Intelの第10世代デスクトップ向けCore i シリーズのチップセット「Z490」は2020年5月にアナウンスがあるだろう、という記事を紹介します。
wccftechの記事では、5月にアナウンスされるのはプレスリリース的な情報だけ。各社マザーボード実機が披露される等のことはないでしょう、としています。
Exclusive: Intel Z490 motherboards for 10th Generation Comet Lake S (14nm) will feature improved VRMs, will be announced by May
Z490はちょっとだけ高価に
Z490マザーボードでは、前世代よりVRMを強化改良される予定で、3%程高価になるだろう、としています。
Comet Lake-Sでわかっていること
デスクトップ版の第10世代Core i シリーズは10nmのIce Lakeではなく、14nm+++のComet Lake-Sです。以下が現状、判明しているComet Lake-Sの概要です。
Up To 10 processor cores for enhanced performance
Up To 30 PCH-H High-Speed I/O lanes for port flexibility
Up To 40 PCIe 3.0 Lanes (16 CPU, up to 24 PCH)
Media & Display features for premium 4K content support
Integrated + Discrete Intel Wireless-AC (Wi-Fi/BT CNVi) Support
Intel Wi-Fi 6 (Gig+) Support
Enhanced Core and memory overclock
Integrated USB 3.2 Gen 2x1 (10 Gb/s) support
Intel Rapid Storage Technology (Intel RST)
Programmable (Open FW SDK) Quad-Core Audio DSP
C10 & S0ix Support for Modern Standby
最大10コア、PCIeの帯域は第3世代RyzenのPCIe 4.0ではなく、PCIe 3.0止まり。Wi-Fi6対応という感じ。
辛い第10世代目
10nmはご存じの通り躓いています。PCマーケットの全体における主戦場はノートPCですから、Ice LakeはまずノートPC用のものを……といきたいところですが、それすらままならず、大口の取引先である大手PCメーカーからもIce Lake搭載の新製品が出ていない状況です。
Impressの記事では有名ライターにこのように指摘されていますが、2020年Q3やQ4にIce Lakeが出荷されるようになったらポン付けできるように新設計したのではないでしょうか?と素人考えをしておきたいところです。