ノートPCは狭い筐体の制限があり、デスクトップPCに比べて性能を抑えめにしなければいけませんが、昨今はノートPC向けのCPUやGPUの性能がアップしたのでPCゲーム用途としてもノートPCはアリ。
なによりハイリフレッシュレートのモニターが搭載されるようになり、本当の意味でのゲーミングノートPCになったと思います。
- Lenovo Ideapad Legion Y740-15
- Razer Blade 15
- MSI GS65 Stealth
- Acer Predator Triton 500
- Clevo P960(RTX2070 Max-Q, RTX2060)
- ノートPCを選ぶ意味
- ノートPC関連情報
- ガイド記事
海外サイトのGPU Checkにある「2020 Best Gaming Laptops」にピックアップされているノートPCを見てみようと思います。
2020 Best Gaming Laptops
Lenovo Ideapad Legion Y740-15
最近ゲーミングPCにチカラを入れているLenovoの15インチサイズノートPCです。
ノートPC定番の構成ですが、メモリが最小16GB、モニターはフルHD144Hzというスペックなので、PCゲームを始めたい方にとっての初めの一歩としても、メインマシンとしても最適です。持ち出し用サブマシンとしても良いかもしれません。
公式サイト
Lenovo Legion Y740 | 最新インテル第9世代Coreプロセッサー搭載のハイスペックゲーミングノート | レノボジャパン
Ideapad Legion Y740-15 スペック
CPU: Core™ i7-9750H
チップセット:HM370
メモリー:PC4-21300 DDR4 SDRAM SODIMM
- 81UH0031JE:16GB (8GBx2)
- 81UH0032JE:32GB (16GBx2)
ストレージ:
- 81UH0031JE:512GB (PCIe NVMe/M.2)
- 81UH0032JE:1TB (PCIe NVMe/M.2)
- 共通:1TB (7200rpm)(シリアルATA/2.5インチ)
GPU:
- 81UH0031JE:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2070 with Max-Q Design
- 81UH0032JE:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 with Max-Q Design
モニター:15.6型 FHD IPS液晶 (1920x1080ドット、144Hz、NVIDIA®G-Sync) 、光沢なし
キーボード:英語キーボード、US配列
Razer Blade 15
GPU Checkでは2018年モデル(Core i7-8750H, GTX1060 Max-Q)をピックアップしていますが、本記事では新しいRazer Blade 15を紹介します。
ノートPCとしては世界初の光学式スイッチキーボードを搭載していることが特徴。ベースモデルの本体重量は2.03 ~ 2.10 kg、アドバンスモデルの本体重量は2.07 ~ 2.3 kgと軽量です。なによりかっこいい。
おおまかにベースモデルとアドバンスドモデルにわかれており、アドバンスドモデルは有線LAN(イーサネット)の端子はありません。
公式サイト
Razer Blade 15 スペック
CPU:Core™ i7-9750H
チップセット:HM370
メモリー:DDR4-2667 DDR4 SDRAM SODIMM, 16GB(8GB x 2), 最大 64GB
ストレージ:
GPU:
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2060
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2070 with Max-Q Design
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 with Max-Q Design
モニター:
キーボード:
- Razer Chroma™(シングルゾーンRGB)対応アンチゴースト, 日本語キーボード
- Razer Chroma™(全キー個別)対応, Nキーロールオーバー, 日本語キーボード
- オプティカルキーボード, Razer Chroma™ (全キー個別)対応, Nキーロールオーバー 英語キーボード
MSI GS65 Stealth
GPU CheckではGS63をピックアップしていますが、本記事では新しいGS65 Stealthを紹介します。
Stealthと名前につくモデルは薄型軽量で、GS65 Stealthは1.9KgとゲーミングノートPCとしては非常に軽量です。LAN(イーサネット)はKiller E2500を採用しています。
MSI GS65 Stealth 9SE(GS65-9SE-475JP)
公式サイト
MSI GS65 Stealthスペック
CPU:Core™ i7-8750H
チップセット:HM370
メモリー:16GB(8GB ×2)DDR4(2スロット合計最大32GB)
ストレージ:512GB(M.2 NVMe)
GPU:
- GS65-8SE-255JP:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2060
- GS65-8SF-670JP:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2070 with Max-Q Design
- GS65-8SG-680JP:NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 with Max-Q Design
モニター:15.6インチ, フルHD 144Hz
キーボード:SteelSeries Per-Key RGB テンキーレス日本語キーボード
Acer Predator Triton 500
GPU CheckではPredator Triton 500(PT515-51)のCore i7-8750H, RTX 2060搭載モデルをピックアップしています。
Predator Triton 500は、Core i7-9750H, RTX2070 Max-QもしくはRTX2080 Max-Qを搭載したモデルを国内展開するリリースがありましたのでこちらを中心にご紹介します。最大の特徴は、リフレッシュレート最大300Hzのモニターが搭載できる(※1)こと、LAN(イーサネット)がKiller™ E3000を搭載していること。
Triton 500は,いずれも15.6インチサイズで,公称本体サイズが約358.5(W)×255(D)×17.9(H)mm,公称本体重量が約2.1kgという,ハイエンド市場向けノートPCとしては薄型軽量を実現しているのが特徴だ。1ボタンでCPUとGPUの動作クロックを上げるTurboキーや,システムモニタリングやファンの回転数を設定可能な独自ソフトウェア「PredatorSense」といった機能を備える。
※1:Acer公式サイトには300Hzモニターの記載がありますが、国内のプレスリリースでは144Hzモニターとなっていますので、国内リリースのモデルは144Hzモニターのみになると思われます
公式サイト
Acer Predator Triton 500スペック(※2)
CPU:Core™ i7-9750H
メモリー:DDR4-2666, 32GB(最大?)
ストレージ: 512GB SSD(NVMe PCIe)
GPU:
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2060
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2070 with Max-Q Design
- NVIDIA® GeForce® RTX™ 2080 with Max-Q Design
モニター:15.6インチ, フルHD 144Hz
キーボード:
※2:公式サイトの製品ページにスペックシートがありませんので、公式製品ページに記載されている数値を記載
Clevo P960(RTX2070 Max-Q, RTX2060)
日本のPCショップ系BTOノートPCのOEM / ODM元として有名なClevoの「P960」2種類がGPU Checkでピックアップされています。
P960系列では、RTX2080 Max-QのP960RN、RTX2070 Max-QのP960RF、RTX2060のP960RD、GTX1660TiのP960RCがあり、GPU CheckではRTX2070 Max-QのP960RF、RTX2060のP960RDが取り上げられています。
直で買うこともできますが、本記事ではP960系列に留まらず、日本市場で買える「似たスペックのBTOノートPC」をピックアップしてみようとおもいます。
TSUKUMO
G-GEAR note N1573Kシリーズ N1573K-700/T
N1573K-700/Tは、RTX2060を搭載する15インチクラスのTSUKUMO BTOノートPCです。
CPUはCore™ i7-9750H、16GB PC4-21300(DDR4, 8GBx2)、256GB SSD (M.2規格 /NVMe)、15.6型フルHD, 144Hz, ノングレアIPS方式のモニターという基本スペック。
型番違いのN1573K-720/Tは、NVMe SSDが512GBになったモデルです。
G-GEAR note N1588Jシリーズ N1588J-710/T
N1588J-710/Tは、RTX2070を搭載する15インチクラスのTSUKUMO BTOノートPCです。
CPUはCore™ i7-9750H、16GB PC4-21300(DDR4, 8GBx2)、512GB SSD (M.2規格 /NVMe)、15.6型フルHD, 144Hz, ノングレアIPS方式のモニターという基本スペック。
型番違いのN1588J-700/Tは、ストレージがSATA SSD(240GB)と2.5インチSATA HDD(1TB)に変更されたモデル。N1588J-720/Tは、モニターが4K グレアOLEDパネルに変更されたモデルです。
ノートPCを選ぶ意味
ノートPCは(意外と見逃しがちですが)オールインワンで揃うPCです。
モニターやキーボードを含めて一式が揃う、という意味でもPCゲーム初心者におすすめしたいカテゴリーです。
PCゲームをしたい場合、追加で購入したいデバイスはマウスとマウスパッド、ヘッドフォン(ヘッドセット)くらいでしょうか。キーボードを強くタイプする方は別途購入してもいいと思いますが、MSIはSteelSeriesのキーボードが搭載され、RazerのノートPCは言わずもがな、自社技術がフィードバックされたキーボードが搭載されています。
MSI SteelSeriesキーボード
Per-Key RGB対応SteelSeriesゲーミングキーボード
長時間のハードなゲーミングに耐えられるよう設計されたSteelSeriesゲーミングキーボード採用。専用ソフトウェアによるRGBバックライトのコントロールやキーカスタマイズ機能に対応
Razerキーボード
世界初ラップトップ向けオプティカルスイッチキーボード
Razer Blade 15アドバンストモデルに登場
新しいオプティカルキーボードはキーの入力を瞬時に反応し、メカニカル・タクタイルの打鍵感を実現します*。そしてキーごとにRazer Chroma RGBライトニングを設定できます。*新しい Razer オプティカルスイッチキーボードは RTX 2070 搭載の Razer Blade 15 アドバンストモデルのみに装備されます (型番:RZ09-03137E02-R3J1)。
ハイリフレッシュレートモニター
ハイリフレッシュレートのモニターが搭載される理由は「ノートPC用GPUの性能アップ」という側面もありますが、どちらかというと「FPSやTPSのバトルロイヤル系オンラインゲームの流行」が大きいでしょう。そのため144Hzや240Hzのモニターが搭載されているノートPCが増えています。
MMORPGやストラテジーといったジャンルのゲームを遊ぶのであれば、60Hzモニターを選ぶのもありですし、より高解像度(4kなど)のモニターを選んでもいいでしょう。