦手なUE4ゲームなのでRX5600XTのXFXグラボはRTX2060以下。しかし、数値的にかなり頑張っている気はします。
また、RX5500XTとGTX1660 / GTX1650Superの比較でも接近した数値となっています。
意外とRX580頑張ってますね。
Fortnite 1440p
1440pでもEPIC設定です。
この設定では、RTX2060とRX5600XTの間にかなり開きがあります。
APEX Legends 1080p
APEX Legendsの1080pでは、RX5600XTとRTX2060が頭一つ抜けているところが注目です。RX5500XTはRX580に負けてしまっています。
APEX Legends 1440p
1440pの場合もRX5600XTとRTX2060が抜けていますが、その下ランクになるGTX1660Ti、GTX1660Super辺りとの差は、1080pとは違って大きくなっています。