Lakefield Core i5-L15G7のGeekbenchスコアがリーク。Snapdragonと戦える? /wccftech【Intel】
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LakefieldアーキテクチャSoCは、ミニPCやノートブックPC向けのAtom系列からさらに高性能化を進めつつ、Atomが存在していたセグメントに浸透してきたARM SoCへのカウンター、という感じのIntel SoCです。
そのLakefieldアーキテクチャSoCのCore i5-L15G7のGeekbenchスコアがリークされています。
When comparing the L15G7 to the Snapdragon 8cx, Qualcomm's flagship chip, both are roughly on par in terms of single-core performance, though, in the multi-core arena, Intel lags behind by a whopping 77%. We'll have to see where Lakefield goes, and if successful, Qualcomm could have some competition on its hands.
Lakefield
ARMアーキテクチャのSnapdragon 8cxといったQualcommのフラグシップARM SoCに対抗するのが、IntelのLakefieldアーキテクチャSoCです。
Lakefieldプロセッサとは、簡単に説明すると第7世代の「Atom」向けアーキテクチャと第10世代Coreシリーズの「Icelake」向けアーキテクチャを組み合わせたCPUです。加えて、内蔵グラフィックスとしてはIcelakeアーキテクチャと同じ「Intel 11世代グラフィックス」が採用されます。
また、これらのコアを組み立てる際に3Dダイスタッキング技術「Foveros」活用します。
Core i5-L15G7
Intelはこういった超低消費電力SoCにもCoreシリーズの名前を使ってくるので正直わかりにくいのですが、Intelの命名方法は昔からわかりにくいので気にしません。
Intel Core i5-L15G7は10nmプロセスルール製造の5コア5スレッド品。ベースクロックは1.4 GHzですが、Geekbenchテスト中の高負荷状態では2.95 GHzをマークしています。
CPU部分は5コア5スレッドという基本偶数のマルチコアのルールからすると珍しい構成を採用しています。これはbablish.comでも解説があるように複数のアーキテクチャコアを組み合わせているためです。5つのコアのうち1つはSunny Coveコア、残りの4つはAtomのバリエーションであるTremontです。
前述したとおり高負荷状態では2.95 GHzをマークしています。TremontコアがSunny Coveコアと比較してより高いクロックが可能かどうかはわかりません。wccftechの記事では「Sunny Coveコアクロックの上昇に関与していると想定できる」と説明しています。
Geekbenchスコア
Geekbenchスコアは、シングルコアが725でマルチコアが1,566でした。
Intel 'Lakefield' Core i5-L15G7 SOC Geekbench Performance Leaked
このCore i5-L15G7のGeekbenchスコアとQualcommのSnapdragon系列SoCと比較してみます。
Qualcomm Snapdragon 835
- シングルコアはCore i5-L15G7が約2倍
- マルチコアはSnapdragon 835と同等
Qualcomm Snapdragon 8cx
- シングルコアほぼ同等
- マルチコアの場合、Core i5-L15G7はSnapdragon 8cxの約77%程度
このスペックが正しいものであれば、QualcommのARM SoCの強力な対抗SoCをIntelは手にすることになるでしょう。