Image via AMD
2020年1月現在、AMD Ryzen向けのチップセットラインナップは、ハイエンド向けのX570とメインストリーム向けのB450、機能を絞ったA320が用意されています。
5xx番台は第三世代Ryzen向け、4xx番台は第二世代Ryzen向け、3xx番台は第一世代Ryzen向けに用意されたチップセット群ですが、ソケットAM4のため、BIOS更新で対応しています(※)。本来であれば、第三世代Ryzenデビューと同じタイミングで5xx番台のチップセットもリリースできていればいいと思いますが、現在はX570のみです。
※対応非対応はマザーボード各社に委ねられています
B550とA520
AMDは、メインストリーム向けのB550と機能制限版のA520を準備しているようですが、開発製造を請け負うASMediaにおいて苦労していることが漏れ伝わっています。
受託しているのがASMediaというのを恥ずかしながら本記事によって知りました。なるほどなぁ……と勘繰れて楽しいです。
B550とA520のPCIe 4.0対応
第三世代Ryzenの大きな目玉の一つは、PCIe 4.0に対応していることです。X570は対応していますが、B550とA520はどうやら非対応におちつきそうです。
X570のマザーボード全てにチップセットファンがついていることから、PCIe 4.0含む機能拡張で消費電力が大きくなっているのは容易に予想がつきます。
B550やA520はスモールフォームファクター向けにも採用されることが多いと思われます。特にPCIe 4.0に関しては、対応機器の関係から主にストレージの高速化に恩恵があります。GPUはRadeon RX 5700 / 5500シリーズのみの対応(今後はRX 5600シリーズも追加)ですので、現状の利用用途を考えるとPCIe 4.0非対応は賢明な判断かもしれません。
B550とA520の登場時期は?
wccftechでは2020年Q1と予想していますので、2月以降情報が出回ることを期待しましょう。