Lenovoは、Intel第13世代CoreシリーズもしくはAMD Ryzen7000シリーズどちらかを選べるノートPC「ThinkPad T14s Gen 4」をリリース。Intel第13世代Coreシリーズは、AMD Ryzen7000シリーズと比べてシングルコア性能では勝っているという記事を紹介いたします。
AMD Ryzen搭載モデルのほうが総合的に満足度高い
Lenovoが展開するノートPCモデルの多くは、同型ボディにIntel CPUもしくはAMD CPUが選べるようになっています。
notebookcheckの同記事では「AMDを搭載したモデルの方が持続的な負荷に対するパフォーマンスが高く、バッテリー駆動時間やファンノイズが小さいことが多い」とし、さらに「Intelを搭載したモデルにはThunderbolt™ 4が搭載されていますが、(現在ではほとんどの)AMD搭載モデルはUSB4を搭載」している現状を指摘。
Thunderbolt™ 4だけが理由でないのは実際のところですが、Intel搭載モデル自体は残っています。しかし現在のRaptor LakeはCPU効率的には不利であることは否めません。
In the last years, our recommendations shifted in the direction of AMD, because the AMD based models showed a better performance under sustained load - often combined with better battery life and a lower fan noise. The Intel models had Thunderbolt, but now most AMD models have rectified this with the USB4 standard.
AMD Ryzenより優れている点が1つある
「それでもAMDより優れている点が1つある」のがシングルコア性能だ、というのがnotebookcheck同記事の主旨となります。
Thus, the Intel CPU itself remains. The current Raptor Lake chips are not very efficient, but they still have one advantage over AMD: The better single core performance.
先にベンチマーク等含む包括レビューを行った記事を参照しつつ、以下の結果からシングルコア性能の高さを示しています。
- すべてのコアを使用した場合、Ryzen 7040Uを搭載したHP EliteBook 845 G10はCinebench R23でおよそ21%速く、持続的な負荷では50%速い
- コアが1つしか使われていない場合は状況は逆転し、Intel ThinkPadはAMD EliteBookより17%速い
ThinkPad T14sでのCPU違い比較ではないことは留意しつつ、シングルコアの性能が高いというある種Intel CPUの伝統は未だ生きているのだと感じます。
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