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2019年から苦境に立たされているIntelにとって、是非とも守らねばならない牙城がノートPC用CPUであるはず。しかし2020年当初からAMDによるCES 2020でのモバイルRyzen発表で大ダメージを被ってしまいました。
もはや苦肉の策でもなんでもない気がしますが、モバイル版第10世代Coreシリーズでなんとかしたいはずです……。
そのモバイル版第10世代Coreシリーズのハイエンド、Core i9-10980HKのベンチマークがリークされています。
Intel Core i9-10980HK Flagship & Several Other 10th Gen Mobility CPU Benchmarks Leak Out - 8 Cores & 16 Threads With 5 GHz+ Boost
前世代CPUよりは性能が上がりそう
端的に言うと、前世代の9980HKより15%ほど性能があがっているようです。
17" Gaming laptop. Possibly an i9-10980HK + unknown Nvidia GPU
— _rogame (@_rogame) 2020年1月20日
- Overall score +15% better than both 9980HK + 2070 Notebook & 9980HK + 2080 Max Q combos.
- 14Gbps GDDR6
- 1365MHz boost
- Could be either a 2070 Super Notebook or 2080 Max Q pic.twitter.com/Eqte06LWQv
同記事にはCore i9-10980HKに加えて、Core i7-10750HとCore i5-10300Hのベンチ結果もあります。
Core i7-10750Hは2.60 GHz(ベースクロック)の6コア12スレッド。Geekbench 5のベンチ結果では、シングルコアで1258、マルチコアで6065でした。
前モデルのCore i7-9750Hと比較するとシングルコアが7%向上しマルチコアは5%向上しています。Core i7-10750Hは、Ryzen 7 4800Uよりも3DMarkベンチで最大14.7%優れていると報告されています。
UとH型番を比較するのは……
Ryzen 7 4800Uは15W~25W品であり、Core i7-10750Hは45W品であることを押さえておくべきで、本来であればRyzen 7 4800Hと比較してしかるべきでしょう。
これは公平な比較ではありません。
繰り返しになりますが、Intelにとって、現状最後の砦がノートPC用CPUです。IntelとAMDの新製品がリリースされてからどのような結果になるか生暖かく見守りたいと思います。