Core i9-10880H（Comet Lake-H）のGeekbenchスコアがリークされていますが、クロック数値が複数あり、少し怪しいリーク情報かもしれません。
Core i9-10880HはCore i9-9880Hの後継CPUで、仕様の違いは「ブーストクロックのわずかな増加のみ」ですが、Core i9-9880Hと比較してシングルコアで約5％、マルチコアで約7.5％ほどのスコア上昇が見られます。
TUM_APISAK（https://twitter.com/tum_apisak）は、Core i9-10880HのGeekbench 4.3.4リストを発見し、報告しています。
The Intel Comet Lake-H Core i9-10880H has surfaced in Geekbench in two listings with slightly varying boost clocks. The scores indicate that the Core i9-10880H may offer anywhere between a 7.5 to 13% performance improvement over the Core i9-9880H making it on par with a desktop AMD Ryzen 7 3800X.
Core i9-10880Hスペック
Core i9-10880Hは、TDP45Wで8コア16スレッドと予想されているCPUです。
ベースクロックは2.3 GHzであろう、とされています。
ベンチリーク
CPU自体は同一のようですが、ブーストクロックが4.88 GHzのスコアと4.94 GHzのブーストクロックのスコアがあります。
ベースクロックが2.30 GHzで同じです。
Core i9-10880H Geekbench listing - 1. (Source: Geekbench)
ブーストクロック4.88 GHzの数値は、シングルコアで5,847ポイント、マルチコアで31,916ポイント。
Core i9-10880H Geekbench listing - 2. (Source: Geekbench)
ブーストクロック4.94 GHzの数値は、シングルコアで5,865ポイント、マルチコアで31,093ポイント。
注意すべき点
完成されたノートPCで測定されたベンチであれば、ノートPC自体の冷却能力に依存してしまうことは注意が必要です。
冷却次第では最大13％、とnotebookcheckでは記されています。
Ryzen 7 3800Xのスコア上回る
Core i9-10880Hのシングルコアのスコアは、AMD Ryzen 7 3800Xのスコアを上回っていて、Core i7-9700Kに近づいています。
Core i7-9700Kは、SMT（HTT）機能が実装されていないのでマルチコアにおいてはCore i9-10880Hに利点があるでしょう。
デスクトップ向けのComet Lake-Sラインナップはある程度揃っていますが、Comet Lake-Hラインナップに関してはまだ未確定な事のほうが多いです
IntelのノートPC向けCPUは、大手各ベンダーが優先してモデルを用意するでしょうから、出荷体制次第でしょうか？
