Xbox Series Xの「12TFLOPS」という数値がだいぶ話題になっていますが、プレイステーション5にも話題が波及して「プレイステーション5ヤバイんじゃね?」という話題もあるようです。
The final design and price of the PS5 are going to be more important to many customers than the odd TFLOP here or there.
ゲームをコンソール機でプレイするユーザーにとっては、ハードウェアの数値より「手頃な価格」や「下位互換性」、それに「ゲーム体験」のほうが重要、という理屈は筋が通っていると思います。
12TFLOPSという専門用語がどこまでコンソール機ユーザーに訴求するのかわかりませんが、単純にXbox Series Xのスペックが強力であることには間違いありません。
ISFEとIpsos MoriのGameTrack消費者調査では,高速なロード時間の需要がグラフィックスの向上に次いでいることが分かった。 VRとハンドヘルドモードはそれほど重要ではない。
Xbox One Xからパフォーマンス2倍
スペック的な話をすると「The GPU of the Xbox Series X offers twice the performance of the Xbox One X and no less than eight times as much as 2013’s Xbox One.」というところが重要かもしれません。
Xbox One Xは以下のスペックとされています。
AMD Jaguar Evolved APU 8コア、2.3GHz
AMD GCNアーキテクチャベース、40個の演算ユニット(計2560コア)
GDDR5メモリ12GB、帯域幅326GB/s
なにをもって2倍なのかはわかりませんが、Xbox One XのGPUは1172 MHzで6TFLOPS程度の性能です。「Xbox One Xではどの程度のパフォーマンスなのか」という部分が、Xbox Series XのGPUの規模を想像するのに良いベンチマークだと思います。
プレイステーション5は?
プレイステーション5は、9 TFLOPSから14 TFLOPSにまで複数の数値が飛び交っていますが、この数値の幅は、何もわからない、ということとイコールです。
筆者はXbox Series Xと同等だと思いますが、notebookcheckの記事では「最終的な数値はXbox Series Xの数値より、わずかに少なくなる可能性が高くなる」と記載されています。
It’s likely the eventual figure will only be slightly less than that of the Xbox Series X, and many of the features Spencer mentions will also appear with the Sony rival.
PS5 in trouble? 12 teraflops of GPU power confirmed for the Xbox Series X - NotebookCheck.net News
自作PCユーザーならご存じの通り、こういったスペックは(ある程度)筐体に依存するので、プレイステーション5の最終的な筐体デザインによってどのくらいの規模かわかるのではないでしょうか?